溝口敦の「斬り込み時評」
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若者は「大麻」、中高年は「覚醒剤」という最近の傾向
「すずめの涙」などのヒット曲で知られる韓国人女性歌手、桂銀淑さん(55)が10日、覚醒剤の使用と詐欺で韓国大法院から上告を棄却され、懲役1年2月、追徴金80万ウォンが確定した。 彼女は9年前、…
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19人刺殺 相模原の大量殺人は後世にどのように伝わるのか
相模原障害者施設殺傷事件は現在、犯人・植松聖が犯行前に歌舞伎町の半グレ集団に属していたとか、学生時代に入れ墨を入れたとか、どこで飲んで、どこの女を呼んだとか、メディアの関心はほとんど枝葉の部分に移っ…
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半グレ集団 オレオレ詐欺と危険ドラッグの次に何をやる?
今年上半期の特殊詐欺被害額は198億円余で、前年同期に比べ約42億円(17.4%)の減と、警察庁が4日、発表した。 筆者は今年5月末、本欄で「オレオレ詐欺につらい最新携帯電話事情」を書き、衰…
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浪川会長に聞いた 6代目と神戸山口組“和解話破談”の顛末
浪川会(本部・大牟田市)浪川政浩会長は6代目山口組、神戸山口組両方にパイプを通じる全国でも有数の組長である。 この浪川会長は今年5月21、22日ごろ、名古屋の弘道会系稲葉地一家・中村英昭前総…
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神戸山口組大幹部が激白 6代目との和解「決裂」の全真相
先日、神戸山口組の織田絆誠若頭代行に会い、6代目山口組との和解話について、真相を聞くことができた。織田代行は事実を真逆にして伝える6代目山口組のやり口を腹に据えかねている。神戸山口組の名で自分が担当…
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都知事候補・古賀茂明氏の予言通りになったダッカ襲撃
参院選が与党圧勝で終わった。次に都知事選という政治イベントが控えている。 小泉元首相の振り付けで立候補した小池百合子元防衛相の周りでは、石破派の鴨下一郎や平将明両衆院議員らが集まり、安倍首相…
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男と女で異なる“効き目” 切り離せない覚醒剤と性の関係
女優・高島礼子の夫、高知東生(51=本名・大崎丈二)が6月24日、関東信越厚生局麻薬取締部の手で逮捕された。 高知は元レースクイーン五十川敦子(33)と横浜市南区のラブホテルに投宿し、覚醒剤…
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山口組6代目vs神戸 警察がヤクザのために報復するのか
英国が23日の国民投票の結果、EUからの離脱を決めた。英国の離脱決定でフランスの国民戦線、オランダやオーストリアの右翼政党などが沸き立ち、それぞれの国でEU離脱の動きを強めようとしている。 …
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セコム最高顧問・飯田亮氏に突き付けられた“公開質問状”
セコムを創業し、今なお同社の取締役最高顧問を続ける飯田亮氏に対し、パナマ文書がらみで6月6日、同じ警備業大手のテイケイ株式会社・高花豊代表取締役会長が公開質問状を出した。 飯田氏は元取締役最…
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替え玉でもなんでも弘道会が名乗り出た意味
5月31日、神戸山口組系池田組(岡山市)の高木忠若頭が自宅マンションの駐車場で射殺された。約1週間後、6代目山口組─弘道会─高山組─山本興業(愛知県半田市)の組員、山本英之容疑者が「わしが殺った」と…
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ATM14億円引き出し事件の真相に迫る情報提供
先月15日、全国17都府県に及ぶセブン―イレブンのATMから、わずか3時間ほどの間に14億4000万円もの現金が引き出された事件は社会に衝撃を与えた(その後ファミリーマートのイーネット、ゆうちょ銀行…
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オレオレ詐欺につらい最新携帯電話事情
猛威を極めた“オレオレ”など特殊詐欺グループの勢いが、ようやく衰退に転じそうだ。原因は通信環境の悪化である。 業界に通じる事業家が説明する。 「特殊詐欺の“三種の神器”といえば、携帯電…
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舛添都知事の醜聞で完全に終わった自民党
知り合いの自民党元幹部職員から電話があった。政治資金を私物化している舛添要一東京都知事の関係で、自民党は終わったというのだ。 「舛添は自民党が2010年に除名した人間だ。にもかかわらず14年、…
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清原は何のために覚醒剤をやったのか
清原覚醒剤事件の公判があすから始まるが、清原も覚醒剤の使用は認めている。裁判では大した争点もなく、型通り儀式的に判決が下ると思われる。 清原がなぜ覚醒剤にはまったのか、根本的な部分は問題にも…
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一般人、芸能人より重い清原への社会的制裁
元プロ野球選手、清原和博の覚醒剤事件初公判が5月17日、東京地裁で開かれる。依然として世間の関心は高く、裁判の傍聴が高倍率の抽選になることは間違いない。 2009年、やはり覚醒剤で挙げられた…
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熊本の炊き出しにみる暴力団の組織原理の変化
神戸山口組は熊本に直系組の大門会を持つ。同会の清崎達也会長は神戸山口組・井上邦雄組長の秘書でもあり、組長との間の連絡は濃い。それもあるのだろうが、熊本地震の発生直後から神戸山口組は毎日、傘下団体を動…
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分裂山口組 両組長の故郷は大分なのに…
神戸山口組が15日、暴力団対策法に基づき「指定暴力団」に新指定された。6代目山口組も指定が更新されたろうから、これで両山口組の対立衝突は指定暴力団同士の争いとなり、警察は両派に対し、従来以上に手入れ…
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6代目山口組 時代遅れの絶縁処分
6代目山口組が、引退していた5人の元直参を絶縁したという。 若頭補佐をやり、最後は舎弟にされた英五郎・元英組組長、中野雅巳・元中野組組長、中村天地朗・元大平組組長、木村阪喜・元木村会会長、細…
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経年劣化の暴力団 別組織を模索
神戸山口組は3月、6代目山口組の挑発に乗るなと、系列組員に対する指導の徹底を決めたが、依然として各地で両派はぶつかり合っている。車の突っ込みや火炎ビン、集団暴行、カチコミなど、枚挙にいとまがないほど…
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6代目山口組・司忍組長がげっそりやつれた理由
前回のコラム(3月22日付)でチラッと触れたが、いよいよ6代目山口組若頭補佐、光安克明・光生会会長(福岡)が「飛んだ」ようだ。 配下の若い衆は伊豆組(青山千尋組長、福岡)の預かりになり、自分…