大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか
巨人移籍が有力視された中で、まさかの残留表明である。
29日、国内FA権を行使した阪神の大山悠輔(29)が残留会見。5年総額20億円規模の大型契約を結んだ虎の主砲は、「(先日のファン感で)スタンドで多くの僕の赤いタオルを広げてもらい、すごくうれしかった。名前を呼ばれた時の歓声が嬉しかった」などと、決断の理由を挙げた。
その大山の去就を巡って球界では、「巨人入りが規定路線」と見る向きが多く、実際、巨人は阪神の条件を上回る6年24億円以上の超大型契約を提示し、最大限の誠意を見せていた。
コーチ経験のある球団OBは「まさか残留するとは思いませんでした」と驚いた表情でこう言う。
「大山は関東の茨城出身で、阪神からドラフト1位指名された際には、ドラフト会場やファンの冷めた反応にショックを受けた。関西のメディアとの関係も必ずしも良好とはいえない。FA行使後は巨人の阿部慎之助監督(45)とも直接会談をして熱意を伝えられたそうですし、本人も今年は東京に足繁く通い、新居探しをしているともっぱらでした」