しずる村上もデビュー 「小説家芸人」急増のウラに出版不況

公開日: 更新日:

 6日、お笑いコンビ「しずる」の村上純(33)が「短編小説集 青春箱」の刊行記念サイン会を開催。今作品が処女作となった村上は、「本当に自分で書きました?」と質問されると「誰が佐村河内(守)だよ! ゴーストじゃないです。これは僕のオリジナルですよ。営業妨害やめてもらえます?」とツッコミ。「僕は欲張りなので何でもしていこうと。今度は長編を書くかもしれないし、漫画を描くかもしれない」と次回作にも意欲を見せた。

 たいそうな自信だが、村上をはじめ、「小説家芸人」が急増中だ。もっとも、作品が映画やドラマになった劇団ひとり(37)、品川ヒロシ(41)など一部の「売れっ子作家」を除けば、その多くが話題にならないまま書店から姿を消す。それでも、なぜ今、小説を書く芸人が増えているのか。

「芸人にとっては、『実は○○』といったギャップのある要素が加わることでブレークするきっかけとなる。小説を出すことで『文才がある』『インテリ』という印象がつき、芸の幅や出演番組も広がる。そこそこ名前のある芸人なら『作家』という肩書がついて損はない」(芸能関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    水原一平様には「ラウンダーズ」を…「勝負を始めて30分でカモを見つけなければ自分がカモになる」

    水原一平様には「ラウンダーズ」を…「勝負を始めて30分でカモを見つけなければ自分がカモになる」

  3. 3
    「嵐」新会社設立で企業はCM契約に虎視眈々も…故ジャニー喜多川氏との“広告料の約束事”はどうなる?

    「嵐」新会社設立で企業はCM契約に虎視眈々も…故ジャニー喜多川氏との“広告料の約束事”はどうなる?

  4. 4
    眞子さんが小室圭さんと手にした“40平米の自由”…ジーンズにTシャツの質素な装いがメインに

    眞子さんが小室圭さんと手にした“40平米の自由”…ジーンズにTシャツの質素な装いがメインに

  5. 5
    変わるグラビア業界の勢力図 老舗の大手事務所は破産、新興勢力が躍進

    変わるグラビア業界の勢力図 老舗の大手事務所は破産、新興勢力が躍進

  1. 6
    村雨辰剛さんが語る愛猫メちゃんとの日々「ともに自立して生きている 距離感が心地よい」

    村雨辰剛さんが語る愛猫メちゃんとの日々「ともに自立して生きている 距離感が心地よい」

  2. 7
    リプトン「イエローラベル」vs日東紅茶「デイリークラブ」 味比べ&意外にもそれぞれ入れ方が違う

    リプトン「イエローラベル」vs日東紅茶「デイリークラブ」 味比べ&意外にもそれぞれ入れ方が違う

  3. 8
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

  4. 9
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較