内藤雄士が分析 トッププロの企業秘密
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鈴木愛プロは下半身が微動だにしない再現性高いストローク
昨シーズンは、渋野日向子プロとのデッドヒートを制して、鈴木愛プロが2017年シーズン以来、2度目の賞金女王に輝きました。 鈴木プロも渋野プロも、歯切れのいいパッティングが特徴で、パター名手同…
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深堀圭一郎の強みはクラブを立てて下ろすダウンスイング
今季シニアルーキーとして4月のノジマチャンピオンカップからデビューした深堀圭一郎プロ。 日本オープン(2003年)を含むレギュラーツアー8勝という活躍を見せていた選手ですから、期待が当然集ま…
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渋野日向子を支えた緩まずボール芯を打ち抜くパッティング
日本ゴルフ界で今年の最大のトピックは何といっても渋野日向子プロの大活躍だったでしょう。 海外初挑戦だった8月のAIG全英女子オープンでのメジャー優勝は、最後まで勝敗が読めないスリリングな試合…
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S・ローリー 183cm×102kgの体格を生かしたフェードボール
今年の全英オープンは、68年ぶりに北アイルランドのロイヤルポートラッシュで開催されました。 当地出身のローリー・マキロイは幼少のころから、このコースでたびたびプレーをして、16歳のときに61…
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堀川未来夢の飛距離アップは脳をだます素振りで手に入れた
日本大学4年の年末にQTを受け、翌2015年のツアー出場権を得てプロ転向した堀川未来夢プロ。ルーキーイヤーに賞金ランク41位となって、いきなり賞金シード選手になりました。 ところが16年はラ…
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伊沢利光は低いティーアップでダウンブロー軌道を生かす
シニアツアー参戦2年目の伊沢利光プロが、福岡シニアオープンで待望のシニア初優勝を果たしました。 17歳の息子さんを初めて帯同キャディーにして「いいお手本だったか分かりませんけど、いいプレーが…
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タイガー・ウッズ<後編>スイングは頭がほとんど下がらない
ZOZO選手権で堂々の完全優勝を見せてくれたタイガー・ウッズ。これまで、何人もコーチを代え、そのつどスイングチェンジしても勝つことができたのは、チェンジしつつも、しっかりとスイングの基本は押さえてい…
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タイガー・ウッズ<前編>丸く振るだけの素振りは迷いがない
日本初開催の米ツアー「ZOZO選手権」はタイガー・ウッズが初代チャンピオンに輝きました。 僕はオンコースリポーターを務めたおかげで、実に素晴らしいスイングとコースマネジメントを、間近でつぶさ…
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トミー・フリートウッド 直線的な攻めが過酷な会場で威力
ロングヘアにヒゲという風貌は、とてもプロゴルファーには見えないトミー・フリートウッド。イングランド出身の28歳の選手です。 日米共同開催のZOZO選手権で初来日し、ちょっと気になったファンも…
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今平周吾はグリップエンドを余らせてシャープに振る
スコアメークに直結するスタッツで、いつも各部門の上位に名前が載っているのが今平周吾プロです。 初の賞金王だった昨年のスタッツを見ると、平均パット1位、パーオン率4位、パーキープ率2位となって…
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ポール・ケーシー 地味な練習を長年続けトップランク維持
イングランド生まれのポール・ケーシーは、ゴルフの名門、米アリゾナ州立大に奨学金留学をして、めきめき腕を上げた選手です。 学生リーグでは、T・ウッズが持っていた4日間通算アンダーパー記録の18…
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武藤俊憲は“飛んで曲がらない”トータルドライブ上位の常連
41歳の武藤俊憲プロが、「パナソニックオープン」で4年ぶりにツアー通算7勝目を挙げました。 2006年に賞金シード入りして以来、現在までその座を守っています。 ところが賞金ランク49…
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D・ウィレットは両脇を締め体のターンでボールをとらえる
2016年マスターズで優勝したダニー・ウィレット。このとき、ウィレットはパターが絶好調で、最終日は3打差5位からスタートして67をマーク。ジョーダン・スピースのマスターズ2連覇を阻止しました。 …
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L・グラバー 構えたら躊躇なくパットして怖さを克服し優勝
2009年全米オープン優勝を含むPGAツアー3勝のルーカス・グラバーは、素晴らしいショットメーカーです。 しかし、3勝目を挙げたころから、パッティングに苦しみ始めました。 17―18…
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ドライバーをマイナーチェンジ 石川遼が取り戻した正確性
日本プロゴルフ選手権、セガサミーカップと2試合連続優勝で完全復活を見せてくれた石川遼プロ。選手会長に就任した昨年は、未勝利に終わったものの、たびたび優勝争いに加わり、復活優勝も時間の問題と思わせる戦…
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リスク恐れず 渋野日向子の強気パッティングを支えるもの
渋野日向子プロが、7メートルのバーディーパットをガツンと決めたときは、内心で「バンザイ」と叫んでしまったファンも多かったのではないでしょうか。もちろん、8月のAIG全英女子オープンの最終日、最終ホー…
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チャン・キムはボールを分厚くヒットするフェードヒッター
チャン・キム選手が日本ツアーに本格参戦して、頭角を現し始めたころ、誰もがその圧倒的な飛距離に度肝を抜かれたものです。飛んで曲がらないフェードボールがキム選手の魅力です。 年間3勝を挙げた一昨…
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アダム・スコットのパット適応力は大いに参考になるはず
メジャーを含むツアー13勝を挙げてきたアダム・スコット。2013年マスターズ優勝はオーストラリア選手初のグリーンジャケット獲得と大きな話題になりました。 タイガーと同じコーチの指導を受け、並…
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正面に向けた両太ももに注目 畑岡奈紗はスイングの理想形
一昨年から米女子ツアーを主戦場として頑張っている畑岡奈紗プロ。3年目の今季も3月の起亜クラシックで3勝目を挙げ、存在感を示しています。これで、日米通算ツアー6勝目です。 2016年日本女子オ…
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J・B・ホームズは強烈オープンスタンスでプッシュスライス
2006年にツアーデビューしたJ・B・ホームズは、その年のFBRオープンで初優勝。順調な滑り出しかのように見えたのですが、11年シーズン半ばに脳腫瘍と診断されます。 PGAツアーを戦うプロに…