巻頭特集
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怪しい平均株価3万円 庶民は物価高に悲鳴なのに「景気は緩やかに回復」の大嘘
終値は前日比250円60銭高の3万93円59銭。17日の東京株式市場で、日経平均がおよそ1年8カ月ぶりに3万円台を回復した。値上がりは5営業日連続だ。 東証株価指数(TOPIX)も、バブル景…
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防衛財源法のデタラメはてんで報じず 今頃ジャニーズがニュースを席巻
謝罪しているように見せながら、実際はポーズだけで微妙に論点をずらす。安倍政権以降、不祥事が発覚した際に閣僚や自民党国会議員がメディアの前で当たり前のように見せてきた姿と変わらない。そう感じた国民は少…
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歴史の皮肉か 平和の象徴「ヒロシマ」が“世界分断サミット”になる様相
「核なき世界」のお題目と矛盾した「世界分断宣言」を確認する舞台となるのか。19日開幕の広島G7サミットで「成果」として発表する声明の原案が明らかになってきた。 中心議題となるウクライナ情勢の討…
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平和記念公園に首脳集結 世紀の偽善パフォーマンス広島サミットで「核軍縮」
19日開幕の広島G7サミットは案の定、岸田首相の手により「世紀の偽善パフォーマンス」の舞台となりつつある。 岸田は13日、広島市を訪問。各国首脳らを案内する予定の平和記念公園などを視察した後…
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米誌「タイム」が書いた通り 大メディアが書かない軍拡首相の危険な正体
岡目八目ということか。米誌「タイム」(電子版)のタイトル変更が物議をかもしている。 岸田首相の写真を表紙に使ったタイム誌は、当初、<岸田首相は長年の平和主義を捨て去り、自国を真の軍事大国にす…
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NATOの東京事務所開設 なぜ議論にすらならないのか?
日本の安全保障において、聞き捨てならない重大ニュースなのに、なぜか大メディアは小さな扱いでしか報じていない。 NATO(北大西洋条約機構)が東京に連絡事務所を開設する方向で検討しているという…
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テレビは首相に忖度、国会は大政翼賛会 民主主義は風前の灯か
6月21日の会期末まで土日を除くと実質30日余りとなった国会で、政府・与党が「天下の悪法」と呼ばれる法案の成立に向けた動きを加速させている。9日の衆院本会議では、立憲民主、共産両党の席から「改悪反対…
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ゼロ金利、五公五民の庶民苛めで軍拡政治 お人好しの国民はいつまで黙っているのか
「1人当たりの国民総所得は足元の縮小傾向を逆転し、最終的には年3%を上回る伸びとなる。10年後には現在の水準から150万円増やすことができる」 こう胸を張ったのは、安倍元首相だった。第2次政権…
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能登地震で改めて痛感 地震大国で原発60年超稼働の狂気
ゴールデンウイークの真っただ中、5日に能登半島を襲ったマグニチュード6.5規模の地震はあらためて、この国が地震大国だという事実を思い知らせた。 避難指示が解除され、断水も解消したとはいえ、余…
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とても手放しでは喜べない 日韓関係改善の裏の軍事的なキナ臭さ
石川県能登地方で最大震度6強の揺れを観測後、活発化する地震活動に不安が高まる中、岸田首相は7日、就任後初めて韓国を訪問した。 アフリカ4カ国とシンガポール歴訪から帰国後、1日おいて1泊2日の…
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「国民投票」なんてやるもんか 「改憲」ではなく「破壊」が進む国民愚弄
だんだんむなしくなってくる。すっかり季節の風物詩のような扱いになってしまった。護憲派と改憲派がそれぞれ大集会を開いた、今月3日の「憲法記念日」の報道のことだ。 護憲派が東京の臨海部にある防災…
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トンズラ黒田の大罪、植田日銀の宿痾…また繰り返される無責任とカタストロフ
10年ぶりにシャッポが代わった日銀が先月末、金融政策決定会合を開いた。アベノミクスの深掘りで日本経済をヘタらせた黒田東彦前総裁から、植田和男総裁に体制が移行してから初めての会合だ。下馬評通り、異次元…
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この国はどこに向かうのか 広島サミット、狂騒が始まる暗澹(下)
キーウ訪問時に岸田は、ゼレンスキー大統領との共同声明でロシアの侵攻は「違法で不当でいわれのない侵略」と指摘。「可能な限り最も強い言葉で非難した」と明記した。岸田はウクライナ支援に血道を上げる一方で、…
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この国はどこに向かうのか 広島サミット、狂騒が始まる暗澹(中)
岸田のウクライナ電撃訪問以降、内閣支持率は上昇傾向。「必勝しゃもじ外交」を世論は評価しているようだが、“宗主国”の評価はそれほどでもないらしい。 電撃訪問は、同時期に行われた中ロ首脳会談の意…
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この国はどこに向かうのか 広島サミット、狂騒が始まる暗澹(上)
岸田首相が待ち望んできたG7広島サミットが19日に開幕する。この連休が明ければ、サミット関連の報道も一気に増えるだろう。 なにしろ岸田にとっては議長国を務める晴れ舞台。この1年間、開催地を地…
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暴政加速、景気には無策 浮かれる連休、破局の前の最後の宴
世間はGWの真っただ中。岸田首相もアフリカ4カ国とシンガポール歴訪の外交パフォーマンスに明け暮れているが、国会ではかつてないほどの「暴政」がエスカレートしている。統一地方選と衆参5補欠選挙が終わった…
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あれよあれよで天下の悪法が次々通過 メディアが無批判で暴政加速
毎度のことだが、選挙が終わればやりたい放題ということか。統一地方選が終わった途端、国民生活や日本社会に大きな影響を与える法案が次々と衆院で可決されている。 28日、衆院法務委員会では、怒号が…
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こうして劣化と凋落が続いていく 岸田政権が無風で続けば静かに沈没
「プライム市場上場企業について、2030年までに女性役員比率を30%以上とすることを目指します」 27日、首相官邸で開かれた男女共同参画会議で、岸田首相はこう宣言した。東京証券取引所の最上位市…
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低支持率が招く全体主義 この国に蔓延するエセ民主主義の深刻
「非核三原則や専守防衛の堅持、平和国家としての歩みを変えるものではない」「防衛装備品の海外への移転は、特にインド太平洋地域における平和と安定のために望ましい安全保障環境の創出や、侵略を受けている国への…
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自民辛勝…でも何も変わらない いつも惜敗の野党に国民の苛立ちと絶望
投票所に足を運ぶのがアホらしくなる気持ちは分かる。先日の統一地方選の後半戦、同時実施された衆参5補選の投票率は低かった。市議選、町村長選、町村議選で過去最低を記録。岸田政権に対する「中間評価」と位置…