注目女子プロの凄みと弱み
-
初シード獲得の野澤真央 課題のスイング改造に手応え、2022年は台風の目に
プロ8年目の野澤真央が、昨季(2020-21年)の賞金ランク38位(メルセデスランク41位)となり、初のシード権を手にしました。 彼女のことはステップ・アップ・ツアー時代から見ており、ゴルフ…
-
臼井麗香のスレンダーな体形から想像できない力強いインパクトには驚いた
昨季(2020-21年)のポイントランク44位、賞金ランク45位で初のシード権を獲得した臼井麗香をツアー会場で初めて見た時には、ちょっとした驚きでした。 ゴルフウエアが華やかで、まるでフェア…
-
原英莉花が復活! 低迷脱出Vは師匠ジャンボ尾崎さんのヒントから
日本女子ツアーはコロナ禍の影響で2020年と21年が統合されて長いシーズンになりました。 黄金世代の原英莉花は昨年、16試合に出場して「日本女子オープン」と「JLPGAツアー選手権リコー杯」…
-
ツアー初Vがメジャーの三ケ島かな 持ち球をフェードに変えての勝利は自信になる
稲見萌寧と古江彩佳との賞金女王タイトル争いが注目された今季最終戦の国内メジャー「JLPGAツアー選手権リコー杯」は、ただ一人4日間ともアンダーパーで回り、三ケ島かながツアー初優勝を遂げました。 …
-
イ・ボミがシード落ち…“スマイル・キャンディー”はコロナ隔離に心が折れてしまった
2015年(7勝)、16年(5勝)と2年連続で賞金女王タイトルを手にし、圧倒的な強さを誇ったイ・ボミが今季賞金ランク82位、メルセデス・ランキングは84位。同50位までに与えられるシード権を失いまし…
-
渋野日向子の魅力は、どんな困難でも乗り切る持ち前の明るさ
10月の「スタンレーレディス」で1年11カ月ぶりに優勝した渋野日向子(22)にかつての勢いが戻ってきました。 翌週の「富士通レディース」は荒天のため短縮競技になりましたが優勝争いに絡み1打差…
-
古江彩佳は米女子ツアーに挑戦する強い気持ちがプレーを後押し
古江彩佳が昨年同様、ツアー終盤に強さを見せています。 1年前は11月に「伊藤園レディス」「大王製紙エリエールレディス」。 そして今年は10月に「富士通レディース」「マスターズGCレデ…
-
渋野日向子が復活V スイング改造と体の動きが一致しだした
渋野日向子が1年11カ月ぶりに「スタンレーレディス」で優勝しました。 9月に入って「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」4位、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」8位、「日本…
-
大山志保は満身創痍…ベテランはそれでも「魂のゴルフ」で戦い続ける
タフな設定になると強さを発揮するのがプロ21年目になるベテランの大山志保です。先の「日本女子プロゴルフ選手権」では4日間とも60台で回り、優勝争いにも絡み3位でした。 でも今年は開幕戦から1…
-
吉田優利はプロの世界で難関といわれる「2勝目」をあっという間にクリア
プロの世界では「1勝目は勢いで勝てても、狙って勝つ2勝目は難しい」といわれています。 そんなハードルをあっという間にクリアしたのがプロ2年目の吉田優利です。7月の「楽天スーパーレディース」で…
-
古江彩佳が1カ月間の欧州遠征で世界の立ち位置を確認しつかんだ自信は大きい
1カ月間に及ぶ欧州遠征で海外メジャーの「エビアン選手権」4位、「全英女子オープン」は日本勢最高の20位という好成績を残した古江彩佳は、ずいぶん思い切った行動をとったと思います。 コロナ感染が…
-
稲見萌寧5年シードで膨らむ海外挑戦 今年5勝の勢いに乗っての銀メダル獲得にアッパレ!
稲見萌寧が東京五輪で銀メダルに輝き、ゴルフ競技では男女通じて日本人初のメダル獲得です。 昨年から今年前半戦にかけて好調をキープ。5月までに12戦5勝と圧倒的な勢いがありました。 それ…
-
若林舞衣子 母親の死を乗り越え家族の支えが大きい4勝目
若林舞衣子が「GMOインターネット・レディースサマンサタバサグローバルカップ」でプレーオフの末に4年ぶりツアー4勝目を挙げました。最終日には85ホール連続ノーボギーのツアー新記録も達成しています。 …
-
堀琴音 どん底を味わい多くを学んでの初Vは自信になる
プロ8年目の堀琴音が「ニッポンハム・レディスクラシック」でツアー初優勝を遂げました。本当に良かったと思います。 彼女のプレーを初めて見たのは、ラウンド解説を務めた2016年の日本女子オープン…
-
菊地絵理香4年ぶり4勝目 勝利への意識が変わりベテランの味が光る
初日から首位の座を一度も譲らずに「アース・モンダミン」で4年ぶり4勝目を挙げた菊地絵理香はベテランらしい、いいプレーを見せてくれました。 若手が勢いづく今の女子ツアーの中で、ドライバー飛距離…
-
青木瀬令奈はメンタルコントロールに優れ賢くていつも冷静
「宮里藍サントリーレディス」で4年ぶりにツアー2勝目を挙げた青木瀬令奈のことは、直接話した機会は少ないのですが、「非常に頭がよくて、冷静な選手だな」と感じていました。 選手の意見をまとめるプレ…
-
勝みなみは飛距離増から乱れたスイングバランスを見事修正
「リゾートトラストレディス」で2年ぶりに優勝した勝みなみのことは、ちょっと心配していました。 もともと飛ばない選手ではありません。ドライバー飛距離は2018年は245・76ヤード(11位)、1…
-
大里桃子は悩み続けたイップスがクリアになり3年ぶり優勝
黄金世代の大里桃子が3年ぶりに「ほけんの窓口レディース」で2勝目を挙げました。初優勝からちょっと間が空きましたが、優勝会見で「イップスだった」と明かしています。 同じ伊藤園所属で、試合会場で…
-
稲見萌寧の「負けん気の強さ」は女子プロの中でも群を抜く
プロ4年目の稲見萌寧が今年に入って4勝をマークするなど勢いに乗っています。2021年は全10試合に出場して優勝を含むトップ10入り8回と抜群の安定感が光っており、もちろん予選落ちは1回もありません。…
-
東浩子は同世代プロを率いる「アズマ軍団」のキャプテン
プロ10年目の東浩子は、成田美寿々、青木瀬令奈、香妻琴乃、葭葉ルミ、福田真未、堀奈津佳、イ・ミニョンら“1992年度生まれ”の女子プロを率いる「アズマ軍団」キャプテンというユニークな顔があります。昔…