注目の人 直撃インタビュー
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共産党で国対委員長28年の穀田恵二氏に聞いた 野党、国会のあるべき姿と後輩議員に望むこと
今回、直撃したのは、先月の衆院解散で引退した共産党の重鎮。テレビの討論番組でもおなじみだ。国会対策委員長を28年務め、与野党問わず幅広い人脈を持つ。永年在職25年表彰の際は、自民党の伊吹文明元衆院議…
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石橋湛山を研究するのではなく実践せよ! “孫弟子”田中秀征が説く真意、世襲政治への危機感
歴史に「もし」はないが、長引く経済低迷と政治不信が渦巻く今の日本で「石橋湛山が首相ならどうするか」との問いは示唆に富む。戦前は反骨のジャーナリスト、戦後はリベラル派を代表する政治家として首相に上り詰…
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火山研究の専門家に聞く最前線「地震は日進月歩ですが、噴火の前兆を見逃す可能性は低い」
日本は言うまでもなく災害大国だ。地震発生や噴火に対する危機意識が高まっている。最大震度6弱を観測した8月の日向灘地震をめぐっては、南海トラフ巨大地震との関係が不安視された。また、58人が死亡、5人が…
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元日銀理事がアベノミクスの異次元緩和を冷静に統括「通貨の信認への危機感です」
アベノミクスの柱だった異次元緩和。その後遺症は凄まじいが、驚くべきことに懺悔もなければ、総括もない。庶民は円安、物価高に苦しみながらモヤモヤしているところに、スカッとする本が出た。「異次元緩和の罪と…
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「米国の孤立主義と経済ナショナリズムは止まらない」地政学ストラテジストが説く世界の今後
「『世界の終わり』の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む」──。いささか不穏なタイトルを掲げた本が全米40万部の大ベストセラーだ。著者は、第2次世界大戦後に戦勝国である米国が築いてきたグローバル経済の終…
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フェンシング江村美咲の父・宏二さんに聞く子育て術、親子の葛藤、日本代表躍進の舞台裏
パリ五輪でメダルラッシュに沸いたフェンシング。開会式で日本選手団の旗手を務めたサーブルの江村美咲(25)は個人で3回戦敗退となるも、団体戦で銅メダルを獲得した。江村家は全員がフェンサー。そんなフェン…
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「自民党と統一教会との癒着も総選挙の争点にならなければおかしい」教団問題に取り組む弁護士が訴え
石破茂首相が衆院を超早期解散し、自民党の裏金議員に非公認などのペナルティーを科したことで、27日投開票の総選挙は「政治とカネ」一色だ。結果はどうあれ、これで禊を済ませたとする思惑がアリアリ。一方、す…
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小林聡美さんが表現者として「年を重ねる」とは… 《等身大》と呼ばれることへのちょっとした反発も
今年だけでも、エッセー出版、初の音楽コンサート開催、出演映画公開が控えるなど八面六臂の活躍を見せている。先月から小泉今日子さんとのダブル主演ドラマ「団地のふたり」が放送中。団地を舞台に幼馴染みとの何…
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ジャーナリスト安田浩一氏が警鐘「ヘイトスピーチは人を殺す。差別の果てには殺戮しかありません」
埼玉県川口市周辺で暮らすクルド人に対するヘイトスピーチが深刻化している。クルド人は「国を持たない最大の民族」と呼ばれ、トルコでの差別や弾圧から逃れた人々が1990年代ごろから埼玉県南部などで生活する…
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政権交代を目指す野党に求められるのは「与党よりも効率的に政策を動かせる」という信頼感
7月に実施されたフランスの国民議会選挙で、マクロン大統領率いる与党連合は2位に沈み、英国では労働党が14年ぶりに政権を奪取した。日本は自民党総裁選のまっただ中、野党第1党の立憲民主党は野田佳彦氏が新…
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気候変動研究の第一人者が警鐘を乱打「日本はアナザーワールド突入の瀬戸際にいる」
厳しい残暑が続いている。今年の夏も列島各地で連日、猛暑日を観測。「数十年に1度」の豪雨や巨大台風にも襲われた。異常気象がもはや「異常」と言えないほど頻発するのは、なぜなのか。気候変動研究の第一人者が…
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漫才コンビ「笑い飯」哲夫が教育への投資を惜しまない理由…寺子屋を経営し10年
教育こそが国づくりの根幹──。少子高齢化、都市一極集中、教育機会の地域間格差が加速する中、10年前から大阪府内で寺子屋(格安の補習塾)を経営し、以来、次世代教育に熱心に取り組んでいる。「笑いのプロ」…
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コロナ禍に翻弄され航空関連業界…57労組を束ねるトップに聞いた現状とこれからの課題
航空・観光業界が好調なインバウンドに沸いている。今年の訪日外国人旅行客は、過去最高だった2019年の3188万人を突破するとの予想もある。新型コロナ禍で負った痛手からの復活局面に入ったと言えるが、離…
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日産自動車元社長・西川廣人氏に聞く ゴーン逮捕から6年…「不正の動機を彼自身が語るべき」
あれから約6年。2018年11月19日、現役の会長が逮捕されるショッキングな事件が起きた。日産自動車のカルロス・ゴーン氏はコーポレートジェット機で羽田空港に到着。東京地検特捜部は任意同行を求め、金融…
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「ゲゲゲの娘」原口尚子さんに聞いた…水木しげるが望んでいた世界と現実
8月15日は終戦の日。戦後79年を経たこの国の平和な日常は不透明さを増している。「ゲゲゲの鬼太郎」など妖怪物で知られる漫画家の水木しげるさん(2015年死去)は、過酷な戦争体験に基づく戦記漫画も多く…
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探検家・関野吉晴さん 映画「うんこと死体の復権」を監督「“鼻つまみもの”を観察する3人に魅了された」
うんこは流し、死体は焼くものである──。そんな“常識”を打ち破るのが、映画「うんこと死体の復権」(3日からポレポレ東中野ほか全国順次公開中)だ。字面でギョッとするなかれ、普段は忌み嫌われる「鼻つまみ…
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広島県で「岸田首相とカネ」を追及する急先鋒に聞く 原動力は「地元で何もせんでええのか」
岸田首相の在職日数は、1日で1033日。戦後35人の中では岸信介元首相に次ぐ歴代8位に浮上している。ここまで延命できたのは、ひとえに野党がバラバラだから。しかし、その命運は尽きつつある。自民党の裏金…
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角川歴彦氏(KADOKAWA前会長)が激白 人質司法違憲訴訟への決意、獄中で考えたこと
凄い裁判が始まろうとしている。KADOKAWA前会長が人質司法で精神的肉体的苦痛を受けたとして、国相手に2億2000万円の損害賠償を求めた裁判だ。五輪汚職で逮捕・起訴され、今は保釈中の身。この裁判は…
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元グーグル日本法人代表 辻野晃一郎氏が喝破 無責任体質が経済停滞とデジタル化の遅れを招いている
政権与党の自民党は裏金事件の実態解明から逃げ、首都のトップも学歴詐称疑惑への説明を避け続けている。不祥事が続出する大企業トップも説明責任を果たさない。こうした無責任体質はどこからくるのか。その根本原…
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“卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」
いよいよ始まる、パリ五輪。メダルの行方もさることながら、話題のひとつはフジテレビ五輪中継のスペシャルキャスターに抜擢された石川佳純さんだろう。卓球の女王からの“転身”が注目されるのは、ほかのアスリー…