プロ野球 サムライは死んだか
-
<第6回>投手は勝ち星がつかなきゃタダ働きだった
巨人菅野の防御率1・73はもっかリーグトップ。しかし、7勝(6敗)はリーグ3位タイ。勝率は5割ちょっとしかない。それでもこの防御率を維持すればオフには年俸(1億1000万円)の大幅増は間違いないだろ…
-
<第5回>球宴でパ・リーグ選手は燃えに燃えた
今年のオールスターは17、18日(東京ドーム、マツダスタジアム)に行われる。今やすっかりお祭り気分だが、昔はセとパの真剣勝負だった。というより、パの選手は特別な意識を持っていた。 70年代…
-
<第4回>王さんの寝相の悪さは半端じゃなかった
最近はキャンプでもシーズン中の遠征でも、選手は宿舎で1人部屋を与えられるが、私の現役時代は旅館だった。若手は大部屋で、ベテランや主力でも2人部屋だった。 だから、いろんな「ドラマ」があった。…
-
<第3回>旅館の仲居のおばちゃんに怒られた
30日からの3連戦、巨人は本拠地東京ドームに広島を迎え、阪神は神宮でのヤクルト戦だ。 巨人やヤクルトの選手は「自宅通勤」だし、阪神や広島の選手と夜のネオン街でバッタリなんてことはないだろう…
-
<第2回>こんなに試合時間が長いと飲みにも行けない
4日間の交流戦休みも終わり、19日からリーグ戦が再開した。それにしても相変わらず試合時間が長い。ここまで3時間以内に収まったのは3試合だけ。再開初日の巨人―中日戦に至っては、のっけから4時間35分…
-
<第1回>「神様、仏様」の稲尾さん 逆球は生涯たったの5球
その瞬間、神様の言葉を思い出した。 巨人の交流戦はロッテに3連敗で終幕。最後は抑えの沢村がサヨナラ適時打を浴びた。打たれた球は外角に構えた捕手の要求に反し、シュート回転したボールが内角に入っ…