経済ニュースの核心
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株価の暴落スタートが暗示するネズミ年「リスク繁盛」とは
2019年の大納会で「掉尾の一振」は全く見られず、日経平均株価は大陰線(安値引け)で終え、新春の投資環境を先読みしたように見えた。 事実、おとそ気分の正月3日、トランプ米大統領は、IS掃討作…
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20年相場も視界不良か 日銀の「変則的出口戦略」が危ない
米国の2019会計年度(18年10月~19年9月)の財政赤字が9843億ドル(前年度比26・4%増)となった。赤字幅は4年連続の増加で、1兆ドルを超えた12会計年度に迫る。景気拡大で税収は増えたが、…
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株価上昇はトランプ大統領からのクリスマスプレゼント?
クリスマス(キリスト降誕祭)シーズンに入り、繁華街は活気がある。 そんな中、都内某所のキリスト教教会で賛美歌を歌った縁で、友人から教会のクリスマスコンサートに誘われ、出かけた。「きよしこの夜…
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「13日の金曜日」市場混乱?トランプ“爆弾”ツイートに注意
12日(木)は英国総選挙、13日(金)はメジャーSQ、12月調査の日銀短観も発表される。欧米で「金曜日と数字の13は不吉」という概念は、キリストの最後の晩餐が金曜日に催されたと広く信じられ、その場に…
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キャッシュレス化による「師走の過剰消費」で株価は上昇?
忘年会シーズンだ。私も先日、友人と新宿「思い出横丁」で平日の昼間から飲んだ。午後2時から7時ごろまで飲酒したせいか、数日後に体調を崩した。近くのクリニックに診察開始直前に行くと、受付の女性は「7番目…
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ヤフー・LINEの経営統合に立ちはだかる「独占禁止法」の壁
日本のマスコミが大騒ぎしたヤフーとLINEの経営統合。衛星放送で見た欧米のテレビではまったく話題にされず、「GAFA」や「BAT」と呼ばれる米中のIT大手の株価も影響を受けることがなかった。島国日本…
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GAFAやBATに見劣り ヤフーLINE統合はガラパゴス化の危機感
「桜を見る会」のニュースが頻繁に流れている。夫婦で「桜を見る会」に招待された大学名誉教授の友人いわく、「安倍首相主催だけに、観光バスで乗り付けた安倍晋三後援会の人たちが目立ち、首相周辺はテレビ放映を意…
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秋相場の主役は「英語」と「パソコン」 狙うは家電量販店
先週、平日の昼下がり、通信社の友人と東京・日本橋の大きなカフェに入った。ランチタイムは終わっているのに、ほぼ満席だった。驚いて友人に聞くと、「テレワーク(遠隔勤務)でしょう。みんなカフェで仕事ですよ…
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日米ともに株価は好調 試金石となる「クリスマス商戦」
9月の米国小売売上高(10月分は11月15日発表)は、前月比0・3%減少と7カ月ぶりに減少した。0・2%程度の増加を見込んだ市場予測に反した。経済を牽引している消費が弱まれば、先行きの景気へ懸念が強…
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訪日客激増で好機到来 海外に「和食文化」売り込む狙いは
テレビ中継されるラグビーの試合は高視聴率で、友人までにわか解説者となっているが、株式市場ではラグビー関連銘柄には無反応と、マスコミバブルとは真逆だ。ラグビーワールドカップや、10月、11月と続く皇室…
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財政出動の恩恵が大「土木工事」と「建機レンタル」に注目
先週、台風19号が東海・関東・東北を縦断した。台風一過の日曜日に普段散歩している利根川の堤防(土手)に登ると、川幅が平時の約3倍、80メートルほどに広がっていた。いまにも土手から水があふれ出しそうに…
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軍事パレードの威力絶大「米中貿易戦争」の勝者は中国か
10月1日、中国建国70年、国慶節の軍事パレードは壮観だった。規模、スケールの大きさは当然だが、核弾頭を10発搭載し迎撃困難な大陸間弾道ミサイルや空母キラーミサイル、さらにはイージス・アショアでも迎…
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米中貿易戦争激化か 電鉄やガス「安心安全」内需株に注目
米国が離脱した環太平洋経済連携協定(TPP11)が2018年12月に発効、政府は実質国内総生産(GDP)を約1・49%増加させるとした。19年2月発効の日本・欧州連合(EU)の経済連携協定(日EU・…
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経済の先行指標は「米中貿易戦争の緩和」を示しているが…
10月1日、日本取引所グループは公開買い付けを経て、東京商品取引所(主要株主は豊商事、日本ユニコム、みずほキャピタルなど)を子会社化した。近年は商品取引参加者の減少で、東京商品取引所は慢性的な赤字体…
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月5万?人生100年時代「老後の不足額」本当はナンボなのか
先週、ホームセンターから会員に向けたハガキが届き、「消費税増税前にまとめ買い」とあった。近くのスーパーに行けば店内アナウンスは「増税前に買い物」を連呼している。さらにキャッシュレス化が加速するが、高…
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キャッシュレス化の波に乗るなら流通系カード株に勝機あり
証券会社にとって9月は3連休が2回もあり営業日数が少ない。個人、法人営業は低迷続き。中間決算を前にして、自己売買部門が利益を稼ぐために動いていよう。 証券会社は9月中間決算を控えて、株価上昇…
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IT時代の今こそ日本企業の「研究開発力」が再評価される時
欧米機関投資家が運用方針の目安とするOECD景気先行指数は「100」を下回り続け、先行きの景気減速を示唆している。市場関係者が「株価形成を歪める」などと批判することの多い日銀の執拗な株価下支え策(イ…
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米中貿易戦争激化の余波で…日本がアメ車を買わされる日
米国の第10代大統領ジョン・タイラーは、1845年にテキサス(元メキシコ領)を併合、第11代大統領ジェームズ・K・ポークはメキシコからカリフォルニアなど6州を割譲、第17代大統領アンドリュー・ジョン…
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日韓関係悪化で9月相場閑散 「市場の夏休み」は終わらない
8月のお盆が明けても、閑散相場が続いている。 株価指数は日銀のインデックスETFの買い付けがなければ、大きく下落していただろう。「夏は閑散」と割り切れればいいが、野村証券が大規模な支店閉鎖を…
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猛暑も米中貿易摩擦も…市場キーワードは「クールダウン」
米国は8月1日に対中制裁関税第4弾を発表、同5日には中国を為替操作国に認定した。第4弾は9月1日から発動するが、スマホ、ゲーム、衣料品、おもちゃなど一部品目(1560億ドル相当)は、クリスマス商品の…