芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景
春ドラマのしんがりを務める形でGW目前の24日にスタートした、芳根京子(28=写真)主演の「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ=木曜夜10時)。西香はち氏による人気コミックを原作にした、《昭和11年を舞台に交際ゼロ日婚からスタートする歯がゆくも愛らしい“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を丁寧に描いたハートフル・昭和新婚ラブコメ》(公式サイトより)だ。
初回放送後、SNSでは《ピュアな2人に癒やされた》《和装の芳根ちゃんがカワイイ》《静かに沁みてくる感じ、いい》などと好意的な声が上がる一方、《テンポが遅すぎて眠くなった》《笑わせるのでも泣かせるのでもなく、ドキドキさせるのもない。一言で言えばつまらない》といった辛口コメントもちらほら。特に若年層からは《地味すぎる》なんて指摘もあり、賛否が分かれるスタートとなった。
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「従来のドラマに慣れた人には面食らってしまうかもしれないほど“スローなドラマ”でしたね」と、こう続ける。
「放送前はNHKの朝ドラみたいな雰囲気かなと思ったけれど、そこまで説明的じゃないし、むしろ登場人物の感情がすごく抑えられていて、視聴者に委ねるスタイル。朝ドラ風にしたほうが視聴者は見やすいのかもしれませんが、原作の世界観を重視したのでしょう。新妻を演じる芳根さんと、その夫役の本田響矢さんの不器用な空気感は、一歩間違えばコントになってしまいそうではありますが、見守ってあげたくなる感じは伝わります」