安倍政権は倒せる!
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<第10回>野党の間で政権交代に向けた建設的な議論が始まっている
安倍一強政治の現実を前にして、群小野党が選挙協力により反転攻勢を考えたのは自然である。 まず、共産党の「国民連合政府」構想は公正なものである。それは、安倍政権によって蹂躙されてしまった「憲法…
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<第9回>野党は人材不足という判断は間違っている
安倍自民党「一強」状態の政界で、その横暴を止めるために野党が選挙協力して反転攻勢をかけるべきだ……という主張はもっともだとしても、その旗頭になり得るリーダーがいない……という嘆きをよく聞く。 …
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<第8回>「革命」という言葉を警戒する反知性
共産党が「国民連合政府」構想を掲げて野党選挙協力を提唱したことに対してさまざまな反響が報じられている。その中に、民主党の幹部が「『革命』政党とは一緒にやれない」と絶叫しているものがあった。そこには、…
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<第7回>共産党への拒否反応はおかしい
全ての小選挙区(1人区)で野党が1人の統一候補を立てて選挙協力すれば、政権交代が可能であるということは既に何回も述べた。そして、「国民連合政府」を樹立して立憲政治(つまり、憲法を守る政治)を回復しな…
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<第6回>野党連合への批判はすべて筋違いである
安倍政権は、憲法9条を蹂躙しただけでなく、議会制民主主義の意味もはき違えている。つまり、選挙とは、議会で議論して政策を決定する議員たちを選ぶ作業であり、多数派に国家の全権を白紙委任する儀式ではない。…
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<第5回>共産党の組織票があれば国会の構成比を変えられる
安倍政権が独裁政権化してしまっていることは既に明白である。明らかに海外派兵を禁じている憲法9条を無視して、実質的な質疑を一切回避して(つまり、圧倒的多数の世論の反対も無視して)、海外派兵に不可欠な集…
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<第4回>「なぜ安倍首相を批判するのか」答えは山のようにある
私にはもともと自民党支持者の友人、知人、親族が多い。彼らから時々、「なぜおまえはそんなに安倍首相を批判するのか? 安倍首相は日本のためによくやっているではないか!」と言われる。 しかし、私に…
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<第3回>正義はどちらにあるかは明々白々だ
戦争法が違憲だ……という私たちの指摘に対して、戦争法に賛成する人々から、しばしば、「憲法を守って国が滅んでも構わないのか?」という反論が返ってくる。 「安全保障環境の激変」(つまり、中国と北朝…
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<第2回>国民の怒りが解けないのは必然的な理由がある
政府側が「平和・安全」法と言い、私たちが「戦争」法と呼んでいる新法が憲法9条に違反していることは、既に完全に立証されており、政府側からひとつもまともな反論は返ってきていない。まず、9条2項が「軍隊」…
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<第1回>幸福の利権を踏みにじる政権を許してはならない
「政治に無関心だ」といわれて久しかった若者たちを含めて、多数の国民が街頭にあふれて「『戦争法』反対!」と叫んだ夏は終わった。 9月の強行採決であの「戦争法」は成立したが、そこに至る過程で主権者…