当たり止まったベイ筒香に「松井氏の言葉思い出せ」と評論家
「責任感が強い選手。主将で4番の重圧もあると思いますが、ここが踏ん張りどころです」
評論家の野口寿浩氏がDeNAの筒香嘉智(23)についてこう言う。
16日の巨人戦は4タコに終わり、これで最近4試合は17打数2安打。野口氏は筒香の打撃を見て、「開幕カードの巨人戦で打率.462、2本塁打と大当たりしてから厳しく内角を攻められた影響か、かかとに体重がかかって体が開いてフォームが崩れ、ボール球にも手を出すようになっている」と指摘する。
「他球団がDeNAで最も警戒しているのは筒香です。体を開かせよう、フォームを崩そうと、ストライクでもボールでもいいから、とことん内角を攻めて意識させようとしている。裏を返せば、それだけ認められているということ。中心打者としてやっていくためには避けて通れない道です」
野口氏がヤクルト在籍時、当時の野村監督は巨人の4番・松井秀喜に対し、「1打席を捨てるくらいの覚悟で、厳しいところにどんどん投げて意識させろ」と指示を出したという。