“マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意
「マジシャン」
あす20日のレンジャーズ戦に先発する佐々木朗希(23=ドジャース)を皮肉タップリにこう評したのは、主にドジャースの主砲としてメジャー通算284本塁打、現在は地元ロサンゼルスの中継局「スポーツネットLA」のコメンテーターを務めるエリック・キャロス氏だ。
「自らピンチを招いているものの、そこから抜け出してしまう。東京はヒドかった(3回5四球)のになぜか1失点。6日のフィリーズ戦も初回無死二、三塁でハーパーを迎えたが、1失点。13日のカブス戦も三回はビッグイニングかと思ったら、守備に助けられた」
ここまで4試合に先発して防御率3.29。制球がままならない割りに意外にも失点は少ない。2戦目の2失点が最多で、残り3試合は1点しか失っていない。自分で招いたピンチをいつの間にか脱出しているところがまるで「手品師」のようというのだ。
キャロス氏が「ビッグイニング」と思ったカブス戦は、三回に2四球などで1死満塁。迎えた鈴木は中前に抜ける当たりを放ったが、シフトを敷いていた二塁手の真正面。続くブッシュの“満塁本塁打”もパヘスがフェンスに激突しながらのジャンピングキャッチでもぎ取った。自ら招いたピンチを、周囲にフォローしてもらっているのだ。