兵庫県知事選「頑張れ、斎藤元彦!」続出の異常事態…まさかの再選なら県政はカオス確実
異様な雰囲気になってきた。
17日投開票の兵庫県知事選。パワハラ、おねだりなどの疑惑を受け失職した斎藤元彦前知事に加え、稲村和美前尼崎市長、日本維新の会を離党した清水貴之前参院議員ら計7人による争いになっている。驚くのは、疑惑を巡って、兵庫県議会の百条委員会で追及されている斎藤氏に対し、SNSで「頑張れ」の声が続出していることだ。
「一部で斎藤さんの実績を評価する報道が出たことで、先月31日の告示日前から『頑張れ』の声は上がっていた。さらに、NHKから国民を守る党から出馬した立花孝志氏が斎藤さんの応援演説を展開し、その動画を拡散。結果、斎藤さんのリアルの街宣に数百人が集まる人気ぶりです」(県政担当記者)
前回2021年知事選の際は自民党と維新の推薦を得た斎藤氏だったが、一連の問題を受け、今回は完全無所属。手弁当で選挙を戦わざるを得ない斎藤氏だが、立花氏の“助太刀”もあって知名度アップは上々のようだ。再選もあるのか。
「立憲民主党と国民民主党が支援し、一部の自民党県議も支持する稲村さんが優勢ではあります。しかし、SNSでの『頑張れ』続出は侮れず、最終的に稲村さんと斎藤さんが大接戦になってもおかしくない。稲村陣営は警戒しています」(県政関係者)