特別寄稿
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新しい年に思う
毎年、新年を迎えるたびに同じようなことを書きつらねながら、半世紀がすぎた。 時代は変っても人の心は変らない。 「今年こそは」 と、期待しつつ新しい歳を迎えるのだ。90歳をはるか…
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五木寛之氏・新春随想「一寸先は闇」の新春
先日、神社の境内で、おびただしい数の絵馬を見た。人々の素直な願いがつづられた絵馬のピラミッド。 時間をかけて丹念に読んでみると、おおむね3つの願望に要約されるようである。 まずは<商…
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「マサカの時代」に生きる
かなり前に『マサカの時代』という本を出したことがあった。 「マサカこんな事になろうとは──」 というあの「マサカ」である。しかし素人の予想であろうと、専門家の推測であろうと、明日どうな…
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オリンピックに思う近代五輪の終焉
今回の東京五輪で何かが変ったと感じるのは、私だけだろうか。 夏空に回転するスケートボードの少年少女たちの演技を見て、近代五輪は終ったと、はっきりそう思った。 パリ五輪では新たにブレイ…
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五木寛之氏「夜明け前を生きる」
ステイホームの日々が続いて、最近なんとなく新聞を読むことが多くなった。 と、いってニュースは速報性に欠けるし、解説記事も、どことなくバイアスがかかっている感じで、いま一つだ。 そんな…