スポーツ時々放談
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裏に協会の閉鎖的人事 錦織はデ杯に戻りたくても戻れない
男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ1回戦は先週、東京・有明にフランスを迎えて行われ、1勝4敗で敗れた日本は9月のプレーオフに臨むことになった。 エース錦織圭を欠いた日本は、初日のシ…
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地元開催のデ杯に不参加表明した錦織圭の決意と変化
今年最初のグランドスラム、全豪オープンでの錦織圭は4回戦敗退で終わった。2年連続ベスト8と相性のいい大会だったが、相手がロジャー・フェデラーなら、ここはフルセットの善戦を称えておくべきだろう。 …
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錦織圭 今季前半にメジャータイトル欲しいもう一つの理由
今年最初のグランドスラム、全豪オープンテニスの開幕が迫った。錦織圭は前哨戦の決勝で3勝0敗だったグリゴール・ディミトロフに敗退、左臀部の故障再発など不安はあるが、それでも、初のメジャータイトルを狙え…
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箱根駅伝3連覇を狙う青山学院大学の死角
今や国民的行事になった正月の箱根駅伝――青山学院大学の3連覇、そして出雲、全日本大学駅伝に続く3冠・完全優勝は間違いないともっぱらの評判だ。 今回から、山登り区間の5区の中継点が「メガネスー…
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東京五輪は“マラソンの妙”をクローズアップするチャンス
福岡国際マラソンは公務員ランナー、川内優輝の激走に沸いた。11月に日本陸連の長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーに就任したばかりの瀬古利彦氏も絶賛で、来年の世界陸上代表入りは間違いない。 …
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錦織圭 体力の課題は“マイペース日程”で克服するしかない
男子テニス最終戦、ツアー・ファイナルで錦織圭はベスト4に入った。ただ、トータル1勝3敗は評価が割れるところだ。全米覇者のスタン・ワウリンカを下し、アンディ・マリーに惜敗しながらも予備戦(ラウンドロビ…
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“死の組”入り錦織 ツアーファイナルはリベンジの格好機会
男子テニスATPツアーの最終戦、ワールドツアーファイナルが13日から、ロンドンで始まる。錦織圭にとっては今年最後の公式戦になる。 ATPツアーはグランドスラム4大会を筆頭に、マスターズ100…
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東京五輪で問題にすべきはマラソンコースだ
東京五輪のボート会場は、結局、海の森に収まりそうだ。そもそもレガッタはテムズ川やセーヌ川、日本でもかつては隅田川といった都心で行われてきた風雅な競技。宮城県も誘致するなら、松島を打ち出すくらいの声が…
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何をしたいのかが見えない…これが錦織圭の弱点だ
錦織圭にまた故障が発生した。先週の楽天ジャパンオープンは臀部の肉離れのため途中棄権し、今週の上海マスターズ出場は取りやめた。再来週のバーゼル500から復帰予定だが、上位8選手によるツアーファイナル出…
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テニス新星・大坂なおみに心配な日本人離れしていない性格
錦織圭で人気沸騰のテニスだが、一喜一憂は危険な罠だ。テニスのツアー日程は、男子のATPで4週、女子のWTAで8週のオフを挟むだけ、グランドスラムが1年に4度という目まぐるしい年間スケジュールに一喜一…
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情報筒抜け 錦織を阻むメジャータイトルと危機管理の陥穽
今年最後のグランドスラム、全米オープンテニスが幕を下ろし、錦織圭はベスト4だった。故障明けの夏に、マスターズで準優勝、リオ五輪で銅メダル、そしてアンディ・マリーを倒しての全米4強は評価に値する。ただ…
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錦織圭が全米で背負っているリオ五輪「銅メダル」の代償
テニスの全米オープンが行われている。今年はリオ五輪を挟んだイレギュラーな日程で、錦織圭も銅メダルを持ち帰ったまでは「めでたし、めでたし」。しかし、話はまだ終わっていない。 1回戦の相手、ベン…
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メダルは眼中になし…錦織圭の密かなリオ五輪“戦略”
8月1日未明はチャンネル回しに忙しかった。BSは錦織圭がマスターズ初Vをかけるトロントの決勝を、同じ時間帯の地上波は松山英樹が逆転優勝を狙う全米プロを追った。 若手が世界の桧舞台の最終日を飾…
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リオ五輪で期待できるのは女子マラソンの田中智美選手
先のウィンブルドンでは賞金問題が再燃した。テニスの4大大会の賞金は男女同額。女子準決勝、セレーナ・ウィリアムズとエレーナ・ベスニナの試合は6-2、6-0のわずか48分。前日の男子準々決勝ではアンディ…
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ツアー中の拠りどころ 錦織の気持ちの切り替え阻む真犯人
錦織圭のウィンブルドンは、2年連続の棄権という結果に終わった。マリン・チリッチとの4回戦第2セット、1-5となったところで、コーチのマイケル・チャンがスタンドから身を乗り出して、試合をやめるように指…
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スポーツの中身に「五輪」という器は合わなくなった
松山英樹はゴルフバッグを担いでリオに行くのか、テニスの錦織圭はどうか。スポーツの最高の舞台にと、五輪がプロ化に踏み出したのは84年のロス大会。ロシア陸連の組織的ドーピング工作は言語道断として、新鮮な…
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ドーピング違反のシャラポワ「2年間資格停止処分」の内幕
国際テニス連盟(ITF)はマリア・シャラポワ(ロシア)のドーピング違反を認め、2年間の資格停止処分を発表した。これで今年8月に開催されるリオ五輪には参加できず、現時点では、再来年の全豪オープン(1月…
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英語質問なく試合でブーイング嵐 錦織にパリの「厚い壁」
スポーツ観戦の醍醐味が予想と意外性なら、全仏オープンでの錦織圭に妄想は広がる。前哨戦でジョコビッチ、ナダルに敗れたものの、ごくごく僅差。宿敵のマレー、昨年覇者のワウリンカは、大会初戦で苦しみ、出遅れ…
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錦織は日本の学校対抗戦の枠を飛び出したから強くなった
錦織圭が好調だ。先週行われたマドリード・オープン、世界ランク1位のジョコビッチとの準決勝は最初から最後まで目が離せなかった。いきなりウイナー3連発で40-0と追い込み、第2セットでは4度のマッチポイ…
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1億円ボーナスも効果なし 男子マラソンの時代は終わった
4月18日に120回を数えたボストンマラソンは、優勝者を50年後に招待し、記念の朝食会を催して栄誉を称える。今年招かれた君原健二(75)は4時間53分14秒で完走し、招待者の期待に応えた。 …