著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

ゆりやんレトリィバァの成長 素人時代から「この子は違う」

公開日: 更新日:

 7日、「R-1グランプリ2021」で優勝し号泣した、ゆりやんレトリィバァ。キレキレのダンスを踊り、ピアノを弾きドラムも叩く。2017年「女芸人№1決定戦 THE W」の優勝を皮切りにバラエティー番組、ドラマにCMとデビュー当時から注目され続けている逸材です。

 19年には単身アメリカに渡り、全米オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演。大きく肌を露出した星条旗デザインの水着を着て、ダンスパフォーマンスを披露。芸名の由来を聞かれ「飼っている“猫”の名前が(犬種の)レトリィバァなんです」と言ったり、男性審査員に宿泊先のホテルの部屋番号を言ったり、流暢な英語でジョークを飛ばし、いつものおっとりしたキャラはそのままで審査員と渡り合う姿が大きな反響を呼びました。

 また100キロを超えていた体重を30キロ以上ダイエットして、ファンを驚かせ、そして今回の「R-1」優勝。デビューから8年でこれ以上、何を望むのかというぐらい順調に成長しています。

 ゆりやんは関大(関西大学)4回生の年にNSCに入学。第一印象はおっとりして見るからに優しそうな女の子。それがネタになると別人のようにハツラツとして、素人とは思えないぐらい存在感があり「この子は違う」という雰囲気を醸し出していました。「(芸人として)残る、売れる」と思う子は説明はできませんが、この“雰囲気”を持った子たちなのです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された