「21世紀は文化の世紀」を実現…韓流作品リメークはハリウッドでも相次ぐ
今年の米アカデミー賞の授賞式で濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞した。受賞前のインタビューで監督は自身の作品に対する注目の高さについて「2年前、アカデミー賞で4冠に輝いた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の影響が大きい」と答えている。非英語作品が作品賞を受賞したのはアカデミー賞の歴史上、初の快挙だったからだ。
その韓国映画界は今、世界中でリメークブームを巻き起こしている。韓流ブームが日本に上陸した2000年代初めからジャンルを問わず、さまざまな韓国映画がハリウッドでリメークされてきた。
なんと韓国初のゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」(原題:釜山行き)まで「ニューヨーク行き最終列車(原題)」というタイトルでリメークされ、来年には日本でも公開予定だ。今ではフランスやスペイン、インド、中国など世界中にリメーク版権が売られている。
1日から日本で公開される韓国映画「スピリットウォーカー」(原題:幽体離脱者)もハリウッドでのリメークが決定。記憶を失った謎の男が12時間ごとに他人の体をさまようSFアクション映画である。何が起こっているのか想像のつかない斬新なストーリーと映像は、リメーク前からハリウッド映画のようだ。