プロ雀士“役満ボディー”岡田紗佳さん「麻雀でも藤井聡太さんのような存在が出てほしい」
世界大会にはルールの統一が必要
私のやりたいことは自分のプロとしての成果よりも、麻雀そのものが世界的に普及し、大きな世界大会が実施されることです。それと幅広い層への普及。麻雀をやる方はまだ30代以上が多いのですが、10代の若者や10歳以下の子供も参加できてプロになれるようになってほしい。将棋のように藤井聡太さんのような存在が出てこられる環境づくりの力になりたい。
将棋だと子供とベテランが対局しますよね。子供からおじいちゃんまで一緒にやれる場がたくさんある。麻雀をやる子供が増えて、子供の麻雀教室もありますが、まだギャンブルのイメージがついているのか、子供が対局できる場所が少ない。麻雀アプリははやってきましたが、やはり対面して打つのが楽しいですから、子供も一緒に楽しめる場をつくれたらいいと思います。
「ルールを全部覚えてないと参加できないんじゃないか」と思う方も多く、まだハードルが高いですが、初心者も気軽に参加できる環境ももっとつくりたい。子供に教えたりもしたいです。
そのために私も積極的に麻雀の楽しさをアピールしたい。麻雀が世界的になるためにもMリーグで頑張りたいです。芸能のお仕事も自分が露出することにより麻雀について知ってもらえたり、Mリーグを知るきっかけになってくれたらいいなと。
私はアプリのネット麻雀をやるのですが、私のファンの方も対局にきてくれて麻雀を好きになってくれたりします。逆に私をまったく知らずに対局して、プロ雀士の私を知ってMリーグを見てくださるのもうれしい。こうして少しでも普及できていけばと。
麻雀は世界大会も開催されてはいます。さらに大きな大会になるにはルールの統一が必要かもしれません。国によりルールが違うし、中国だと地域により違います。ベースのルールの作成は必要かもしれません。そしていつか世界大会が行われ、大々的に放送される日を、死ぬまでに実現してほしいんです。
個人的な夢は猫が大好きなのに猫アレルギーで飼えないので、猫アレルギー用の完璧な薬を開発してほしい。猫好きで猫アレルギーの女性は大勢いますから、需要は高いと思います! 死ぬまでに猫とふれ合うのもいつか実現したい夢です。
(聞き手=松野大介)
▽岡田紗佳(おかだ・さやか) 1994年2月19日、東京都出身。モデルデビュー後、グラビアやバラエティーでも活躍。2017年に日本プロ麻雀連盟所属の女流プロ雀士に。麻雀番組に多数出演中。MリーグではKADOKAWAサクラナイツ所属。