経済ニュースの核心
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欧米の製薬会社は天文学的な利益を上げそう…市場も注目
4月に入っても連日、新型コロナウイルスの感染者数の報道が続いている。大阪市は「まん延防止等重点措置」の対象指定を受けて「見回り隊」を組織し、時短要請対象の市内約6万店の飲食店への監視を強化する方針を…
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名門「オンキョーホームエンターテインメント」上場廃止へ
スピーカーを得意としてきたオーディオ業界の名門・オンキヨーホームエンターテイメント(旧オンキヨー)が株式市場から退場を迫られることになった。業績不振で3月決算期末の純資産が2期連続マイナスすなわち債…
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日本郵政とテンセントが楽天に出資 中国へ流出は防げるか
「日本郵政のデータがテンセントに流れることがないような仕組みを構築する」 日本郵政の増田寛也社長は3月30日に記者会見し、資本・業務提携先の楽天が中国IT大手のテンセント子会社から出資を受ける…
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景気判断は紙からデジタルへ 渋沢栄一翁ならどう読む?
「株主総会へのご来場は、コロナ禍でお控えいただきたい」との総会通知を受け取った。都心に出かける用事はないが、春の陽気に誘われて、東京・丸の内に友人の画家の作品展を見に行った。ここは多くの大企業が本社を…
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新電力大手「エフパワー」の破綻を招いた卸市場の狂乱相場
電力小売りの全面自由化を受けて相次ぎ誕生した「新電力」。その大手企業のひとつが経営破綻に追い込まれた。先週24日、東京地裁に会社更生法の適用を申請したF-Power(エフパワー、東京都港区)で、負債…
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日本生命が保有株売却の動き…安定株主失い地銀は戦々恐々
日本生命が地銀株の売りに動く、しかも業績の低調な地銀株から優先して売るというので、地銀が戦々恐々となっている。 日本生命は2021年度から3年間で、保有する地銀の株式を簿価ベースで250億円…
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「なりたい職業ランキング」で「会社員」がトップの波紋
第一生命が3月17日に2020年度の「将来なりたい職業ランキング」を発表。男子の小中高生、女子の中高生のトップは「会社員」だった。「会社員」との回答は1989年から91年に「サラリーマン」がベスト1…
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コロナ禍が直撃…婚礼大手「ワタベウェディング」が破綻
まさに典型的な「コロナ破綻」と言っても過言ではなかろう。婚礼大手のワタベウェディングが先週末、一般社団法人事業再生実務家協会へのADR(裁判外紛争解決)申請に踏み切り、事実上、経営破綻した。結婚式と…
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東日本大震災10年で今も揺れる福島銀 SDI HDが筆頭株主に
東日本大震災から丸10年が経過した。 この間、震源地域となった福島県の経済は、福島第1原発事故の影響もあり、まさに苦難の道を歩んできた。「震災復興ということで手厚い予算が配分され、一時は復興…
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市場の関心は解散総選挙のタイミング ネットが主戦場に?
「がんばろう東北」 2011年3月11日の東日本大震災から10年とあって、先週のテレビ番組は震災特番が多かった。当時は、被災した東北の復旧に全国からボランティアが駆け付けたが、まさに体育館など…
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パイオニアは“虎の子”を売却へ 経営再建は時間との闘い
再建の行方が一段と不透明になってきた。デジタル地図開発などを手掛ける子会社、インクリメント・ピーの売却に踏み切ることを決めた、かつてのAV機器の名門・パイオニア(東京・文京)。国内投資ファンドのポラ…
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旧三和銀行の遺産 店舗外ATMは“最高の持ち帰り店”に変身
駅前でよく目にする無人の銀行ATMコーナー。数坪の敷地にコンパクトに配置された数台のATMは立地のよさもあり利用する顧客は少なくなかった。しかし、それも過去の話になりつつある。コロナ禍の現在、こうし…
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円安加速で保有株が目減り 海外勢は日本株を売ってくる
バイデン米政権発足後、NYダウは2月24日に3万1961ドルの史上最高値を付け、その後は、長期金利上昇を受けて高値圏でもみ合い、先週末は3万1496ドルで引けた。日経平均株価は2月25日に3万213…
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日医工に富山県から業務停止命令 後発薬の信頼を揺るがす
「信じ難い不正だ。後発薬そのものへの信頼を大きく損ないかねない」。業界関係者からはこんな懸念も上がる。 75品目にも及ぶ自主回収を繰り返した揚げ句、医薬品医療機器法に基づき富山県から業務停止命…
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みずほ系ヒューリックが大手企業の本社ビルを相次ぎ買収
外資ファンドも驚く勢いで都心の大手企業ビルを買収している不動産会社がある。メガバンク・みずほ系のヒューリック(吉留学社長)だ。東京・新橋汐留の電通本社を3000億円規模で買収したのに続き、同じく新橋…
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日米で異なる相場観 日本株式市場は「カネ余り」ではない
渋沢栄一は「日本資本主義の父」と評されるが、その資本主義の総本山、米国のNYダウは、2月24日にパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の金融緩和の長期化を示唆する発言を好感、3万1961ドルと史上…
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新築マンション市場7年ぶりに首位交代 その要因と影響は?
首位交代――。新築マンション市場におけるトップの座が7年ぶりに入れ替わった。 不動産経済研究所が先週まとめた2020年のマンション動向調査で明らかになったもので、発売戸数ナンバーワンの地位を…
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日銀のマイナス金利導入から丸5年「あと3年続く」の深読み
マイナス金利が導入されて2月16日で丸5年が経過した。短期金利をマイナスに引き下げることで期待インフレ率を押し上げ、物価上昇率を2%まで高めることを目指したが、いまだに2%の上昇は実現できぬまま、副…
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コロナ拡大第4波が心配だが…3月は草木生い茂る上昇相場へ
緊急事態宣言が発令された都府県は、3月7日の延長期限前に解除が決まるのか。 3月は重要な局面を迎える。新型コロナウイルス感染は、昨年1月を起点に4月、8月、12月とほぼ4カ月のサイクルで感染…
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出光の“高揚と落胆” EV参入で東亜石油のTOB失敗払拭なるか
悲喜こもごもといったところだろう。先週16日、石油元売り大手・出光興産の社内は「高揚と落胆」がまさに交錯する形となった。 コロナ禍でオンライン記者会見となったため「華々しく」とはいかないまで…