高校野球
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120キロ台「速球」で台風の目に 浦和実エース石戸颯汰をプロスカウトはどう見たか
28日の準決勝で智弁和歌山(和歌山)に敗れた浦和実業(埼玉)。初出場ながらベスト4入りを果たした原動力のひとりが、エースの石戸颯汰(3年)だ。 MAXでも130キロそこそこ、常時120キロ台の“速球”ながら、初戦の滋賀学園(...
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健大高崎・石垣元気の「高卒直メジャー」に現実味…手負いの今秋ドラ1候補巡り日米が綱引き
「おいおい、本気で試合で投げるつもりか?」「いくらなんでもムチャだよ!」 甲子園のネット裏で視察していた12球団のスカウトが騒然としたのは、センバツの1回戦が行われた18日のこと。 最速158キロを誇る今秋ドラフト1位...
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「飛ばないバット」を歓迎する声も…今春センバツ出場校の監督&コーチが明かす対策と影響
今年のセンバツは低反発の金属バットが本格的に導入され、ちょうど1年。従来の「飛ぶバット」は打球速度が速く、ケガ人が続出。そのため、「飛ばないバット」になった経緯がある。 導入初年度の昨センバツは、高校野球で金属バットが使われ...
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東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」
24日の2回戦で広島商に敗れたものの、20日に壱岐を破り、2011年以来の甲子園で初戦突破した東洋大姫路。22年3月まで履正社(大阪)を指揮して全国制覇も経験。就任後、初めて母校を甲子園に導いた岡田監督に話を聞いた。 ◇ ...
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早実・和泉実監督が語る進路事情「プロ志向の子が増えて、他の強豪大に進むケースも」
初戦を勝ち抜き、明日25日に聖光学院(福島)と対戦する早実。近年は少子化の影響で選手集めに苦戦する強豪校も少なくないが、早実はどうなのか。名門校を率いて34年目の和泉監督に聞いた。 ◇ ◇ ◇ ──早実はどのよ...
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健大高崎・石垣元気の圧巻投球にスカウトは「危ない」…プロが注目も故障復帰直後で緊張走る
「モノが違う」「いや、危険だよ」 ネット裏のスカウトからは、期待と不安の声が入り乱れた。 センバツ高校野球6日目。2回戦に入った昨23日の敦賀気比(福井)戦で、春連覇を狙う健大高崎(群馬)のエース・石垣元気(3年)が今...
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東海大札幌・遠藤監督に聞く「北海道が強豪校の草刈り場になっているのはなぜですか?」
近年、北海道の中学生たちの県外流出が止まない。大会連覇を狙う健大高崎(群馬)はエースでプロ注目の石垣元気(3年)や、初戦の明徳義塾(高知)戦で10回1失点完投勝利の下重賢慎(3年)ら北海道出身者が4人。2年前のセンバツを制した山梨学...
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浦和実・辻川監督「浦学とは過去通算2勝50敗くらい。昨秋勝てたのは奇跡ですよ」
激戦区を制し、春夏通じて初の甲子園出場を果たしたのが、明日22日出場の浦和実だ。昨秋の県大会は強豪の聖望学園や浦和学院を下して優勝。関東大会は準決勝で横浜(神奈川)に敗れはしたものの、2-3の接戦を演じた。1988年に就任した辻川監...
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東洋大姫路・阪下蓮が1回緊急降板…春の「二枚看板」相次ぐ故障に12球団スカウト悲鳴
「ヤバそうだな…」 ネット裏のスカウトが思わず天を仰いだ。 20日のセンバツ高校野球。優勝候補の東洋大姫路(兵庫)のエースで、今秋ドラフト候補の最速147キロ右腕・阪下蓮(3年)が初回に23球を投げただけで緊急降板し、...
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西日本短大付・西村監督に聞く「いまどきの高校生をどうやって指導しているのですか?」
20日に登場、大垣日大(岐阜)と対戦する西日本短大付の西村監督は日本ハムの新庄監督の同級生。2003年に監督に就任して、今年で22年になる。今月2日にはセンバツの優勝実績もある龍谷大平安(京都)の原田英彦監督が体罰で退職しているが、...
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敦賀気比・東監督への素朴な疑問「退任表明をしながら撤回したのは、待遇が変わったから?」
19日、第1試合で滋賀短大付(滋賀)と対戦するのが敦賀気比(福井)だ。チームを率いる東哲平監督は2011年に就任。15年春にセンバツ初優勝、21年春から5季連続で甲子園出場の実績もある。しかし、23年夏の県大会準々決勝で敗れた直後、...
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巨人・石川達也の大躍進で「横浜高校ブランド」再認識…来秋ドラ1は「150キロ右腕・織田翔希で決まり」の声まで
まるで魔球である。 16日のカブス戦の七回、巨人2番手の左腕・石川達也(26)が、鈴木誠也から伝家の宝刀チェンジアップで空振り三振を奪った。「自信がついた」とメジャー通算150発のハップ、2023年の打点王タッカー、鈴木と並...
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健大高崎・青柳監督が今大会No.1右腕を語る「日本の球団の評価が低ければ、米国へ行ってもいい」
18日は大会連覇を狙う健大高崎(群馬)が登場、明徳義塾(高知)と対戦する。エースの石垣元気(3年)は高校生ナンバーワン右腕と評判。直球はMAX158キロで、今やメジャースカウトも注目する。青柳博文監督と石垣本人に話を聞いた。 ...
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「7回制」だけは絶対にやめてほしい。高校野球が「最初で最後の9回制」になる選手が大半なのに
先日、耳を疑うようなニュースが飛び込んできました。日本高野連が今秋の滋賀国民スポーツ大会の高校野球で、7回制を導入することを決めたのです。ここ数年で球数制限やタイブレーク制、クーリングタイムなど、さまざまな新ルールが導入されてきまし...
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【春のセンバツ】1回戦の勝敗完全予想…大会屈指の好カード「健大高崎VS明徳義塾」は?
第97回選抜高校野球大会(18日~甲子園)の組み合わせが決まった。昨秋の明治神宮大会を制し、優勝候補に挙げられる横浜は市和歌山と対戦。最速158キロ右腕の石垣元気(3年)を擁し、センバツ連覇を狙う健大高崎は明徳義塾と激突する。1回戦...
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【画像あり】センバツ組み合わせ決定!21世紀枠の壱岐は優勝候補・東海大姫路と激突
第97回選抜高校野球大会(18日開幕=甲子園)の組み合わせ抽選会が7日午前、大阪市内で行われ、初戦カードが決まった。 昨秋の明治神宮大会覇者で優勝候補の横浜(神奈川)は2日目の第2試合で市和歌山(和歌山)と対戦する。 ...
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今秋ドラフトの目玉「最速158キロ」高校生右腕にも忍び寄るメジャーの魔の手
「我々にとっては本当の意味で脅威になった。気が気じゃないですよ」 とは、在京セ球団のスカウトだ。3月18日に開幕するセンバツ甲子園で連覇を狙う健大高崎(群馬)のエース・石垣元気(2年)について、 「最速158キロを誇る今...
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昭和の負の遺産「体罰」を考える 「やったら一発アウト。即座に指導者を辞めるべき」
令和の時代に残る「昭和の負の遺産」のひとつに、体罰が挙げられます。 先日、関西の甲子園経験のある強豪校のベテラン監督が、部員への体罰を理由に謹慎処分を受けたと報じられ、世間に大きな衝撃を与えました。私は完全な部外者なので、こ...
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春合宿はデメリットの方が大きいと感じる理由...だからセンバツ出場時もしなかった
春のセンバツに21世紀枠で初出場する壱岐(長崎)に対し、早くも1000万円超の寄付金が集まっているそうです。ふるさと納税を活用し、全国からお金が寄せられているとの報道がありました。島の内外からの期待を背負い、大舞台での活躍が注目され...
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3年生の巣立ちを目前に込み上げてきた嬉しさと寂しさ、実感した専大松戸の「チームの色」
年が明けたと思えば、あっという間に1月が過ぎ、早くも2月に突入しました。3年生の卒業も、もう目前です。 専大松戸の野球部は1学年約15人。卒業後も野球を続けるのは例年半数ほどです。2年時に春のセンバツ、夏の甲子園に出場した最...
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どこよりも早いセンバツ予想! 日刊ゲンダイと専門家が占う優勝候補、ダークホース、大穴
24日、第97回センバツ高校野球の出場32校が決まった。大阪勢の出場がないのは、1927年の第4回大会以来98年ぶりとなったが、昨秋の明治神宮大会を制した横浜(神奈川)や同準優勝の広島商(広島)、4強の東洋大姫路(兵庫)と敦賀気比(...
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選手を長く休ませるのは勇気が要ったが…年末年始休暇を10日間も取ったワケ
あけましておめでとうございます。 専大松戸は昨秋の千葉大会準決勝で敗れ、今春のセンバツ出場切符に手が届きませんでした。その分、夏の本番に照準を合わせて牙を研いでいる最中です。 高校生の成長速度はまさに雨後のタケノコ。...
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毎日新聞が将棋「王将戦」主催から撤退の衝撃…高校野球ファンは早くも“飛び火”を懸念
驚きの声を上げたのは将棋ファンにとどまらないのではないか。 7日、日本将棋連盟が8タイトル戦のひとつである「王将戦」について、今月から始まる第75期から連盟の単独主催に変更すると発表したからだ。 「王将戦」は毎日新聞...
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東海大相模・金本貫汰 大学生投手を相手に低反発バットで特大弾を放ったパンチ力
打球音が響いたその瞬間、高校生、大学生ともに目を見開き、間を置かずに歓声が響いた。 昨年の夏、その光景を見た東海大相模の関係者が言う。 「夏の甲子園に出場する東海大相模のために、東海大が1.2年生中心のメンバーで練習試...
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健大高崎・石垣元気 最速158キロ!北海道の登別から野球留学を経て大進化
北海道の登別から健大高崎の門をたたいた。 洞爺湖シニア2年時に北海道選抜の一員として沖縄で行われた大会に出場。偶然、沖縄キャンプ中だった健大高崎の赤堀コーチ(現・磐田東監督)と青柳監督の目に留まった。北海道から群馬への野球留...
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大阪桐蔭・森陽樹 190cmから投げ下ろす角度を武器に「勝てる投手」へ
190センチの長身から投げ下ろす最速151キロの直球が武器である。宮崎・聖心ウルスラ学園聡明中時代に軟式球で143キロをマーク。全国の強豪校から誘われ、鳴り物入りで入学した直後から「次代の怪物候補」として注目を集めてきた。 ...
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《最終回》80歳になっても「こんなプレーは教わっていない」と言わせない野球を伝えたい
「鬼の遺言」の第1回は2011年7月5日付だった。そこから「続」「新」「鬼の視点」を経て、現在は「鬼の秘伝書」に名前を変え、隔週掲載になり、通算13年半。そんな長期にわたって続いてきた連載も、ついに今回で最終回を迎える。 長い...
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花巻東の“全国戦略”に日本中の強豪校が震撼!恐るべし大谷翔平&菊池雄星ブランド
「花巻東が関西の有望中学生まで取ろうっていうんだから参りますよ」 全国制覇の経験がある関西の某野球強豪校の監督がこう嘆く。 「花巻東は今年『50-50』を達成してメジャーリーグを席巻したドジャース・大谷翔平の母校ですから...
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今夏の甲子園出場校で大会前に部内窃盗事件が発覚…予想外の序盤敗退は「ルパン」のせいか
今夏の甲子園では、今年から導入された低反発バットが大会の勢力図を大きく塗り替えた。強豪校が次々と波乱の渦にのみ込まれ、大会序盤で姿を消したことは記憶に新しい。 ある強豪校の“予想外”の序盤敗退は、低反発バットだけに起因するも...
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賛否両論!春のセンバツ「21世紀枠」に思うこと…来春は“快進撃”に密かに期待をしています
先日、来春のセンバツの21世紀枠候補校9校が発表されました。 どこも魅力的な学校ですが、その中でも壱岐(長崎)は部員21人全員が壱岐島出身ということもあり、話題をさらっています。 さて、この「21世紀枠」ですが……。...