経済ニュースの核心
-
5G時代は「折り畳みスマホ」が主役 日本の電子部品メーカーに追い風
株式市場では、投資家の判断を誤らせる「風説の流布」は、犯罪で禁止されている。しかし、ウクライナ侵攻などの極端な報道を見ていると、社会では大衆を扇動するための「フェイク」ニュースが飛び交っている。株式…
-
鶏卵最大手イセ食品の経営破綻で…「パンドラの箱」引き取る支援者は?
卵価はこの先どうなるのか。「森のたまご」や「伊勢の卵」などで知られる鶏卵最大手のイセ食品(東京・有楽町)が先週末、経営破綻した。金融機関との間でつなぎ融資を受ける契約を締結済みで、「事業の継続に当面…
-
政界で高まるMMT待望論 自民党内で二派に分裂する財政問題
岸田文雄首相は昨年10月の参院本会議で、日銀保有国債の一部永久国債化や教育国債の発行について、安定財源や財政の信認確保の観点から「慎重に検討する必要がある」と距離を置いた発言を行った。国民民主党の大…
-
原油高騰で世界はカオスに…「1年以内にスタグフレーション」の衝撃予測
欧米中心にロシア非難、反戦デモが見られるが、米国のイラクやアフガニスタン侵攻の時には、反戦運動は起きなかった。 イスラエルが、パレスチナ人の土地やシリア領ゴラン高原に不当に入植し、現状変更を…
-
旧日産系の自動車部品大手マレリが経営破綻…「みずほの抱える爆弾」がはじけた
「みずほの抱える3爆弾」などと呼ばれてきた大口融資先の一つが、ついにはじけた。大手自動車部品メーカーのマレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ、他の2つはソフトバンクグループと昭和電工)で、今月…
-
ロシア中央銀行は「金」を買い増していた…ウクライナ侵攻に向け周到な準備か
ロシア軍のウクライナ侵攻に世界の金融市場が揺れている。その中にあって急騰しているのが安全資産といわれる「金」だ。店頭の小売価格は1グラム当たり8000円に近づき、高値を更新している。金地金を扱う業者…
-
視界不良の「3月相場」はすでに調整局面入り…企業の株式評価損が続出する恐れ
北京冬季オリンピックの閉会を待っていたかのように、ロシアは隣国ウクライナへ電撃作戦のような侵攻を開始した。一挙に戦線をウクライナ全土に拡大、欧米の想定を上回る速さだった。 外務省などによれば…
-
「コロナ完敗」ニッポンに光明? 塩野義製薬の抗ウイルス薬は初承認なるか
果たして欧米勢に一矢報いることになるのか。塩野義製薬が先週末、新型コロナウイルスの飲み薬について、厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した。承認されれば国内企業による初のコロナ関連創薬となる。 …
-
SBIの「第4のメガバンク構想」に黄信号…出資銀行の業績が悪化
新生銀行のTOB(株式公開買い付け)を成功させ、傘下に収めたSBIホールディングスの北尾吉孝社長。新たな経営陣として五味広文元金融庁長官らを送り込むなど、北尾氏が推し進める「第4のメガバンク構想」の…
-
ウクライナ緊迫 相場格言は「遠くの戦争は買い」極東の日本株に投資妙味か
連日、ニュースは、オミクロン株とウクライナ情勢で持ちきりである。株式市場は、その報道を受けて乱高下しつつ、日経平均株価は上値を切り下げて推移している。コロナ禍により、飲食店経営者は「リスクオフ」に動…
-
ライザップ社外取締役に就任決定 車谷暢昭・元東芝社長の「華麗なる人脈」
元東芝社長兼最高経営責任者(CEO)の車谷暢昭氏が6月24日付でトレーニングジムなどを運営するRIZAP(ライザップ)グループの社外取締役に就くことが決まった。 「昨年4月に社内の確執もあり東…
-
セブン&アイHDやサッポロHDも…深刻なコロナ不況で「事業リストラ」ラッシュに突入
東京商工リサーチによれば、2022年1月の「新型コロナウイルス」関連倒産は120件(前年同月比16.5%増)で、21年1月から13カ月連続して100件超、20年2月からの累計は2589件に達した。1…
-
韓国現代自動車「日本再上陸」 電動車をネット限定販売という奇策の勝算は
果たして捲土重来となるのか。世界5位の韓国大手自動車メーカー、現代自動車(Hyundai)が電動車を引っ提げて日本に再上陸する。「消費者の目が肥えている」とされる日本での挑戦でブランド力や品質を磨き…
-
ウクライナ情勢に北京五輪…複雑に絡む国際情勢のなかで問われる「日本の真価」
不思議なこともある。中国の新疆ウイグル自治区やロシアのウクライナ国境付近が空撮され、不穏な動きがあると、欧米メディアで報じられている。自国の領土に、国籍不明など他国の航空機が飛来すれば、領空侵犯、ス…
-
宝刀を抜け! 燃油価格高騰で高まる「トリガー条項凍結解除」の声
もはや「引き金」を引くしか手はないのかも知れない。 ガソリンをはじめとした燃料油製品の価格高騰を抑えるために経済産業省が1月27日から発動した補助金政策が早くも行き詰まる形となった。ENEO…
-
地銀の仕組み債販売に問題続々噴出で…金融庁がついにメス
地銀による仕組み債の販売が問題視されている。金融庁幹部は1月中旬、地銀首脳に対して次のように強調した。 「2021年、金融庁に寄せられた苦情を分析したところ、地域金融機関から外貨建て一時払い保…
-
3年目突入のコロナ禍で「貧富の格差」はますます拡大する
総務省が1月28日に発表した、住民基本台帳に基づく2021年の人口移動報告によると、昨年1年間の東京都からの転出者数が41万4734人となり、比較可能な14年以降で最多となった。 不動産経済…
-
1戸13億7000万円も出た! 首都圏の新築マンションが過去最高値を更新
もはやタメ息しか出てこないといったところか。21年の首都圏新築マンションの平均価格が6260万円と前年比2.9%上昇、バブル期のピークだった90年の水準(6123万円)を上回って31年ぶりに過去最高…
-
日本SPC2社がチャプター11申請・受理も…航空機リース市場に暗雲垂れ込める
航空機リース市場に暗雲が垂れ込めている。年の瀬が迫った昨年12月17日、航空機リースを目的とした日本のSPC(特別目的会社)2社が米国ニューヨーク州南部地区破産裁判所に連邦破産法11条(チャプター1…
-
ついに「弱気」相場入り 日米ともにリスクオフで市場は手じまい
一日中、救急車のサイレンが鳴り響く。どこの誰がオミクロン株に感染したのかと不安になる。結婚式・披露宴の招待者は減り、葬儀社を取材すれば、感染回避でお通夜・告別式を身内だけで行う家族葬が増えているとい…