棋士たちの盤上盤外
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藤井聡太編 勝負運の強さは今後の「他力昇級」で試される
2月5日のC級1組順位戦では、8連勝している杉本昌隆七段(50)と藤井聡太七段(16)の対局が注目された。 「師弟」の両者がともに勝てば、最終戦の前にB級2組への昇級が決まるのだ。 順…
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藤井聡太編 気象データを分析し時刻表のダイヤは丸暗記
藤井聡太七段(16)は、名古屋大学教育学部付属中学の3年生だった2017年の夏、高校で将棋と学業の両立ができるかどうか、進学について迷っていたという。 しかし、同年10月に前記の大学の付属高…
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藤井聡太編 タイトル保持者乱立は30年前の様相と符号する
昨年の7月に、佐藤天彦名人(31)、羽生善治竜王(48)、久保利明王将(43)、渡辺明棋王(34)、菅井竜也王位(26)、中村太地王座(30)、高見泰地叡王(25)、豊島将之棋聖(28)と、8タイト…
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無冠のどん底からカムバックを果たした昭和・平成の名棋士
大山康晴(十五世名人)は、実力制初代名人の木村義雄(十四世名人)を1952(昭和27)年に破って名人を獲得した。 しかし、宿命のライバルといわれた升田幸三(実力制第四代名人)にタイトル(当時…
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羽生善治はもっか順位戦6勝1敗 名人挑戦が期待できる
昨年の12月21日。羽生善治竜王(48)に広瀬章人八段(31)が挑戦した竜王戦の第7局で、羽生は通算3勝4敗で広瀬に敗れて竜王のタイトルを失った。 羽生は1991(平成3)年以来、1つ以上タ…
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100期か無冠か…注目の対局終盤に羽生善治はなぜトイレに
昨年の12月下旬、社会的にも大きく注目された将棋の対局があった。 羽生善治竜王(48)に広瀬章人八段(31)が挑戦した竜王戦7番勝負で、3勝3敗と互角の戦いが繰り広げられて最終の第7局に持ち…