羽川豊の視点 Weekly Watch
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米ツアーで生き残るために必要なものは何か…壁に立ち向かうか、諦めるかはその人次第
日米女子ツアーの来季シード選手が決まりました。米ツアーのポイントランクがギリギリ80位だった勝みなみは、前週の試合で78位に上がり3季目に入ります。 吉田優利と稲見萌寧はシード圏外となり、報…
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石川遼の迷いがないゴルフから「御殿場」との相性のよさを感じた...16度目の出場で4度目V
三井住友VISA太平洋マスターズで、石川遼が大会最多の4勝目を挙げました。16度目の出場で4度目の優勝です。会場の「太平洋御殿場」とは、よほど相性がいいのでしょう。 プロ野球の投手でも球場に…
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竹田麗央の米女子ツアー初Vは遠くない。コースごとに異なる芝質に慣れれば十分戦える
竹田麗央(21)が、日米女子ツアー共催のTOTOジャパンクラシックで優勝し、来季から米女子ツアーで戦うことになりました。 竹田の魅力は圧倒的な飛距離です。攻めのゴルフを身上とし、それを象徴し…
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ZOZO終幕も米ツアー国内開催の意義は大きい 選手、ファン、関係者に大きな刺激を与えてきた
2019年から始まった日本開催の米男子プロゴルフ(PGA)ツアー、「ZOZOチャンピオンシップ」が6年契約を終えて幕を閉じました。 第1回大会はT・ウッズが松山英樹を退け優勝。これで大会の知…
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世界最高峰のツアーで結果を残すには技術の向上だけではなく、カラダの勉強も欠かせない
今年も24日から米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉・アコーディア・ゴルフ習志野CC)が開催されます。推薦出場する大西魁斗(26)は今季、米下部ツアーのポイントランキングにより、来季のレギュ…
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今平周吾の日本オープン優勝で「パッティングの極意」とは何かを考えた
今年の日本オープンは見応えがありました。最終日の18番。今平周吾のロングパットは約20メートル。カップの手前には小さなコブがあるスライスラインでした。ギャラリーもテレビを見ているファンも、今平が打つ…
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ゴルファーは「環境」に翻弄され育っていく…米ツアーで成功目指すなら早期挑戦すべき理由
「米国のコースは何が難しいのですか?」 そんなことをよく聞かれます。米国では第1打がフェアウエーを外れるとバンカーや池越えとなるケースが多く、バーディーチャンスにつけることは難しい。もちろんす…
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竹田麗央へ…米挑戦を迷っているなら「前へ出ろ!」 飛距離、ショットの精度は十分対応できる
日本女子オープンに優勝した竹田麗央(21)が、来季の米女子ツアー参戦を懸けた12月の最終予選会出場を示唆しました。本人はまだ決めかねているようですが、飛距離、ショットの精度は十分対応できる力がありま…
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飛ばない古江彩佳の「総合力」…米女子ツアーで日本人初「ベアトロフィー」も視野
総勢9人の日本人選手が参戦した今季の米女子ツアーも終盤に入りました。次戦が終わると中1週でアジアシリーズに入ります。ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)レースで首位に立つ西郷真央はこの位置をキープし…
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ラフ地獄の日本シニアOPで「ゴルフの基本」を痛感…求められる強い体と無駄のないスイング
前週の日本シニアオープンは、約25センチも伸びたラフに参りました。各ホールにはフォアキャディーがいても数メートル先に落ちたボールが見つからない。同組の選手やキャディーが総動員でボールを捜し、そこから…
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技術とメンタルが試される「ナショナルオープン」は見所満載…タフな状況でどれだけスコアをつくれるか
ナショナルオープンの「季節」がやってきました。幕開けの日本シニアオープンは9月12日から千葉CC川間Cで始まります。26日からは茨城の大利根CCで日本女子オープン、10月10日には埼玉の東京GCで日…
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《たった1試合で決めるなんて不公平だ》大会批判したシェフラー自ら「年間王者」を証明した
もっともな言い分です。 米ツアー(PGA)の「年間王者」を決めるプレーオフシリーズ(PS)最終戦のツアー選手権は、ポイントランキング(以下ランキング)1位でスタートしたS・シェフラーが通算3…
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徹底した持ち球で聖地を攻略したL・コの決断力…強風の下をくぐらせるよう低いボールを制御した
今年の全英女子オープンは4日間とも強い風が吹き荒れました。リンクスでは当たり前でも、風速10メートル以上の海風はトッププロでも球のコントロールが難しく、2日目が終わってオーバーパーフィニッシュが続出…
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パリ五輪を経て松山英樹は円熟味を増した 大差リードから窮地、最後は逆転。こんな勝ち方は記憶にない
米ツアーの年間王者を決めるプレーオフシリーズ第1戦「フェデックス・セントジュード選手権」最終日の松山英樹は、2位に5打差の首位からスタート。勝って当然という状況の中、11番まで5打差を守っていました…
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メダルまであと1打…山下美夢有のミスを誘った「五輪の魔物」痛恨だった最終日の9番と16番
パリ五輪の女子ゴルフは松山英樹(32)に続き、山下美夢有(23)も優勝を争いましたが、銅メダルに1打届かず4位に終わりました。 悔やまれるのは首位に3打差で迎えた最終日の9番(パー5)です。…
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ゴルフ銅メダル松山英樹 激アツ大混戦を生んだ「五輪への思い」と「舞台」…金のシェフラーは涙
毎年4大メジャーの賞金が増額され、今年の全米オープンの優勝は430万ドル(1ドル150円換算で約6億4500万円)と破格です。五輪はメダルに対する報奨金を出す国はありますが、大会自体の賞金はありませ…
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パットに悩む西郷真央は「大爆発」をまぐれにしてはいけない。「バニスター効果」で飛躍に期待
パッティングとは悩ましいものです。直径4.25インチ(108ミリ)のカップまでの距離と同時に、傾斜やラインを読み、タッチを合わせる。グリーンの速さは芝質や芝目、天候、時間によっても変わります。その日…
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全英OPで牙をむいた「リンクス」での必須条件…イメージ通りの攻め方がまったく通用しなくなる
ゴルフで最も難しいのは強風下でのプレーです。全英オープンの舞台となるスコットランドのリンクスは特有の重い風が吹き、強さも一定しません。時折、突風となり、スタート時間によって風向きも大きく変わります。…
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エビアン逆転V!古江彩佳の「変えない強み」 どんな状況でもリズム、スイング、表情まで変化なし
鬱憤を晴らす大逆転劇でした。 エビアン選手権最終日。首位に1打差2位タイから最終組でスタートした古江彩佳(24)が、1イーグル、6バーディー、2ボギーの「65」をマークし、通算19アンダーで…
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杉浦悠太はミスしても勝ったが…夏場の難敵「強いラフ」で一度試してもらいたいアプローチがある
10日まで北の大地の網走にいます。東京の灼熱地獄が嘘のようにゴルフ場もとても爽やかです。 前週の日本プロゴルフ選手権は気温35度を超える厳しい暑さの中、杉浦悠太が4日間首位を守る完全優勝で幕…