「どうでもいい」から可笑しみを見つける ふかわりょうの適当になれない神経質さ
「血が騒いでます」(ふかわりょう/フジテレビ系「全力!脱力タイムズ」2月17日放送)
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あるあるネタが供給過多だとして、残しておくべきネタと削減すべきネタを仕分けしようという“報道番組”をかたる番組ならではの企画が行われた。その審査をするのが「あるあるネタのレジェンドにして現代あるあるの創始者」と紹介された、ふかわりょう(48)。その肩書に「率直に申し上げまして嫌な呼ばれ方ではない」と笑う、ふかわが語った一言が今週の言葉だ。
土佐兄弟の「高校生あるある」には「写実的」、レイザーラモンRGを「ブリッジ重視型」、天津木村「エロ詩吟」を「時代の波で表現できるギリギリの縁を渡っている」などと的確に評しながら、「認可」「不認可」を判定していくふかわの振る舞いは、おふざけの企画とはいえ「現代あるあるの創始者」にふさわしいものだった。
フジテレビ系「私のバカせまい史」(2022年9月29日)で発表された「お笑い芸人のあるあるネタパッケージ発明史」でも、あるあるネタを変革した「2大発明」の1つとして、ふかわの「小心者克服講座」を挙げていた。あるあるにダンスを取り入れ、「嫌いな人にダメージを与える」という目線を加えた、と。