経済ニュースの核心
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ビジネス書「資本論」人気の背景 コロナで貧富の差拡大か
ビジネス書の売り上げランキング(ジュンク堂書店大阪本店調査)の第1位に斎藤幸平(大阪市立大学経済学部准教授)著「100分de名著 カール・マルクス<資本論>」(NHK出版)がなった。NHK・Eテレの…
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資生堂「日用品事業売却」の背景 化粧品に集中も全快遠く
ルーツは約100年前に発売した「石鹸」に遡るという。そんな歴史と伝統を持つ日用品事業の売却に踏み切る化粧品最大手の資生堂。今年7月をメドに欧州系投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズに1600…
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コロナ不況で中小企業が頼る「ネットファクタリング」とは
緊急事態宣言の延長でさらなる売り上げ減が避けられず、資金繰りに窮する観光業や飲食業などの中小事業者。その頼みの綱となっているのが「ネットファクタリング」だ。 ファクタリングとは売掛債権などを…
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バイデン政権最大の関心事は「中国経済」半導体も米国第一
東京五輪・パラリンピックが中止された場合、世界の保険会社が被る損失は20億~30億ドルと、世界的イベント中止に関連する損失としては過去最大となる恐れがあることが保険ブローカーの話で明らかになったとい…
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亀屋万年堂を買収「シャトレーゼ」の積極的M&Aと世界戦略
「ナボナはお菓子のホームラン王です」 プロ野球界のスーパースターで読売巨人軍の王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)が出演するTVCMのこんなフレーズが全国を席巻したのは、もう半世紀以上前の196…
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ソフトバンクとKDDI急接近…浮上する統合話とそのハードル
KDDIがスマホ料金の新プラン「povo(ポヴォ)」を発表し、通信4社の低価格プランが出揃った。KDDIの「povo」は、NTTドコモの「ahamo(アハモ)」、ソフトバンクの「SoftBank o…
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ロシア製・中国製ワクチン接種がアジアや南米でも始まった
ロシアの国立ガマレヤ研究所が開発した新型コロナウイルス感染症ワクチン(以下ワクチン)「スプートニクV」は、2月ごろまでに製造を凍結乾燥粉末に加工したものに切り替えるという。凍結乾燥ワクチンは、通常の…
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日本製鉄が仕掛けた東京製綱への“懲罰的TOB” その思惑は?
「敵対的TOB(株式公開買い付け)ならぬ懲罰的TOBでは……」 鉄鋼業界関係者らの間では、こんな声も飛び交う。 日本製鉄がワイヤロープ国内最大手、東京製綱に対するTOBに踏み切った。「…
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ブラックアウト寸前だった電力配給…中国の爆買いが背景に
年明け早々、寒波に伴う電力需要の増大に供給が追い付かず、一部の地方ではブラックアウト(広域停電)寸前だったことにお気づきだろうか。 電気事業連合会は1月10日に、「節電へのご協力のお願い」を…
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「リモートワーク実施率」が株高に直結? 投資基準に変化
政府は、営業時間の短縮要請に応じた飲食店や、その取引先などに給付金を支給する。対象は1月、もしくは2月の売上高が前年同月に対して半分以下となったこと。コロナ禍ではなく、経営力がなくて業績不振に陥って…
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AGCとセントラル硝子の統合見送りは「予想された結末」
経済産業省幹部らの苦虫を噛み潰す音が聞こえてきそうだ。生産能力が過剰でこのままではコスト競争力を失いかねないとして、かねて板ガラス業界に対し再編統合や設備集約化に取り組むよう強く促してきた経緯がある…
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任天堂が業績絶好調 創業家の資産運用会社がM&Aに参戦へ
新型コロナ禍の巣ごもり需要を背景に、大人気の「ニンテンドースイッチ」や、ゲームソフト「あつまれどうぶつの森」。リリースする任天堂の業績は絶好調だ。「2021年3月期の純利益は過去最高の3000億円を…
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米国ブルーウエーブ験則では株価上昇…09年は23%アップ
先週末、日経平均株価は約30年5カ月ぶりに2万8000円の大台を超え、終値は2万8139円だった。大手証券会社の投資リポートや市場関係者の株価予想を見ると2021年末まで日経平均株価の高値を2万80…
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JR貨物「株式上場」の野望…成長投資の目玉はレールゲート
将来の株式上場を“野望”に掲げる日本貨物鉄道(JR貨物)が事業基盤強化に向けて積極投資に乗りだす。 大型物流施設の建設や老朽設備の更新などに、2021年度からの10年間で総額4020億円を投…
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揺れる東芝、守る経産省…臨時株主総会を巡る攻防の行方は
東芝が揺れている。筆頭株主の投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントと、米運用会社ファラロン・キャピタル系のチヌーク・ホールディングスの2社が臨時株主総会の開催を請求しているためだ。 …
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リスクラバー投資家が好む地合い 企業の“勝ち負け”鮮明に
「Go To トラベル」中止の影響か、大晦日に近くの健康ランド(温泉施設)に出かけると、受付での検温はなく、レストランなど施設内は混み合っていた。露天風呂に行けばどの浴槽も混雑し、社会的距離は不可能。…
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景気の先行指標“工作機械受注高”が2年2カ月ぶりプラス転換
果たして今年の景気回復を告げる“瑞兆”となるのか。景気の先行指標のひとつとされる工作機械受注額が2年2カ月ぶりに月次ベースで前年比プラスに転じた。 国内外の工作機械メーカー108社で構成する…
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市場が注目するDX35銘柄 銀行では「りそなHD」のみの理由
「銀行では唯一、うちがDX(デジタルトランスフォーメーション)35銘柄に選ばれているんですよ」 こう語るのは、りそなホールディングス(HD)の幹部だ。3メガバンクを凌駕する、りそなのDX戦略と…
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2021年の景気を経済指標から探る 悪化と考える企業は32%
政府は18日に2020年度の実質国内総生産(GDP)の成長率見通しを前年度比マイナス5・2%とし、予算編成の前提となる21年度の実質GDP成長率見通しを同4・0%(名目GDPでは4・4%)とすること…
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ミドリムシのユーグレナ キューサイ買収に投資家「複雑」
「ミドリムシ」と「青汁」。どちらも緑色だが、果たして相性はどうなのか。 東大発ベンチャーの「雄」で、微細藻ミドリムシを活用した機能性食品などを展開するユーグレナがケール青汁などで知られる健康食…