シニアのためのマネー講座
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高齢者が陥る「FX取引」の罠 着実に1万円儲けるなら時給1000円×10時間働くほうがマシ
「着実に1万円、儲かるんだよ」 隣に座ったオヤジが、にこやかにしゃべりかけてくる。年は60代前半くらい。あだ名はシンちゃん。どうやらこの店の常連のようだ。そして彼はこう続ける。 「指し値…
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知ってるようで知らない暗号資産の危険度…麻雀の“月イチ清算”と同じ?
「オサムが30万円で、ヨシカズが15万円、ヤスは5万円ね」 本日は給料日。徳永先輩のいつもの取り立てが始まった。 月末になると、この雀荘に集まるというのがわれわれのルール。ここで1カ月…
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50年間の無免許運転で75歳で罰金50万円…「どっちが得なのか」を冷静に判断する
「おまえなんかもう友達でも何でもない!」 普段は物静かなマスターが今日はご立腹だ。 「どうしたんですか?」と尋ねると、「カネ貸してくんないんだよ」と嘆く。ああ、いつものことか。齢75にも…
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ネット動画に氾濫する投資の“悪魔センセー”に騙されるな! 天使もいるからやっかい
「ちゃんと部屋を整理整頓しなさい!」 「ご飯をしっかり食べて!」 「ほらっ、肘をテーブルにつかない!」 親ともなれば、子供のこういったお行儀、マナーの悪さは気になるもの。ちゃんとし…
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「お金を着実に増やす方法」は高齢者にも当てはまる? 投資論の多くは特定の人向け
「岡村さんっ! お金を着実に増やす方法を考えましたっ!」 ちょっとカワイイふりしたあの新人営業マンがやってきた。 「ウチの投資信託でアメリカ株を買うんです。しかも、毎月、少しずつ。分散投…
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「日銀券発行の仕組み」を知る お札は“チリ紙交換と同じ”の現実
「今月末もお金がない。どうしよう!」と、慌てふためいているところへ、孫娘がゆっくりと歩み寄ってきた。 「おじいちゃん、これ使って!」 差し出したのは、シワクチャになった「こども銀行券」。…
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涙ぐましい努力で節約するのもいいが…家庭の“隙間風”も抑えなければ
秋を通りすぎて、いきなり冬がやって来た──そんな木枯らしニッポン。フイに入り込んだ隙間風に震え、暖房費が気になる今日この頃。 「今年はエアコンをやめて、石油ファンヒーターにしよう」 こ…
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投資に勝つには…周りがダメだと言っても「コイツはいいヤツ」と信じることも必要
「抱かれたくない」「ブサイク」「チビ」。かつてはこのように評された出川哲朗氏。嫌われ芸能人の筆頭格でもあった。しかし、今となってはお茶の間の人気者。ゴールデンで多数のレギュラー番組を抱え、超・売れっ子…
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ジャブジャブ続けて円安止まらず…退職シニアが「風呂の水」から学ぶお金の仕組み
「だれ? 風呂の水、出しっぱなしにしたのは!」 いつものようにカミさんの雷が落ちてきた。水道代や光熱費が値上がりするなか、怒りは尋常じゃない。 「アンタ、罰としてトイレを3日間、我慢しな…
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安易に「外貨預金」に飛びつくのは要注意! 円安時代の賢い“投資戦略”とは
「アメリカ人のD君がイイって、アキ、また二股?」 「だって、カッコイイし、背も高くて、優しいし、何てったって高収入。人生ヘッジをかけないとね」 「でも、見た目はそんなに良くないけど、Eくん…
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今の日本の金利はほとんどゼロ!「高利回り」をうたう広告には“裏”がある
「シニア 資産運用」ポチッと……。おー、出てくる出てくる、魅惑的な言葉。ナニナニ、「利回り7%」「平均リターン10%」。いいじゃん、銀行よりも全然いいじゃん! しかし、こういったネット上の言葉…
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物価高を乗り切る最善策は「田舎暮らし」 野菜は安いし車の渋滞もない
「もう東京なんて住んでいられない!」 そう思ったのは10年ほど前。大地震で揺れるビルたち、行列で黙々と歩く人々、棚からモノがなくなるコンビニ……。 「ここは人間が住むところではない」 …
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リスクヘッジのつもりで選んだら…本当はあぶない「分散投資」の正体
1年ほど前、ある銭湯での出来事。背中までビッチリ入った男がこうわめいていた。 「朝は3万円くらい勝ってたんだけどさー、お昼過ぎには全部のまれたんだよ。俺ってバカだなー、ほらっ、あの今の首相みた…
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トウモロコシに学ぶ投資のイロハ…「見た目」と「実質」の違いとは
「私、脱いだらスゴイんです……」──黄金色のスレンダー美女が訴えてくる。「でも、どうせ着ぶくれしてるんでしょ」「せめてその服を脱いでくれたら……」──いや、勘違いしてはいけない。これは道の駅での出来事…
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資産運用の誘い文句はキャバクラにそっくり?「平均・想定・90%」に要警戒
「シニア」「資産運用」でネット検索すると、出るわ出るわ、魅力的なお言葉。「平均年利10%以上!」「想定利回り6%以上!」「90%の確率でボロ儲けする裏技!」などなど。 もちろん、この手の文言は…
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株式投資とは「知らない山に途中から登る」ようなもの “遭難”しないための心得
「いや、Tシャツに半ズボンでした」 「結構、ラフな格好をしていましたよ」 ご近所さんがそう口を揃えて言う。あれは2月のこと。隣人の樹海さんが亡くなったのだ。かなりの軽装で山に出かけたとい…
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飲み代を我慢して軍資金に…人生後半で一発逆転を狙うならパチンコよりも株がいい
「ごめん、ちょっとだけ待ってて」──。そう言い残して、彼は店を出た。それから5分後、彼は涼しげな顔をして「いくら?」といった。 そう、今日は支給日。午前0時ぴったりに入金される年金をアテに、コ…
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熟年離婚がチラついた日の1人メシで知った「すき家、なか卯、はま寿司」のつながり
「しばらく実家に帰ります」──妻から残された小さなメモ書き。テーブルの上に、しれーっと置いてあった。 「食事は自分でお願いします」。この瞬間、脳裏をよぎる4つの漢字。そう「熟年・離婚」だ。 …
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仕事一辺倒だったシニア世代が「自分でカップラーメンを買う」効果
「定年退職すると、どうしても時間を持て余してしまう」 そんな意見が多く聞かれる。これまでは仕事に追われてアクセク働いていたのだが、いざ自由な時間が持てるようになると、逆に「何をやっていいか分か…
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退職金2000万円を狙う“サバンナのハンター”に気をつけろ!
運よく退職金を2000万円ゲットして、「さて優雅な老後生活だ!」と喜んでいるあなた。「少しお金を持ってます」的に銀行にフラフラと行ったら、すぐに愛想笑いのハンターに捕まってしまう。「ちょっとお話を聞…