制作費「ドクターX」超えも…キムタク「BG」はコスパ悪し
視聴率が判明した瞬間、テレビ朝日局内には、歓声と落胆、両方のどよめきが湧き起こったという。元SMAP木村拓哉(45)の主演ドラマ「BG~身辺警護人~」(木曜21時)の視聴率に“局内総出”で一喜一憂しているというのだ。
その視聴率は初回15・7%、第2回も15・1%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)と、ともに及第点とされる15%超。だが、“天下のキムタクドラマ”である。手放しで喜べる数字ではないようで、「もちろん今のフジテレビだったら“御の字”でしょうが、ドラマで勝負しているウチにしてみたら正直、ビミョー。キムタクが主演なら15%超えはある意味、当たり前であり、むしろ20%オーバーを実現してくれるのではと期待していた局員は多い」(テレ朝関係者)という。
ことさら期待のハードルが高いのは、前クールが米倉涼子(42)主演の「ドクターX~外科医・大門未知子」だったことにも起因する。人気シリーズの第5弾で初回20%超のスタートダッシュは織り込み済みだったとはいえ、その後も堅調に全9話で平均20%超をマークした。
「同時間帯は客のついている潜在視聴率の高い枠。作品が違っても比較されるのは仕方ないんです。しかも制作費だけをクローズアップするなら『BG』も『ドクターX』に負けてないわけですから」(事情通)