習近平「アジア皇帝」への野望
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安倍首相の真珠湾訪問 「まずは謝罪に南京を訪れろ!」
早いもので、連載50回を迎えた。トランプ次期大統領のアメリカに目が行きがちだが、中国も時々刻々と動いている。引き続きホットなニュースをお届けしたい。 安倍晋三首相のハワイ・真珠湾への慰霊が、…
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安倍プーチン会談 中国人最大の関心は“ナマコ問題”だった
先週、日本中が固唾をのんで見守った安倍晋三首相とプーチン大統領の「温泉会談」だったが、海の向こうの中国人たちの注目度も高かった。それはズバリ、ナマコ問題である。北京在住のジャーナリストが語る。 …
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一触即発…中国空軍の沖縄・宮古沖通過は“日本への報復”
12月13日、中国は南京大虐殺79周年の国辱の日だった。この日午前10時から、南京の大虐殺記念館では、「犠牲者国家追悼式」を盛大に挙行。国歌斉唱の後、820万南京市民が1分間、自動車の警笛を鳴らし続…
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トランプと“舌戦”なら中国経済はメチャクチャにされる
12月11日、中国がWTO(世界貿易機関)に加盟して、15周年を迎えた。思えば15年前、中国は「入世」といって、国を挙げて祝杯を挙げたものだ。「入世」は、「世界貿易機関に入る」という意味だが、「世界…
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欧米より怖い排斥運動 中国「外国人差別制度」の中身
世界で、移民を排斥する「トランプ現象」が止まらない。4日のオーストリア大統領選では、極右のホーファー自由党党首が勝利に肉薄。同日のイタリア国民投票でも、「五つ星運動」が力を見せつけた。 私は…
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テレビ番組から社会主義色欠落で“中国のカストロ”大号令
「文芸戦線は、中国共産党と人民にとって重要な事業だ。文芸界の人間は、社会主義に服務しなければならない。社会主義文芸の方向と任務の繁栄発展という目標を一層明確にし、中華民族の偉大なる復興という中国の夢の…
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TPP空中分解で蔡総統ピンチ 中国は「台湾統一」に本腰
トランプ次期米大統領の「TPP脱退宣言」で、すっかり赤っ恥をかいた安倍首相だが、日本以上に深刻な事態に陥っているのが台湾である。台湾政府関係者がボヤいて言う。 「蔡英文総統は、昨年10月に訪日…
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中国の国営新華社通信は“TPPは死産した胎児”と勝利宣言
〈エリート主義のたまものであるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)は、すでに多くの人の目に「胎死腹中」(死産した胎児)だ。アメリカで国粋主義がエリート主義に報復したのだ。このアメリカの困難は、中国に…
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トランプ時代の外交 後出しじゃんけん精神でじっくり待つ
安倍晋三首相は、誰よりも先にトランプタワー詣でをし、先週末にペルーで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)では、すっかり「トランプの友人」を気取っていた。 そんな様子を、ペルーで遠目に…
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おひとり様の日に売りまくった 知られざるアリババの底力
「おお、わずか2分53秒で、優衣庫(ユニクロ)が、トップを切って1億元(約15・6億円)を突破しました!」 11月11日の深夜12時すぎ、中国全土にネット生中継されている深圳のイベント会場から…
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「特朗普主席」がもたらす 中・米・ロ“新三国志”の幕開け
〈これはアメリカ版の文化大革命だ。怒れるアメリカ人民が蜂起して、既得権益者どもを追放したのだ。「特朗普(トランプ)」はアメリカの毛沢東主席だ。特朗普主席万歳! 美国(アメリカ)人民万歳! 造反有理(造…
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失業や貧困で「米国の時代は終わった」と確信
前回に引き続き、アメリカ大統領選挙の話題である。世界が注目した「ヒラリーVSトランプ」決戦。中国中央電視台(CCTV)や国営新華社通信など中国の取材チームは、全米50州にくまなく記者を配置し、かつて…
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「特朗晋」の勝利でアメリカは自壊の道を歩む
米大統領選までカウントダウンとなる中、中国メディアに「唐納徳・特朗普」の6文字が出ない日はない。これはドナルド・トランプ候補の中国語表記である。 11月に入って、ますます興奮気味に「特朗普」…
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韓国朴大統領のスキャンダルにほくそ笑む中国
韓国の朴槿恵大統領が大ピンチである。この事態を、内心ほくそ笑みながら見守っている近隣の国が2カ国ある。1カ国は言わずと知れた北朝鮮だが、もう1カ国が中国なのだ。ある中国の外交関係者は次のようにうそぶ…
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「6中全会」閉幕 贅沢禁止令で101万人が処分された
中国で今年最大の政治イベントだった「6中全会」(第18期党中央第6回全体会議)が、10月27日に終了した。最終日に採択されたコミュニケ(公報)は、A4用紙で5枚に及ぶ長い文章だったが、最初にこう書か…
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重要会議「6中全会」で独裁体制固める勝負に出た
中国共産党の重要会議「6中全会」(第18期第6回全体会議)が、北京西部の京西賓館で開催中(24~27日)である。このホテルは、中央軍事委員会連合参謀部が経営する、いわば「要塞ホテル」で、過去57年に…
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比ドゥテルテ大統領を取り込んだ「札束外交」
フィリピンのドゥテルテ新大統領が訪日(25~27日)した。本来なら、6月30日の大統領就任以降、ASEAN(東南アジア諸国連合)の外へ出るのは日本訪問が最初となるはずだったが、中国に先を越された。同…
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国際通貨になった途端止まらなくなった人民元安
今月12日に、広東省版「日刊ゲンダイ」といえる人気夕刊紙「羊城晩報」が報じたスクープ記事が、中国内外で波紋を広げている。最近、広東省公安庁(県警に相当)が省内の地下銀行の一斉摘発を行い、350人余り…
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ついに始まった中国“ゾンビ企業”の破綻劇
今月10日、大連市中級人民法院が、東北地方最大規模の国有企業の一角である東北特殊鋼集団(特鋼)の破産申請を受理した。中国でいよいよ大型国有企業の破綻が始まったのだ。 この会社の前身は1905…
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最大の政敵・江沢民一派打倒へ 劉淇スキャンダル
10月1日からの国慶節(建国記念日)7連休が明けた中国で、ネット上に1枚の写真がアップされ、騒然となった。写っているのは、B5用紙1枚のペーパー(写真)。そこには、「劉淇同志一行の林芝視察接待の細目…