コロナ後に始まるSDGsなライフスタイル本
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「図説 人新世」 ギスリ・パルソン著 長谷川眞理子監修 梅田智世訳
人新世とは、人類の活動が地球に甚大な変化をもたらし、すべての生命に大きな影響を及ぼす可能性があることを地質年代体系に位置づけた造語。 学術用語として考案されたが、現在では人新世の議論を通じ、…
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「SDGsな生活のヒント」 タラ・シャイン著 武井摩利訳
“シロクマが言う通り”レジ袋をやめただけで地球が救われるわけではないが、温暖化対策には各人がすべきことをするボトムアップも必要。 本書は、人類が環境に及ぼす影響を減らすために個人として何ができ…
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「最近、地球が暑くてクマってます。」 水野敬也、長沼直樹著
地球温暖化を解決するために何をすべきかを、温暖化で絶滅の危機に直面しているシロクマ親子が教えてくれる本。 冒頭から温暖化対策として有料化されたレジ袋について苦言。レジ袋がまったく使われなくなって…
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「虚構の森」 田中淳夫著
森林は、気候変動対策の切り札とされ、伐採や火災による森林面積の減少が危惧されてきた。 ところが、著名科学誌に掲載された論文によると、この35年間で地球上の森林は7%、日本の国土の6倍以上にあ…
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「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」 カトリーン・マルサル著 高橋璃子訳
1776年に経済学の父アダム・スミスが提唱して以来、経済を動かしているのは「利益を追求」する人々の利己心だとされてきた。そこには、生涯独身で彼の身の回りの世話をしてきた母親の「家庭内労働」は考慮され…
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「格差の自動化」 ヴァージニア・ユーバンクス著 ウォルシュあゆみ訳 堤未果解説
アメリカでは、世界的金融不況以降、増大した経済不安と並行して、予測アルゴリズム、リスクモデル、自動審査システムなど、高度なデータベース技術の使用がさまざまな場面で急速に拡大していった。 こう…