鹿島DF昌子源「両親の告白」
-
サッカーは「自立した人間が集まって初めて成功できる」
「ベルギー戦の後、ピッチ上で号泣している息子の姿を見て『子育ての終了』を痛感しました」と話すのは、兵庫県サッカー協会技術委員長で日本代表DF昌子源(鹿島)の父・力さん(姫路独協大サッカー部監督)だ。そ…
-
息子・源は鹿島で自分の進むべきことに気づかされた
「対応力と柔軟性を持たなければいけない」というのは日本代表の森保一監督の口癖だ。この能力を日本人に身に付けさせるのは極めて難しい。兵庫県サッカー協会技術委員長の昌子力さんも、サッカー部の監督を務める姫…
-
ピッチに伏し号泣 息子が本当に悔やんだのは2失点目だった
7月2日のロシアW杯ベルギー戦の衝撃的な逆転負けから1カ月半。先発組最年少のDF昌子源(鹿島)は敗戦の直後、ピッチに倒れ込んで号泣。「先輩たちが夢見ていた高い舞台を見せてあげられなかった。自分の責任…
-
「地方でサッカーに携わるひとりとして日本サッカーを強くしたい」
10月の日本代表戦メンバーに本田圭佑(パチューカFW)の名前がなかった。ハリルホジッチ監督体制になって初の招集外である。守備陣では吉田麻也(サウサンプトンDF)への依存度が依然として高い。ロシアW杯…
-
「家内は源を見るたびに『私の血を引いた』と言うんです」
常勝軍団・鹿島が今季J1で独走態勢に入りつつある。このところMF小笠原満男らベテランに代わり、日本代表に定着したDF昌子源が、キャプテンマークを巻く機会が増えたことについて本人に聞くと「違和感、なく…
-
独創的な攻撃系選手を輩出 関西サッカーのチャレンジ精神
1998年フランスW杯初出場のころは、静岡以東の出身者が日本代表の大半を占めていた。しかし本田圭佑(パチューカFW)、岡崎慎司(レスターFW)、香川真司(ドルトムントMF)の3枚看板が台頭して201…
-
ロシアW杯には兵庫県出身者を3人出すのが目標です
日本代表に定着したDF昌子源(鹿島)は、FW岡崎慎司(レスター)やMF香川真司(ドルトムント)と同じ兵庫県の出身。2016年12月の全日本少年サッカー大会では香川の出身クラブ「センアーノ神戸」が初優…
-
父・力さんが明かす ザッケローニ日本代表監督就任秘話
1992年に就任したオフトを皮切りにファルカン、トルシエ、ジーコ、オシム、ザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチと8人の外国人指揮官が日本代表で采配を振っている。代表監督選びは日本サッカー協会(JF…
-
気を配れない者に「適切な状況判断」はできるはずがない
2011年に鹿島でプロ生活をスタートさせ、この7年間で昌子はクラブと日本代表で計7人の監督の下でプレーしてきた。うち外国人は5人、日本人が2人。ハリルホジッチ日本代表監督のような強烈な個性を持つ指揮…
-
「指導者目線でサッカー見ることも息子には大切です」
2016年末のJ1制覇、FIFAクラブW杯での奮闘、そしてロシアW杯アジア最終予選終盤の働きによって、日本代表に不可欠なCBとしての立場を確立した昌子源(鹿島)。「引退しても鹿島のコーチやスタッフと…
-
ケガ離脱中に「源が持っているものに気づいて」と助言
常勝軍団・鹿島で主力に定着したのは、プロ4年目の2014年シーズンだった。ルーキー時代は中田浩二(鹿島クラブ・リレーションズ・オフィサー)、岩政大樹(東京ユナイテッド=関東リーグ1部)、青木剛(鳥栖…
-
息子の原動力は「同世代選手に敬意を払いながら切磋琢磨」
鹿島入り(11年)同期の中でMF柴崎岳は、プロ2年目から主力MF小笠原満男とボランチを形成した。現在はスペイン1部ヘタフェに所属。16日のバルセロナ戦では、圧巻の左足ボレー弾を決めた。昌子は、異彩を…
-
「息子は『車からでえへん』と煮え切らない態度でした」
思春期に「壁」にぶつかった日本代表選手は何人かいる。DF長友佑都(インテル)、MF山口蛍(C大阪)は一時期、荒れた中学時代を経験してドロップアウトしそうになった。DF昌子源(鹿島)もガンバ大阪ジュニ…
-
中学3年の夏に朝帰り 息子を問答無用でボコボコにした
ロシアW杯アジア最終予選終盤のオーストラリア、サウジアラビア2連戦の日本代表には「プラチナ世代」と呼ばれる92年生まれの選手が5人いた。うちMF柴崎岳(ヘタフェ)、FW杉本健勇(C大阪)は09年U―…
-
「Jリーガーだからって偉そうな態度は取るな」
21歳のMF井手口陽介(G大阪)を筆頭に日本代表の新世代は、寡黙なタイプが少なくない。しかし、最終ラインの一角に食い込んだ鹿島CB昌子源は、実に表現力が豊かである。報道陣の質問にもユーモアを交えて常…
-
源は神妙な顔をして「鹿島でやりたい」と言った
ロシアW杯アジア最終予選の終盤3連戦で吉田麻也(サウサンプトン)とCBコンビを組み、W杯切符獲得に貢献した24歳のCB昌子源(鹿島)。ハリルホジッチ監督が、重要局面で代表常連だったCB森重真人(FC…
-
「夫婦ゲンカも親子ゲンカも翌日に持ち越さずが家訓」
日本代表守備陣は長友佑都(インテル)や吉田麻也(サウサンプトン)ら14年ブラジルW杯経験者が多くを占める。18年ロシアW杯アジア最終予選で6月のイラク戦(テヘラン)から、3試合連続フル出場を果たした…