ダート1400m バイオレットSで圧巻の差し切り ヤマニンチェルキの3連勝~園田競馬
5月1日(木)第26回兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ)16時15分発送予定
3歳馬による春のダート短距離王決定戦だ。
昨年より1400mへと替わり、今年は①着賞金5000万円と増額し、JpnⅠ級の賞金で行われる。1870m時代からJRA勢は23連勝。今年も中央勢が中心であり、◎はヤマニンチェルキだ。
前走のバイオレットSが鮮やかだった。折り合いをつけ、後方12番手から一気差し。展開が向いたとはいえ、4戦ぶりの1400mを大外を回しでレースの上がりを2秒も上回る36秒1の脚で決めた。
口向きの難しさから6F戦を中心としてきたが、大きなストライドを見れば、距離延長でよりためが利き、ポテンシャルを出せた印象だ。これならコーナー4つの園田コースはより歓迎となる。ここも豪快差しを決める。
〇も中央勢からマテンロウコマンドだ。体質強化とともに成績が上昇して3走前から7Fダートで3連勝。前走の昇竜Sは4角で一頭、手応えが違う競馬で前4頭を左ステッキ一発で楽々と交わし去った。先行抜け出しの前2戦から、違うスタイルで勝てたことは大きな収穫。中間も坂路51秒台を出すなど、順調だからレースの安定感も含めて有力な一頭だ。
▲はハッピーマン。2走前のヒヤシンスSは1600mが、前走の大井・京浜盃は1700mが長かった印象。伸びを欠いた。園田1400mは昨秋に兵庫ジュニアGP勝ちした舞台。「千四なら力まないペースにもなる。勝った時と同じ走りができれば」と寺島師も巻き返しに期待する。
注印のリリーフィールドは、2走前のフィリーズレビューでは発馬後の不利でリズムを狂わされたが、前走のファルコンSでは逃げて③着。淀みのない流れから首、首差と粘った。ダートは昨夏の函館千㍍以来となるが当時は6馬身差の圧勝を決めている。モズアスコット産駒らしく立ち気味のツナギの一頭だから、ペースを握れた時の粘り込みに注意したい。
△は一頭。もうひとつ気配が上がり切らない中央ミストレスではなく、地元園田のエイシンハリアー。道営から転厩して①②①①②着。前走の佐賀・ネクストスター西日本3歳オープンでは勝ち馬に逃げ切られたが、好位差しからの連対。自在性があり、コーナー4つの競馬への経験値の高さから押さえたい。
第26回兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ)は5月1日(木)の16時15分に発送予定だ。
◎ヤマニンチェルキ
〇マテンロウコマンド
▲ハッピーマン
注リリーフィールド
△エイシンハリアー