内藤雄士が分析 トッププロの企業秘密
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ジョン・ラーム コンパクトなトップから放たれる“圧倒的飛距離”の凄さ
2020年「メモリアルトーナメント」でPGAツアー4勝目を挙げて、25歳という若さで世界ランク1位の座についたジョン・ラーム。 その後、「全米オープン」というビッグタイトルを含む2勝を挙げて…
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井戸木鴻樹の抜群の安定感は、コンパクトなスイングを崩さないから
昨年シニアツアーで3勝を挙げた井戸木鴻樹プロは、2013年「全米プロシニア選手権」を制した功績で永久シード権があります。 しかし、昨年の開幕戦直後に行われた、あるメディアのインタビューで、「…
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立山光広の強みは、関節の可動域を広げる練習で得た大きなスイング
昨年の「日本プロシニア選手権」のタイトルを獲得した立山光広プロ。 かつてのゴルフの名門、日体荏原高校出身で、1年先輩に伊沢利光プロ、同学年に西川哲プロ、1年後輩に丸山茂樹プロがいます。200…
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古江彩佳は無駄な動きがない「再現性高い」合理的なスイング
昨年暮れのLPGAツアーQシリーズを7位で通過して、今季からアメリカに主戦場を移して戦う古江彩佳プロ。 小さいころからお父さんと二人三脚でスイングをつくってきたそうですが、その完成度は見事と…
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R・ヘンリーの持ち味は攻めのゴルフ グリーンを外してもパーセーブできる小技も秀逸
今年の「ソニーオープン・イン・ハワイ」は素晴らしい試合でした。最終日18番パー5で松山英樹がバーディーを奪い、それまでリーダーだったラッセル・ヘンリーに追いつき、プレーオフは松山のスーパーショットで…
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東京五輪「金」ネリー・コルダの注目点 足の強さと締まった体幹が生み出す体の回転量
昨年はネリー・コルダにとって飛躍の年だったでしょう。メジャーの全米女子プロを含むツアー4勝をマーク。さらに世界ランク1位の米国代表として東京五輪に出場して、そのプレッシャーをはねのけて見事に金メダル…
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木下稜介は昨季パーオン率2位の「ショットメーカー」同級生の松山英樹が発奮材料に
昨年6月の国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権」でツアー初優勝を果たした木下稜介プロ。同月に行われた「ダンロップ・スリクソン福島オープン」で早くも2勝目を挙げました。 奈良県生まれですが、高…
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スコット・ビンセント 一貫して手が胸の前にあるコンパクトなスイング
日本ツアーで昨季2勝のスコット・ビンセントはジンバブエ出身のプロゴルファーです。 クリケット、ラグビー、サッカーなど数多くのスポーツを経験しましたが、体格に恵まれないため、選手として選抜され…
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ヘンリック・ステンソン「飛ばしの原動力」はハンドファーストで迎えるインパクト
2016年「リオ五輪」で銀メダルを獲得したスウェーデンのヘンリック・ステンソン。その年は「全英オープン」も制して、世界ランク2位になりました。 ところが、現在世界ランクは180位と低迷してい…
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渋野日向子の優れた技術 勝負強さを支える“攻撃的パッティング”
今季LPGAツアーの出場権を争った昨年の「Qシリーズ」を通過し、メンバーカードを取得した渋野日向子プロ。 2週間、8ラウンドに及ぶ長丁場の戦いは、7ラウンド目に79と大きくスコアを崩して7位…
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“甘いマスク”ニック・ワトニー 歪みのないきれいな軌道を描く静かなスイング
PGAツアー5勝のニック・ワトニーがプロデビューした2003年当時は、将来を嘱望された有力な若手でした。 ルーキーイヤーの記録を見ると、ドライバー平均飛距離は312ヤードでしたが、規定ラウン…
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賞金女王・稲見萌寧は女子プロには珍しいパワーフェードボール
コロナ禍のため試合中止が相次いだ2020年と21年が合体して1シーズンになったJLPGAツアー。9勝を挙げて初の賞金女王に輝いたのが稲見萌寧プロです。東京五輪では銀メダルを獲得して人生最良のシーズン…
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細川和彦プロ トップから自然と手が落ちる切れ味抜群のアイアン
昨季シニアルーキーとして開幕戦から参戦した細川和彦プロ。4月のデビュー戦「金秀シニア沖縄オープン」は3位と好調な滑り出しを見せ、その後も2位が3回。それでもなかなか優勝に手が届きませんでした。 …
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ビリー・ホーシェルは静かなスイングを貫く高いマネジメント力の持ち主
今年3月の「WGCデルマッチプレー」でPGAツアー6勝目を挙げたビリー・ホーシェル。9月には欧州ツアーのビッグイベント「BMW・PGA選手権」で欧州ツアー2勝目です。 ホーシェルはフロリダ大…
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イ・キョンフンのスイングは静かに軸をキープするから安定感抜群
今年の「AT&Tバイロンネルソン」で念願のPGAツアー初優勝を遂げたイ・キョンフン(李京勲)は、着実にステップアップをしてきた選手です。これまでの韓国人プロのパターンは、まずは母国ツアーで地歩を固め…
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ジョーダン・スピースに復調の兆し…球筋をドローに変えてドライバー飛距離がUP
ジョーダン・スピースは華々しい戦歴の持ち主です。テキサス大学で世界アマランク1位になった直後に中退して2012年にプロ転向。13年「ジョンディアクラシック」でPGAツアー初優勝を果たした時は19歳で…
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勝みなみの力強いスイングは下半身がリード 筋トレで飛距離20ヤードUP
今年の「日本女子オープン」で圧勝した勝みなみプロ。優勝スコアは通算14アンダーまで伸ばし、2位との開きは6打差と一人旅状態でした。 2014年にアマチュアだった15歳のときに「バンテリンレデ…
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イム・ソンジェは松山英樹の良きライバル 特徴はテークバック始動時のリストコック
PGAツアーに参戦するアジア人選手のイム・ソンジェ(任成宰)は、フェデックスランクも世界ランクも、松山英樹と抜きつ抜かれつというよきライバルの関係です。 しばらく世界ランクでイムのほうがリー…
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“小さいレフティー”ブライアン・ハーマンはアプローチが最大の武器
ブライアン・ハーマンは、PGAツアーでフィル・ミケルソンに次ぐ強さを誇るレフティー(左利き)といえるでしょう。 不思議なことにテニスなど他の球技は右手でプレーするそうです。それはともかく、ジ…
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練習しないプロ手嶋多一の“武器”は素振り効果を生かした力みのないスイング
今年の「日本シニアオープン」は手嶋多一プロ(57)が圧勝しました。 2位の桑原克典プロに8打差をつける通算19アンダーは、大会最少ストロークと最多差優勝の記録更新です。 これで手嶋プ…