謝罪会見で不倫否定 ベッキーは素直に認めるべきだった?
【連載コラム「芸能界クロスロード」】
スキャンダルに対応する会見ほど難しいものはない。芸能人はあらかじめ想定問答を準備しても、マスコミも想定外の質問を用意して臨む。想定外を回避するようにベッキーは「質問なし」という異例の会見を行った。
「週刊文春」が報じた「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音との不倫報道。ベッキーは「友人であることは間違いありません」と不倫を否定。後は謝罪を繰り返すだけだった。FAXなどでの対応が多い昨今、会見は評価できるが、会見内容が伴って初めて本当の評価になる。
CMのクライアントなどに対しての弁明というのが大方の見方だが、記事を見れば、「友人」という主張にはかなり無理がある。質問を受ければ、ホテルでの密会写真やLINEのやりとりを追及されるのは必定。返答に困り、ベッキーがしどろもどろになる姿が容易に想像できる。
ベッキーは「真面目・清純・元気」というイメージを旗印に純粋培養されたタレントだと思う。CMの仕事が多いのも、「まず問題を起こさないタレント」という安心感だろう。それだけに初スキャンダルが「不倫」ではイメージとのギャップが大き過ぎた。早々に打ち切りを決めた企業が出るのも当然のこと。