業界初の女性トップ誕生へ…高知銀行「河合祐子新頭取」の華麗な経歴と意外な一面
最も保守的な業界といわれる銀行界で、初の女性頭取が誕生する。高知県を主地盤とする第二地銀、高知銀行は3月27日、河合祐子副頭取(60)が6月下旬の定時株主総会において、新頭取に昇格する人事を決めた。まさに「『ガラスの天井』を破る画期的な人事」(金融庁関係者)と評価されている。
同日、同行本店で記者会見に臨んだ河合氏は、「(私自身は)高知の出身ではないが、高知に来てから高知のことを熱心にやってきた」と話し、高知銀行の強みとする「お客さまとの距離の近さ」を生かした経営を進める考えを示した。また、女性が頭取に就任することについて聞かれると、「そうした質問が早くなくなるといいな、というのが正直な感想。皆さまに成果をお見せして、女性であることを忘れて、この人は良い頭取だったと言ってもらえるようになりたい」と話した。
河合氏は静岡県出身で、1987年に京都大法学部卒業後、ケミカルバンク(現JPモルガン・チェース銀行)などを経て、2003年に日本銀行に入行した。14年には日本銀行高知支店で支店長に就任。欧州統括役兼ロンドン事務所長などを務めた。