辺野古基地問題を“ネタ”扱い ひろゆき氏には人間の尊厳に対する敬意が感じられない
ひろゆき氏の沖縄辺野古での言動が問題になっている。
発端はAbemaTVのロケで行った基地反対派の座り込み現場で、3011日と書かれた看板の横で、氏が「座り込み抗議が誰もいなかったので、0日にした方がよくない?」と写真付きで揶揄するツイートをしたことだ。
実際の抗議行動は一日3回トラックが土砂を運び込む時だけなのだが、彼は「座り込み」は24時間交代制でいつも誰かがそこにいると思っていて、じゃあ「座り込み」じゃないだろうと指摘したわけだ。
この反対派の抗議行動がベストなやり方かどうかは議論があるだろうが、出来るだけ非暴力的な市民(沖縄の市民とは限らないが)の抗議が8年以上続いていることを、何の下調べもなく、全て無駄であったかのように言うのは、乱暴過ぎるし礼を失しているだろう。
炎上すると辞書の「座り込み」の意味を持ち出し反論するなど、子供じみていて、いったいTVクルーまで連れて、沖縄に何を撮りにきたのかさっぱりわからない。問題提起にすらなっていない(結果的になったという人はいるが、基地問題は炎上させて耳目を集めるような問題ではない)。