オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走
まさか首位を独走とは、開幕前に誰が予想できたであろうか。
昨23日のソフトバンク戦は2-6で敗れたものの、2位日本ハムと1.5ゲーム差で首位を走っているオリックスである。
開幕前は“凶報”が相次いだ。2023年に16試合に先発し、9勝3敗、防御率1.61の好成績を残した成長株の舜平大(22)が、昨季から続く腰の違和感でオープン戦中に離脱。昨季50試合に登板し、中継ぎの一角として期待されていた吉田輝星(24)とMAX160キロ右腕の宇田川優希(26)を含めた4投手がトミー・ジョン手術で離脱した。さらに昨季10試合で3勝4敗、防御率2.61の先発右腕、東晃平(25)は昨年の右ヒジ手術の影響で、いまだ一軍復帰ならず。トドメに主砲で司令塔の森友哉(29)も、オープン戦で右脇腹を痛め、22日にようやく二軍で実戦復帰したばかりだ。
これだけ選手が抜けながら、チーム打率はリーグトップの.287、同3位の防御率2.78と投打が噛み合っている。
もちろん、岸田監督の手腕もあるだろうが、ある球団OBは「中嶋前監督の置き土産も大きい」と、こう続ける。