日本外交と政治の正体
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TV露出度が激減 安倍首相が仕掛けた総選挙は失敗に終わる
経済紙「ウォールストリート・ジャーナル」(WSJ)は、米国で最も権威のある新聞である。WSJは9月末の社説でこう書いていた。 〈安倍氏の総選挙、メイ首相の二の舞いか〉 〈早期の勝負に懸け…
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何を目指しているのか…極端な右派色強める「小池新党」
小池百合子都知事が代表に就任した国政政党「希望の党」。安倍首相の解散会見にぶつけるように突然、行われた新党結党の発表が話題となったが、この政党は何を目指しているのかが全く分からない。 そもそ…
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選挙の争点は国家を破壊する安倍政権の独裁を許すか否か
「10月総選挙」に向けて政界が一気に騒がしくなってきた。「大義なし」「党利党略」との批判が上がる中、この選挙で何が問われているのかはハッキリしている。安倍政権による「国家の破壊」を許していいのか、否か…
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「制裁」は無意味 北朝鮮問題は安倍首相では解決できない
北朝鮮の核兵器、ミサイル開発に対応する手段として、おおむね挙げられているのは「制裁」「先制攻撃」「対話」の3つである。このうち「制裁」「先制攻撃」について考えたい。 まず「制裁」では核兵器、…
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北危機緩和には金体制を排除しない約束をつくるしかない
北朝鮮が3日に〈ICBM搭載用の水爆実験に成功した〉と発表した。水爆だったか否かは別として、広島、長崎の原爆の10倍以上の威力があると推定される大規模な核兵器を開発中であることは間違いないだろう。 …
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日本が主権を取り戻すには日米地位協定の改定が不可欠
安倍改造内閣の新たな閣僚の発言で注目するべき内容があった。 「日米地位協定をもう少し見直さないといけない」 江崎鉄磨沖縄北方相が会見で発した言葉だ。 その後、地位協定は見直さな…
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バノン氏追放は「アメリカ・ファースト」の実質的な終焉
バノン米国大統領首席戦略官が更迭された。更迭されたバノンは、「我々が闘い、勝ち取ったトランプ政権は終わった」と言ったが、今のトランプ政権はもはや昨秋の大統領選挙で勝利した時とは違う。 世界が…
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緊迫高まるも米国民は北朝鮮への軍事行動を望んでいない
北朝鮮がグアム島周辺へのミサイル発射計画を公表し、米朝の緊張が高まっている。 北朝鮮は7月末、弾道ミサイルを発射。このミサイルは米国を射程に収めているとみられ、CIAのポンペオ長官は、北朝鮮…
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森友問題 大阪地検特捜部は財務省を徹底捜査するべきだ
大阪市の学校法人「森友学園」による国の補助金不正受給事件で、大阪地検特捜部が前理事長の籠池泰典容疑者と妻・諄子容疑者を詐欺容疑で逮捕した。籠池氏は、木材建築の普及を目指す国土交通省の補助金に、設計業…
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安倍首相は歴代政権の「退陣ライン」をとっくに超えた
毎日新聞の世論調査で、内閣支持率が26%となり、6月の前回調査から10ポイントダウンし、不支持率は56%となった。もはや安倍政権の支持率は「退陣」せざるを得ない水準である。 歴代の首相で、退…
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安倍首相はもはや「終わり」から逃れることはできない
安倍首相に「近しい」といわれる山本一太・参院予算委員長は自身のブログでこう書いた。 〈新幹線で尾身朝子衆院議員と2人で話をした。内閣不支持率が5割近くになると、地元の『逆風体感指数』は一気に跳…
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内閣を支持しない理由の「本丸」は安倍首相の資質にある
メディア各社の安倍政権の支持率低下が止まらない。背景にあるのは、安倍首相に対する国民の強い不信感である。 安倍首相は2つの重大な判断ミスをした。ひとつは都議選で自民党候補が苦戦を強いられてい…
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「終わりの始まり」 都議選惨敗の教訓を学ばない安倍首相
先週のコラムで〈党総裁である首相が選挙応援に立てないのは異常事態だ。何か安倍首相の終わりの始まりを感じさせる〉と書いた。 都議選の結果はまさに、多くの国民が予想していた以上に「安倍政権の終わ…
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応援演説に立てない 都議選は安倍首相の終わりの始まりだ
民主主義で最も重要なのは選挙である。国政選挙であれ、地方選挙であれ、各政党が全力を尽くすのは当然だ。23日に東京都議選の告示があり、選挙戦が始まった。翌24、25日は告示後初の週末を迎え、民進党の蓮…
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マフィア的な政治を続ける安倍政権を止めるべき
報道機関の世論調査は客観的データに基づき、公平中立かつ、恣意的な操作が入り込む余地はない――。おそらく国民の多くはこう信じているだろう。しかし、果たして本当にそうだと言い切れるのか。 国会が…
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加計問題 世論が追い込んだ文科省を「再調査」の意義
「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」――などと記載されていた文科省内部文書の存否について、松野文科相が再調査の結果を発表した。この再調査の意味と、今後の展開を考えたい。 …
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独首相が米国離れを示唆 それでも隷属し続ける安倍政権
国際情勢の動きの中には、一過性的、扇情的に注目を集めるものと、長期的な構造変化を求めるものがある。G7とNATO首脳会談を終えて表面化した米独関係の激しい対立は後者に属する。 第2次大戦以降…
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官僚人事を一手に握った安倍政権が腐敗政治を招いている
学校法人「加計学園」(岡山市)が愛媛・今治市で進めている獣医学部の新設計画をめぐるさまざまな疑惑が、安倍内閣の土台を揺さぶっている。 あらためて経緯を整理すると、①獣医学部の建設地(約37億…
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天皇陛下に対する安倍首相の姿勢は「戦前の軍部」と同じ
昨年の8月8日、「生前退位」の意向を示していた天皇陛下が「象徴としてのお務め」についてのビデオメッセージを公表した。 内容は、①即位以来、私は国事行為を行うとともに、日本国憲法下で象徴と位置…
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米国が中国よりも日本重視というのはこの国だけの幻想
北京でシルクロード経済圏構想「一帯一路」の国際会議が開催された。ロシアからプーチン大統領、英国は財務相、ドイツは経済・エネルギー相がそれぞれ出席した。 注目だった米国は、大統領特別補佐官兼国…