注目女子プロの凄みと弱み
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宮里藍の賢いインタビュー応対はジュニア時代から一貫
今季限りの引退を表明した宮里藍の凄みは、ゴルフもさることながら何といっても精神力の強さです。 155センチの小柄な体で、「世界で戦いたい」「メジャーに勝ちたい」と目を輝かせて、大型選手ばかり…
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鈴木愛 残り100ヤードからのショット精度がアップし成長
ほけんの窓口レディースで通算4勝目を挙げ、日本人トップの賞金ランキング2位につける鈴木愛(23)です。すごみは、プロとして賞金を稼ぐことに貪欲だし、「練習が好き」(鈴木)という点です。 試合…
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闘志むき出しのプレー噛み合えば上田桃子に怖いものなし
中京テレビ・ブリヂストンレディスで3年ぶり、日米通算12勝目を挙げた上田桃子は、「もし今年も勝てなかったら引退を考えていた」というほど、自分を追い込むプロです。 凄みは、勝つために自分が何を…
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トンプソンは左足の動きが小さくなりドライバーに安定感
前年覇者としてワールドレディス・サロンパス杯に2年連続出場したレキシー・トンプソンが、180センチの長身から繰り出す米ツアー屈指の飛ばしを存分に披露してくれました。 大会3日目の4番ホールで…
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ショット力、総合力とも高いキム・ハヌルに欠点見当たらず
ワールドレディス・サロンパス杯に勝って2戦連続優勝を遂げ、賞金ランク首位に立ったキム・ハヌルです。 昨年暮れのリコーカップに続いて公式戦は2連勝と絶好調です。サロンパス杯の会場で彼女を見て、…
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森田遥は下半身が一回り大きくなってボールが強くなった
受験年齢に達せず日本女子ツアーのプロテストを受けることができなかった森田遥は、高卒後に米下部ツアー挑戦を選びました。そして2015年5月に海外で先にプロ初優勝を遂げています。 ただ米レギュラ…
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若林舞衣子 辛抱強くチャンス待ち続けるタフな精神面光る
今季アクサレディスで5年ぶりツアー3勝目を挙げた若林舞衣子は、オールラウンドプレーヤーです。ショット、アプローチ、パットともアベレージ以上です。 彼女の凄みは、どんな状況になってもガマン強く…
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力強く安定感も ペ・ヒギョンのシンプルな男性的スイング
日本女子ツアーで韓国人選手が強さを発揮していますが、予備軍も充実しています。 そのひとりが日本ツアー3年目のペ・ヒギョンです。15年から参戦して初年度賞金ランク32位、16年14位と連続シー…
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菊地絵理香 仲間と群れず強い意志を持つ“勝負師”の雰囲気
Tポイントレディスで「恵まれた環境でゴルフができている。だから、日本人選手がもっと頑張らなければこういう状況は続かない」と危機感を語った菊地絵理香(28、ツアー3勝)。 その言葉通り、初日か…
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柏原明日架には風格 ツアー会場での堂々と立ち居振る舞い
柏原明日架を初めて見たのは、アマチュアだった高3の時に出場した2014年アクサレディスのテレビ中継でした。最終日最終組をプロと互角に堂々と戦って4位。ほけんの窓口レディースでも6位と活躍し、体もすで…
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22歳の川岸史果 父親譲りの飛距離が武器の大物ルーキー
昨年のプロテストに合格し、今季開幕戦で2位と活躍した川岸史果とは、彼女が高校生だった2009年の大王製紙エリエール初日に、一緒にラウンドしています。その時もお母さんが、キャディーを務めていました。 …
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アン・ソンジュには相手にプレッシャーを与えるオーラが
開幕戦のダイキンオーキッドを制したアン・ソンジュは最終18番パー5でピン手前6メートルのバーディーパットを決めて通算23勝目を手に入れました。 ピン上からは下りのラインになりチャンスが少ない…
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38歳の李知姫 まだまだ勝ち星を積み上げる力は十分にある
2001年から16年連続で賞金シードをキープし、ここ2年間はトップ10入り。 日本ツアー参戦18年目を迎えて、すでに通算21勝を挙げており、38歳になった今でも優勝争いに加わる実力を備えた選…
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成田美寿々き明るい性格とメンタルの強さがプレーに直結
ルーキーイヤーの2012年から毎年勝利を挙げていた成田美寿々は、昨季初めて未勝利に終わりました。 彼女の強みはメンタル面をうまくコントロールできることでしょう。 性格は非常に明るく、…
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渡邉彩香は豪快なドライバー飛距離が魅力の大型プレーヤー
凄みは何といっても豪快なドライバーショットであり、その飛距離は女子ツアーで3本の指に入ります。ギャラリーに注目されていることは、本人もよくわかっているはずです。 飛ばしはアドバンテージになり…
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思い切りのいい瞬発系スイングが魅力 堀琴音の弱点とは?
20歳とまだ若い堀琴音は、プロ2年目の2015年に賞金ランク33位で初シードを獲得し、昨季は同11位。プロテスト合格前に下部ステップツアーで優勝しレギュラーに定着と、着実に成長しています。 …
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狙った獲物は逃さず 気迫あふれるプレーが鈴木愛の魅力
鈴木愛は昨年、2度目の日本女子プロ選手権タイトルを獲得し、自身初の1億円超えとなる賞金ランクトップ10入り(5位)を決めました。 プロ5年目の22歳ですが、すでに日本女子ツアーを代表するプロ…
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思い切りの良さが笠りつ子の魅力 課題はパットの出来
プロ11年目の昨季、2勝をマークして自己最高の賞金ランク3位と、最も活躍した日本人選手が笠りつ子でした。 コースがタフな小樽CCで行われたニトリレディスでは、抜群の安定感を誇るイ・ボミに追い…
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抜群の安定感を誇るイ・ボミは今季もツアーの主役になる
2017年女子ツアーは、よほどのアクシデントがない限り、大方の予想通り2年連続賞金女王のイ・ボミが中心の展開になるでしょう。 昨季は平均ストローク、パーオン率、パーセーブ率、リカバリー率の4…