Dr.中川 がんサバイバーの知恵
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高額療養費問題で注目…がんの医療費「手術」「放射線」「抗がん剤」で最も安いのは?
日本の健康保険には、医療費の自己負担額を抑える仕組みが備わっています。それが高額療養費制度ですが、政府はその基準額を引き上げる方針を打ち出し、いろいろな病気の患者団体から「治療が受けられなくなる」と…
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大腸がんは「左」と「右」で治療効果が異なる…右は治りにくい
劇団民芸所属の女優・岸野佑香さんが、大腸がんで亡くなったと報じられました。享年81。大腸がんの罹患数は部位別トップで、増加傾向ですから改めておさらいしておきましょう。 増加の要因のひとつは食…
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原発不明がんで亡くなった森永卓郎さんの訃報で思うこと
分かりやすい経済解説で定評がある独協大教授の森永卓郎さんが28日、原発不明がんで亡くなりました。その前日までラジオ番組に出演されていたことが話題になったので、驚いた方もいるかもしれません。 …
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「肺腺がん」はステージ3でも根治の可能性がある
肺がんの罹患数は12万人で、大腸がんに次ぐ2位。死亡数は男性1位、女性2位で、5万人超の命が奪われています。日本人によく見られるがんのひとつですが、ITジャーナリストの三上洋さん(59)は2つのがん…
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俳優・山崎努さんはステージ4から回復 食道がんでの高齢者に負担のない治療選択
俳優の山崎努さん(88)がステージ4の食道がんで闘病されていたことを月刊文芸春秋に語り、話題を呼んでいます。幸い治療を終えたいまは、すっかり元気になられたようで何よりです。 文芸春秋によると…
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若者に増加中の大腸がん…沖縄に見られる世界との共通点
がんは高齢になって発症しやすい病気です。一般論として間違いありませんが、若くして発症するケースもあります。その典型が大腸がんで、世界的に若い人の発症が増えているのです。 米国がん協会がんサー…
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青森県は20年連続ワースト…死亡率から見える“がんの県民性”
がんにも県民性があることをご存じでしょうか。厚労省が毎年まとめている「人口動態統計」には、都道府県別がん死亡データが掲載されています。今月13日にまとまった2023年版によると、75歳未満年齢調整死…
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がんを調べる線虫検査…多施設調査で分かった陽性的中率の低さ
がんを調べる検査はさまざまです。X線やCT、MRI、超音波など一般の方にもおなじみのものから、最近は血液や尿での手軽な検査を打ち出しているものも登場しています。そんな中、線虫を用いたがん検査「N-N…
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小倉智昭さんは77歳で他界…膀胱がんは再発リスクが高い
アナウンサーの小倉智昭さん(77)が膀胱がんで亡くなりました。報道によると、先月になって強い腰痛で検査を受けたところ、骨盤や腰椎、髄膜などへの転移が見つかったそうですから、かなりつらい最期だったかも…
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大腸がん検診ガイドライン改訂…「2年間隔」と「1回」が認められたが早合点は禁物
大腸がん検診ガイドラインが19年ぶりに改訂されました。大腸がん検診は現在、40歳以上を対象に毎年、便潜血検査(検便)を2回行うことが基本です。改訂では、検診間隔と採便回数について2年間隔と1回も認め…
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梅宮アンナさんの告白が話題…乳がん検査でエビデンスあるもの、ないもの
乳がんで右胸を全摘したタレントの梅宮アンナさん(52)が診断のいきさつやこれまでの気持ちの変化などについて文春オンラインに語った内容が話題を呼んでいます。その中には、がん専門医として注目したポイント…
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梅宮アンナさんが吐露したがんの痛み…我慢すると寿命が縮む
乳がんで闘病中のタレント・梅宮アンナさん(52)が、手術後の痛みについて自らのSNSで語っています。「私は今の、状態はワキ、腕 ウルトラ痛い。。」「神経損傷だもの。。ひぃ~」といった具合です。かなり…
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大腸がん…遺伝が影響「する」、「しない」ケースの注意点
プロ野球・阪神タイガースの原口文仁選手(32)が国内FA権を行使するそうです。活躍の場を求めて新天地を目指すのはプロ選手なら当然。ぜひとも頑張ってほしいと思いますし、がんサバイバーとしても大注目です…
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医者嫌いの養老孟司先生が肺がん治療を受け入れた要因
私の恩師・養老孟司先生ががんになりました。すでに治療を終え、いままで通りの生活に戻っていますが、治療前後で先生の考え方が大きく変わったことはこの連載の読者の方にも参考になると思います。そのさわりを紹…
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がんの自由診療でトラブル続々…原則NGでも、使ってOKの例外あり
がんの自由診療を巡ってトラブルが相次いでいます。先月23日には、自由診療で「がん細胞が死ぬ」と勧められた点滴を投与された後に死亡した男性(当時46歳)の遺族がクリニック院長に935万円の損害賠償を求…
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ワッキーがつらさを告白…中咽頭がん化学放射線療法の副作用を減らすコツ
「退院して4年たつけど味覚は5割しか戻らないし、唾液は普通の人と比べて3割しか出ないんですよ」 タレントのワッキーさん(52)が「週刊女性」に中咽頭がん治療の後遺症についてこう語っています。中…
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がんと血管病を併発したデーモン閣下…手術の順番はどうなる?
音楽家のデーモン閣下が早期がんのほかに、大動脈の病気にかかっていたことを告白し、話題を呼んでいます。突然、重い病気を2つも突きつけられ、動揺したようですが、このようなことは決して少なくありません。今…
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見栄晴さんは偽陽性でホッ…PET検査が“万能”ではない根拠
ステージ4の下咽頭がんで闘病中のタレント・見栄晴さん(57)が自らのSNSに転移の恐れがあったことを投稿。不安が募った気持ちを語っていて、話題を呼んでいます。 一連の報道などによると、8月末…
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山川豊さんが告白…肺がんの脳転移は長期延命どころか治る可能性も
今年1月にがんであることを発表した歌手の山川豊さん(65)が、ステージ4の肺がんだそうです。 「日刊ゲンダイ」にそのことを語ったインタビュー記事が話題になっています。診断を受けたとき、頭に2カ…
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大阪国際がんセンターでミス発覚…診断や治療に疑念あればカルテ開示を
大阪国際がんセンターで重大なミスが明らかになり、問題視されています。昨年5月に頭頚部外科を受診した50代の女性患者に咽頭がんと食道がんが見つかり、6~8月にまず咽頭がんを治療。その後、食道がんの治療…