注目女子プロの凄みと弱み
-
岩井明愛は感覚派 2週連続の完全優勝で一回りスケールが大きくなった
岩井明愛が「住友生命レディス東海クラシック」で自身初の完全優勝を達成し、その翌週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子」で史上4人目の2戦連続完全Vと勢いが止まりません。今季3勝目を挙げてポイントランクも3…
-
急成長中の櫻井心那は冷静に自己分析できる 海外志向が高く目標もしっかりしている
プロ2年目の櫻井心那が6月の「資生堂レディス」でツアー初優勝を飾ると、7月「楽天スーパーレディース」、9月「ゴルフ5レディス」とあっという間に3勝をマーク。10代での達成は宮里藍、畑岡奈紗につぐ3人…
-
蛭田みな美は控えめで物静かな性格 “開き直り”からスーパーショットで初V引き寄せた
プロ8年目の蛭田みな美が「CAT Ladies」でツアー初優勝を挙げ、初シードを獲得しました。 ジュニア時代に数々のアマタイトルを獲得してプロ入り。試合会場で話をすると物静かな感じで、父親と…
-
鈴木愛に生まれた笑顔の余裕 コロナ禍を経てブランクを吹き飛ばす2年ぶりV
日本女子ツアーはほんの数年前まで、コロナ禍で試合が中止になったり、無観客開催など多大な影響を受けましたが、女子プロにも少なからずダメージを与えたと思います。 ギャラリーの声援がなくなり、閑散…
-
小滝水音が黄金世代13人目のV マイペース貫きつかんだツアー初勝利
プロ7年目の小滝水音が「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー初優勝を挙げ、黄金世代13人目の快挙です。 彼女を定期的に指導する周英舜(シュウ・ヨンスン)コーチはかつてプロを目指し、私が…
-
全米女子OP13位の木下彩は初メジャーでも気負いなく、自然体の感覚を優先
初の海外メジャー挑戦だった今月の「全米女子オープン」で13位になり、一躍有名になったのがスポット参戦の木下彩です。 それまでの生涯獲得賞金(2199万円)を、たった1試合(賞金16万7641…
-
ツアー初Vへ着実に近づく桑木志帆の大型ぶり…「資生堂 レディス」POでは悔し涙
先週の「資生堂レディス」は、プレーオフで敗れた桑木志帆がホールアウト後に、「優勝しないと意味がない。悔しい気持ちしかない」と大粒の涙を見せました。初優勝のチャンスを逃しましたが、この経験は必ず生きて…
-
岩井千怜の負けん気は人一倍 ドライバー飛距離を伸ばし自信に満ちた表情をしている
プロ2年目の昨季に2勝を挙げ、今季もすでに2勝をマーク。先の「サントリーレディス」では初日から首位を独走して自身初の完全優勝です。 しかも、大会記録を6打も更新する通算23アンダーとスコアを…
-
勢いに乗っている佐久間朱莉はツアー初優勝に近づいている
先週の「リシャール・ミル・ヨネックスレディス」は川岸史果とのプレーオフに敗れて2位。前々週「リゾートトラストレディス」は最終日最終組でプレーし、勝った山下美夢有に一時追いつきながら3位。ここ2戦連続…
-
工藤遥加13年目のプロ初Vに導いた大きなスイング 目標は「息の長い選手になりたい」
プロ13年目の工藤遥加が先週のステップ・アップ・ツアー「ツインフィールズレディース」で初優勝を果たしました。 試合中継を解説してプレーを見ましたが、表情が引き締まっており、優勝という明確な目…
-
神谷そらはプロ8戦目にツアー初優勝も…武器のドライバー飛距離には課題あり
2度目のチャレンジだった昨年のプロテストをトップ合格し、ルーキーイヤー8戦目の「フジサンケイレディス」でツアー初優勝を挙げた神谷そらは、何といってもドライバー飛距離が魅力です。 大会最終日は…
-
吉本ひかるが取り戻したショットの正確性はツアー初勝利の原動力に
プロ7年目の吉本ひかるが今季2戦目の「明治安田生命レディス」でツアー初優勝を果たしました。 黄金世代12人目の勝者であり、「やっと勝った」と感慨深いでしょう。 4年前にもこのコラムで…
-
勝みなみは米ツアールーキーでも経験豊富 ゴルフに向き合う強い姿勢が海外で大いに役立つ
米女子ゴルフのLPGAツアーに主戦場を移した勝みなみが、デビュー戦「ドライブオン選手権」で予選を通過して4日間戦い74位。そして翌週の2戦目「DIOインプラントLAオープン」は32位タイ発進の最終日…
-
申ジエは勝ち方をよく知っており、試合運びがうまい
申ジエが今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を制してツアー通算27勝目を挙げ、永久シードまで残り3となりました。 昨年は春先から両肘に内視鏡手術を受けた影響もあり、思ったような練習ができ…
-
新垣比菜のプロ初優勝は黄金世代の第1号 昨季終盤からのいい流れが復活への起爆剤に
今季女子ツアーが今週の「ダイキンオーキッドレディス」から開幕。大会主催者所属の新垣比菜に注目が集まります。 2017年にプロテストに合格し、翌18年「サイバーエージェントレディス」初優勝と早…
-
泉田琴菜の武器は野球で鍛えた下半身 ドライバー飛距離はトップ10レベル
ルーキーイヤーに初優勝した川崎春花、尾関彩美悠と同じ2021年プロテスト合格組で、QTランク18位資格から今季ツアー前半戦の出場権を手にした泉田琴菜に注目しています。 昨年はレギュラーツアー…
-
穴井詩は11シーズン連続シード維持 群を抜く飛距離が競技生活を長く続けられる秘訣
女子ツアーはプロテストに合格したばかりの新人がすぐ勝って人気を集めていますが、その一方で昨年は11年ぶりに金田久美子、藤田さいきの2人が優勝を遂げて大きな話題になりました。 ベテラン選手の勝…
-
桜井心那は昨季ステップ最多の5勝 新年早々台湾で1勝を挙げて勢いに乗る下部賞金女王
今季女子ツアーの注目選手のひとりに18歳の桜井心那がいます。ルーキーイヤーの昨季はステップアップツアーを主戦場にプレーし年間5勝と最多勝記録を更新する勢いがありました。下部賞金女王特典で今季レギュラ…
-
佐藤心結は3度のトップ10入りを決めて初シード獲得 人の目を見て話す礼儀正しさ
女子ツアーは昨季、プロ1年目の新人が大活躍して話題になりました。岩井千怜(2勝)、川崎春花(2勝)、尾関彩美悠の3選手があっという間に勝ち星を挙げるなど若手のハツラツとした勢いがありました。 …
-
藤田さいきはドライバー飛距離ランク8位 “飛ばしのアドバンテージ”は自信につながる
今季女子ツアーは終盤にベテランの活躍が光りました。10月の「三菱電機レディス」は33歳になった金田久美子が優勝し、11月の「大王製紙エリエールレディス」では藤田さいきが最少ストローク記録(パー71)…