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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「俺の嫌な部分って、そこじゃないっていうか、もっとこぼれ出る嫌な感じなのに」by品川祐

公開日: 更新日:

テレビ朝日「アメト--ク!」(12月7日放送)

「好感度が低い」ことがもはやキャラとなっている、品川庄司の品川祐(45)。彼が番組に出演すると、スタッフが品川に暴言を吐かせようとするという。そのことに対して語った言葉を今週は取り上げたい。つまり、品川は別に暴言や毒舌で嫌われているわけではないのだ。

 ある芸人のように「ひな壇には出ない」なども言わないし、先輩芸人にむやみにカミつくわけではない。そうした具体的な言動があるわけではないにもかかわらず、嫌われてしまうのが品川という男なのだ。

 彼の芸人人生を大きく変えたのはやはり、2007年の「おしゃクソ事変」だろう。それまで豊富な知識と巧みな話術で「アメトーーク!」のエースとして数多くの企画に出演した彼に対し、有吉弘行が「おしゃべりクソ野郎」とあだ名をつけたのだ。

 誰もがなんとなく思っていた感じを的確に評したこのあだ名により、番組のエースは品川から有吉に変わった。そこから彼は“文化人”的活動にシフトしていった。映画監督、格闘技、料理など「すべての利権を持っていく」ように、さまざまな分野に進出した。

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