猛暑に気を付けたい病気
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【歯周病】中高年は唾液量が減っても気づかずに進行させる
いまの時季、熱中症はもちろんだが歯周病にも気を付けたい。歯周病は唾液の分泌量が減ることなどで口腔内が乾燥し、歯周病菌が増えることなどで発症する。とくに口渇感が乏しい中高年は、唾液が減っていることに気…
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【心房細動】予後が悪い脳梗塞や心不全につながる危険あり
暑い夏は「心房細動」にも注意したい。不整脈のひとつで、心臓が細かく不規則に収縮を繰り返し、動悸や息切れ症状が表れる。 心房細動だけでは命に関わるような病気ではないが、血流が悪くなるため、血栓…
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【起立性低血圧】夏バテは前触れ…中高年は飲食後に要注意
中高年は「高血圧」ばかり気にするが、夏は「低血圧」にも注意したい。血管が広がり、年間で最も血圧が低くなる。東邦大学名誉教授で、「平成横浜病院」(神奈川県)の東丸貴信総合健診センター長に聞いた。 …
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【帯状疱疹】皮膚の痛みや水膨れが現れたらすぐ受診すべき
皮膚疾患のひとつ、帯状疱疹は、子どものころに水ぼうそうにかかったことがある人なら、だれでもリスクがある病気だ。日本皮膚科学会認定専門医で帯状疱疹に詳しい「中野皮膚科クリニック」(東京・中野)の松尾光…
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【虚血性腸炎】下痢だけでなく重症化すると死に至る場合も
猛暑では、体を動かす際にも注意を払いたい。怖いのは熱中症だけではなく、腸も大きなダメージを受けて「虚血性腸炎」を招く危険がある。日本消化器病学会専門医の江田証氏(江田クリニック院長)が言う。 …
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【急性心筋梗塞】30%が死亡…男性は夜、女性は朝が危ない
不眠不休で働く心臓に必要な血液を供給しているのが冠動脈。これが詰まるのが「心筋梗塞」で日本人の3大死因のひとつに数えられる。特に急性心筋梗塞(AMI)は年間約15万人が発症してそのうち30%が死亡し…
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【糖尿病】フレーバーウオーターで血糖コントロールが悪化
「熱中症対策が盛んに言われていることもあって、糖尿病患者さんや糖尿病予備群の人も積極的に水分補給をされています。しかし、問題は“何を飲むか”です」 こう話すのは、東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝…
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【脳梗塞】夏に多発 目に異常が表れたら躊躇せずに病院へ
脳梗塞は、脳の血管が血栓によって詰まる病気だ。寒さで血管が縮み、血圧が上がりがちな冬に多い印象があるが、猛暑の脳梗塞を侮ってはいけない。 脳梗塞患者およそ2万人を調べた脳卒中データバンクの資…
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【末梢動脈疾患】クーラーで体より足が冷たくなる人は危険
「クーラーを浴びたとき、上半身より先に足が冷たくなる」「足が重く歩くとだるさを感じる」「傷の色が黒い」などということはないだろうか? 心当たりがある人は「末梢動脈疾患」(PAD)を疑った方がいいかも…
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【急性腎障害】高死亡率…倦怠感、尿量減少、体重減は注意
汗を大量にかいて脱水と血圧低下が起きやすいこの時季、急性腎障害(AKI)に注意したい。AKIとは「数時間から数日の間に腎機能が急激に低下する状態」のことで、多臓器不全から発症1カ月以内に亡くなったり…
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【便秘】脂質と食物繊維の不足が拍車をかけて大病を招く
いまは熱中症ばかりが注目されるが、腸の活動が低下して起こる機能性便秘にも注意が必要だ。例えば腸管には、最大規模の免疫器官が存在し、免疫の働きを担う細胞や、IgAと呼ばれる侵入者と直接戦うタンパク質で…