現地リポート 外国人労働者の実像
-
日本が経済的優位を失えば外国人の特定技能は役割を終える
入管法改正を受け、日本に単純労働者を送り出す9カ国のうち、この2月からベトナム、ミャンマー、タイ、インドネシア、カンボジア、フィリピンを実際に回ってきた。 各国は経済状況も宗教も言語も異なる…
-
【フィリピン】 貧困層では日本語学習が立身出世の近道
外国人の新在留資格「特定技能」の対象9カ国のうち、今回はフィリピンから現地報告する。首都マニラでは4月13、14日、特定技能の対象14業種のうち介護の技能試験を他国に先駆けて実施。113人が受験した…
-
【カンボジア】日本に行きたくても「初期投資ができない」
先月開始の外国人の新在留資格「特定技能」を利用して日本に単純労働者を送り出す対象9カ国のうち、今回はカンボジアから現地報告する。 周辺国と比べ、同国の特定技能に関する動きは鈍い。現地の日本語…
-
【インドネシア】課題は格差背負ったイスラム教徒の扱い
先月から受け入れ可能となった外国人の単純労働者の送り出し国のうち、今回はインドネシアから現地報告をしたい。 インドネシアの朝は早い。中心街のホテルに宿泊していると、午前4時半に近所のモスクか…
-
【ミャンマー】留学ビザ取れず労働を選ぶエリートが増加
今月から日本でも受け入れ可能となった外国人の単純労働者。今回はその送り出し国の一つであるミャンマーから現地報告をしたい。 首都ヤンゴンのある日本語学校を訪れると、事務局長のA氏は開口一番、「…
-
【タイ】経済発展遂げ得られるモノなければ日本を選ばない
今月から受け入れ可能となった外国人の単純労働者の送り出し国のうち、今回はタイから現地報告をしたい。 タイには2017年時点で6134社の日系企業が存在し、国別だと中国、米国、インドに次いで4…
-
【ベトナム編・下】金の卵の「卵」たちの日本人気の理由は
今月から可能となった外国人の単純労働者の受け入れ。送り込む側のベトナムの国際空港での光景は、まるで高度成長期の「金の卵」たちの国際版のようだった。 首都ハノイから車で1時間半ほどのハイズオン…
-
【ベトナム編・上】空港で昭和の“金の卵”の光景を見た
ついに改正入管法が今月1日に施行され、外国人の単純労働者の大量受け入れが始まった。当面は協定国であるアジアの9カ国から受け入れるが、今回は労働者を最も多く輩出すると予想されるベトナムの現地の状況を報…