桧山珠美 あれもこれも言わせて
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なるほど!と膝を打つテレビ朝日「THE世代感」の効用 時代がどう変わったかが分かりやすい
「THE世代感」(テレビ朝日系)という番組がある。フットボールアワー後藤輝基とホラン千秋がMCを務めるクイズバラエティー番組だ。 以前は「ザ・ニンチドショー」というタイトルで昭和、令和の世代に…
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TBS「御上先生」から目が離せない!熱血系でもヤンキー系でもない、異色の社会派ヒーローもの
武田鉄矢「3年B組金八先生」、山下真司「スクール☆ウォーズ」、反町隆史「GTO」、仲間由紀恵「ごくせん」などなど風変わりな教師が主人公の学園ドラマ。そんな歴代学園ドラマを見て教師になりたい、と思った…
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中居正広問題「世紀の会見」のどっちらけ…フジテレビ醜聞の数々を思い出した
「時間無制限、映像撮影可、参加メディア制限なし」。27日のフジテレビのやり直し会見にいろいろ考えさせられた。 そもそもだが、17日の社長会見でヘタを打たなければやり直す必要もなかったわけで、1…
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冬ドラマで楽しめそうなのは「まどか26歳、研修医やってます!」芳根京子の嫌みない演技で好感
冬ドラマが続々とスタートしている。 昨年の10月ドラマのデキがよかった反動だろうか、これまで見た中ではこれ! と思うようなドラマはさほどなく……冬枯れの印象だ。 楽しめそうなのは芳根…
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上白石萌音・萌歌姉妹に癒やされるのは…テレビ・芸能村がキナ臭過ぎるから?
テレビ・芸能村から出てくる話題がなにやらキナ臭い。それをまったく報じず、やり過ごそうとしているテレビ局に批判が集まるのも当然といえば当然のこと。旧ジャニーズ問題の反省とやらはなんだったのか。 …
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「新・暴れん坊将軍」は痛快なエンタメ時代劇!現代風刺のような物語も見事
日本の正月にはやはり時代劇が合う。4日放送の「新・暴れん坊将軍」(テレビ朝日系)を見て改めて思った。 「暴れん坊将軍」は松平健演じる8代将軍・徳川吉宗が貧乏旗本の三男坊・徳田新之助、通称「新さ…
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2025年も配信ドラマが超アツイ!1.9スタートNetflix「阿修羅のごとく」には注目している
2025年がスタート。年末年始は最大9連休の人も多かったとか。昨年の新語・流行語大賞候補になった「もうええでしょう」がNetflixシリーズの7月配信「地面師たち」のピエール瀧演じる法律屋の後藤のセ…
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5年ぶり開店「スナックあけぼの橋」チーママ石田ゆり子が最高! スナック番組がもっと見たい
23日、長らく休業していた番組「スナックあけぼの橋」が5年ぶりに開店した。「天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋」(フジテレビ系)は天海がママ、石田がチーママのスナックにゲストが集まり、トークや…
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フジテレビ「星になったスターたち」が染みた…MC上沼恵美子&香取慎吾だけの進行もいい
早いもので今年もあと10日余り。毎年この時期になると、1年間の総決算といった番組が放送される。17日放送「星になったスターたち」(フジテレビ系)もそんな番組のひとつで、今年亡くなったスターたちを偲ぶ…
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テレビ朝日の視聴率上位独占から見えるもの 他局が切り捨てた中高年層の受け皿に
10日放送の「プラチナファミリー」(テレビ朝日系)を見た。高嶋ちさ子と小泉孝太郎がMCをつとめ、黒柳徹子はスペシャルゲスト扱い。副題に「ちさ子&孝太郎が華麗なる一家の暮らしをのぞき見」とあるようにセ…
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快進撃キンタロー。は引っ張りだこ タレントはフリーになっても食っていける時代に
モノマネ芸人キンタロー。の快進撃が止まらない。例えば、今週は日曜「週刊さんまとマツコ」「おしゃれクリップ」、月曜「ZIP!」「モノマネMONSTER」、火曜「上田と女がDEEPに吠える夜」……と毎日…
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NHK紅白歌合戦の出演陣は今年もチンプンカンプン…いっそZ世代とシニアで二分割したら?
「紅白歌合戦」の出場者を見てブツクサ言うのが恒例になってきた。とくに初出場歌手。今年は10組選ばれているが、「Omoinotake」「Creepy Nuts」「こっちのけんと」「Da-iCE」「TOM…
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粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感
現在、NHKで「坂の上の雲」が再放送されている。15年前のドラマで、2009年11月から11年12月まで足掛け3年にわたって放送された。3部構成、全13話の超大作だ。司馬遼太郎の同名歴史小説を原作に…
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有働由美子アナは日テレからの“鞍替え”が大正解!テレ朝新番組「有働Times」で軽快トーク
有働由美子は、いつも何かにせき立てられているように見える。 察するに、真面目な性格で、完璧に生放送を遂行しなければという思いが強く、常に神経を張り詰めているのだろう。その緊張がテレビから伝わ…
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“シン芸能人ファミリー”がテレビを2倍面白くする 風前の灯火だったが令和に突如蘇った!
5日の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)のゲストは仲野太賀だった。朝ドラ「虎に翼」や前クールの連ドラ「新宿野戦病院」でも好演、2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主演も決まっている。 仲野の父…
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TBS「ジョンソン」失敗で明確に TVは出るのも見るのもオジサンオバサンばかりでいいのだ
1年を待たずに終了した若手お笑い芸人たちのバラエティー「ジョンソン」(TBS系)。その後番組の「THE MC3」がスタートした。 中居正広、東野幸治、ヒロミの3人によるトークバラエティーで、…
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西田敏行さん急逝でもう聞けない…「人生の楽園」ナレーションの後任は誰に?
先月29日、大山のぶ代が亡くなった。中高年にとってのドラえもんはやはり大山のぶ代で、あの唯一無二の個性あふれる声は今も忘れられない。 その悲しみも癒えぬうちに、先週17日には西田敏行が急逝。…
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秋ドラマ注目は共同脚本の安達祐実「3000万」とベテラン演出陣のフジ月9「嘘解きレトリック」
秋ドラマが続々とスタートしている。せめて初回だけはすべて見ようと思ったら、毎日が千本ノックのよう。すっかり寝不足になりそうだ。 今期ドラマでまず注目なのはNHK土曜ドラマ「3000万」。主演…
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「極悪女王」に納得!配信が地上波より段違いで面白いワケ 制作費やギャラ、俳優の士気も雲泥の差
Netflixのドラマ「極悪女王」が話題だ。その前は綾野剛や豊川悦司の「地面師たち」、その前は相撲界を描いた「サンクチュアリ 聖域」……というように、話題になるドラマはネトフリ、つまり配信ばかり。エ…
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無駄話番組「きらきらアフロ」「バラダン」を惜しむ…地上波から消える長寿番組の悲喜こもごも
お気に入りだった番組の終了は馴染みの店が突然閉店してしまったようなそんな寂しさがある。 例えば、「きらきらアフロ」(テレビ東京系)。笑福亭鶴瓶(72)と松嶋尚美(52)の台本なし、打ち合わせ…