<3>名機「フィーバークィーン」“ごらく”版ついに全国導入
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パチンコファンにとって、この2月は特に注目だ。「フィーバーパワフル」に続き名機「フィーバークィーン」の新作が今週全国のホールに導入。ドラムが回転し図柄を揃えるという伝統を守り続ける数少ないシリーズであり、一度通り過ぎてから戻り図柄が揃う心憎い演出や大当たり時の「クィーン!」という効果音に25年間魅せられ続けているファンは多く、新作が心待ちにされていた。そして大手ホールチェーンのダイナムではさらに魅力を増した新クィーンが打てるというが果たして、どんな違いがあるというのだろうか。
ドラム機の女王にダイナムスペック登場
全国に400以上の店舗を持ち年間1億人以上のユーザーの声を聴くダイナムが、メーカー機種に一味加えたPB機を開発しているのは既報の通り。これらは新たに“ごらく”とネーミングされ、第1弾としてすでに先々週導入された「フィーバーパワフル2018DS」が大好評を博している。クィーンも同様で、スペックが少し異なることで打った感覚は格段に違っているようだ。大当たり確率はメーカー機の106分の1に対し109.8分の1と若干渋め。だがその分15ラウンド比率はメーカー機種の12%に対し19.8%と、甘デジタイプとしては破格の数値が実現されているのである。ということは時短100回が選ばれる確率も必然的に上がるわけで、連チャンの期待度も増すことになる。初代クィーンの興奮を知る弊紙読者にはぜひ、より攻めたスペックの“ごらく”版をおススメする。
甘デジタイプでは破格の15ラウンド比率約20%!
もちろんこれは、実戦で記者自身がごらく版の恩恵を受けたからこその断言である。少々苦手なクィーンということで序盤はやや苦戦し、初フィーバーがやってきたのは178回転目のことだった。これが、いきなりの15ラウンド。その後8回転のSTはすんなりと抜けてしまったものの時短100回ということで、出玉を減らさず余裕で連チャンにこぎ着ける。そして、2度目の大当たりは5ラウンドだったが今度はST5回転目で再び15ラウンドをゲット。この時点で約3000発を獲得していたため、時短終了後ももうちょい粘ろうという気になり、そこから80回転後に再び5ラウンドと15ラウンド大当たりを追加。最終的に3500発オーバーの出玉獲得に至ったのである。ここで分かったのは、大当たり確率が高いほど長く楽しめるという理屈はユーザー心理とは異なっているということ。適度な出玉満足感があってこそ長く楽しめるというのが本音なのだ。そんなユーザー心理が反映された“ごらく”スペック機にはぜひ、今後も注目したいものだ。
またクィーンといえばトランプ図柄。出玉とは関係ないがこの部分にもごらく版は工夫があり、図柄の中にダイナムのイメージキャラクター「モーリーズ」のシルエットが隠されている。ファン心理を突いた細やかな工夫が長く愛される機種であることを予感させる。