間違いだらけの新型コロナ報道
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成功例として注目「台湾はコロナの優等生」という過大評価
新型コロナウイルスの封じ込めに成功したとして注目されているのが台湾だ。人口は2400万人で日本の5分の1ぐらいだが、死者は7人と日本の130分の1。中国からの入境制限や、ITを駆使したマスクの実名配…
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習近平は新型コロナ対策で「初動の遅れ」を認めたのか?
中国の習近平国家主席が、新型コロナウイルスへの対応に誤りがあり初動が遅れたことを認めた――。今年の2月初旬、日本のメディアはこんな情報を伝えた。横浜港にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が到着し…
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請求金額は50兆ドル近く…荒唐無稽な“中国への賠償金請求”
新型コロナウイルスが最初に発生した中国に対し、世界各国から賠償金を求める動きが出ていると伝えられている。例えば「香港経済日報」(4月29日付)は米国、英国、イタリア、ドイツ、エジプト、インド、ナイジ…
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新型コロナウイルス起源巡り…米国発の陰謀説が止まらない
「秘密裏に作られた生物兵器ではないか」「いや、人為的に作製されたウイルスに違いない」――。新型コロナウイルスの起源をめぐるこの手の陰謀説は、主に米国から流布されてきた。 例えば米紙ワシントン・…
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原因不明の肺炎に気づいた医師は「内部告発者」ではない
中国の武漢市で発生した新型コロナウイルスは世界中で論争を引き起こし、国家間の対立も過熱させている。だが、その根拠となる情報にはウソや誤解も多い。最初に異変を察知した医師についても不正確な報道が目につ…