和田秀樹 笑う門にボケはなし
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夏バテ予防に不可欠 高齢者こそ肉や卵でコレステロール補給を
卵は1日1個まで。肉は控えて魚を──。この連載の読者の皆さんは、食生活の改善としてコレステロールの取り過ぎを注意されて、魚中心の食事を心がけるように指導されたことがあるかもしれません。 長く…
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中高年のダイエットは「機能維持」を目標に! 楽しむくらいの強度で十分
毎日の生活はさほど変わっていないのに、お腹が出てきて……。50歳を越えてくると、中年太りになることが珍しくありません。ビール腹をさすりながら、「年のせいか」と諦めている人もいるでしょう。 な…
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高齢者にもメリット大! 自分はのび太君、AIは「ドラえもん」として活用を
AIとは人工知能のことで、いろいろなところで応用されています。最近、大きな話題を集めているチャットGPTは対話型AIで、ユーザーが入力した質問にヒトのように滑らかな対話形式で返答するシステムです。官…
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38歳で常勤医を辞め“負け組”だった私には50代で大逆転が…現役世代の皆さんにもあります!
仕事をしている現役世代の中には、老後資金2000万円問題や持病などいろいろなことが問題となり、仕事を引退してからの生活に不安を感じている人がいるかもしれません。もちろん、ある程度の資金は必要で、健康…
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男性こそ、美容皮膚科へ! 老化対策におカネを使うなら医学的、科学的な根拠があるものを
患者さんや講演会の参加者などと話をすると、老化を気にする方が非常に多い印象があります。「シワが気になる」「髪の毛が薄くなって」と外見の悩みはもちろん、体力的なことや性的なことも少なくありません。男女…
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年金暮らしでも週1回の外食を 我慢は脳にも体にもよくない
コロナ禍が明けて、旅行や外食などレジャーへの支出が回復しているといいます。このコラムを読んでくださっている皆さんは、いかがでしょうか。結論からいうと、高齢者の皆さんも、積極的におカネを使ってほしいと…
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平均寿命トップの川崎市麻生区の高齢者は習慣に「散歩、漢字、カラオケ」の効果
厚労省が2020年の平均寿命を自治体別に調べたところ、トップは男女とも川崎市麻生区だったことが話題を呼んでいます。女性は89.2歳、男性84.0歳。最下位は男女とも大阪市西成区で、トップとの差は女性…
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70代こそスマホを敬遠しないで積極的に利用して! 前頭葉がより活性化されます
コロナ禍の制限が解除され、街が活気づいています。スポーツや芸術などのイベントも通常開催されていて、全国の文化センターなども賑わいを取り戻しているようです。高齢者の皆さんは、ぜひこのようなイベントや習…
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70代、80代 健診でがんが見つかっても治療しない選択肢もある
春の健康診断シーズンです。すでに受診した、あるいはもうすぐ受診するという人は少なくないでしょう。 40~74歳の人は特定健診といって、生活習慣病予防のためにメタボリックシンドロームに着目した…
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長寿の原動力は「高齢者就業率の高さ」にあり 長野県(男性2位・女性4位)を分析
最長9連休といわれたGWが終わり、月曜日から仕事に戻った人が多いでしょう。久しぶりの大移動を伴う連休で、連休疲れが抜けず、「週末の休みが待ち遠しい」といった声も聞こえますが、こと元気に長生きするには…
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GWはとことん遊べ! 「もうそんな若くない」なんて加齢の自己規制は禁物
このGWに旅行や帰省などを計画している方は少なくないでしょう。大型連休ですから、ぜひふだんできないことを思う存分満喫してください。「もう、そんな若くないし」と思ったあなた、そういう人こそ、脳がヨボヨ…
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70代からは信頼できる医師選びも大切 見分け方は「薬の相談」に対して親身か否か
私が高齢者専門の浴風会病院に勤務していたころ、亡くなられた方の病理解剖報告を毎週、チェックしていました。すると、85歳以上の方で、アルツハイマー型認知症の所見が脳に見られない人はいませんでした。つま…
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70代で意欲を失っているなら…男性ホルモンの補充療法で「意欲」をキープしよう
仕事をしているうちは、いくつかの持病がありながらも、うまく折り合って生活している人がほとんどだと思います。それが引退して年を重ねるうちに、喪中はがきを受け取ったり、元気だった仲間の中にも「がんで手術…
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高齢者が車の運転を継続するための「3つの対策」 免許返納は要介護リスクが8倍に
都心の桜は、葉桜になりつつありますが、散歩やドライブが気持ちいい季節です。コロナ禍のマスク制限も緩和され、外出を楽しみにしている方は少なくないでしょう。今回は、車についてお話しします。 この…
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いつまでも自分の足で歩きたい! 階段や坂道は「上り」より「下り」の練習を
都心は桜が満開です。花見がてら散歩をしている人をよく見かけます。今回は、認知症予防における散歩の効用についてです。 世界保健機関(WHO)は2019年、「認知機能低下および認知症のリスク低減…
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認知症の徘徊を防ぐ言葉がけのコツ「怒らず、叱らず、否定せず」
認知症は、初期から中期を経て、末期にいたります。この間、大体10年くらいです。初期2~3年、中期3~5年、末期3~5年くらいが目安ですが、個人差がとても大きくあくまでも目安にとどめておいてください。…
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認知症もがんも「食事制限」で進行する…過度の粗食より好きなものを食べよう
40代以上になると、特定健診が行われます。いわゆるメタボ健診で、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を早期に見つけ、異常がある人には保健師や管理栄養士などによる保健指導が行われ、生活習慣病を改…
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ストレスが認知症を呼ぶ 脳を守るためにも「70代の熟年離婚」は十分選択肢になる
脳の前頭葉は、思考や判断など人間らしい生活に不可欠な働きをつかさどっています。ボケずに暮らすには、この部分の老化を食い止めることが重要。そのためにどうするか。手っ取り早いのは、人との会話です。 …
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男性ホルモン補充で活動的になる 元気はつらつ、物忘れ改善にも
男性と女性を比べてオシャレに敏感なのは、総じて女性でしょう。その差がより顕著になるのが高齢になってから。35年以上、高齢者を診察してきた経験で、オシャレに気を配る人ほどボケとは無縁だったり、軽い認知…
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実家のリフォームで認知症が進行する 要介護度2→4にダウンするケースも
高齢の親が一人で住んでいると、離れて暮らす子供は心配でしょう。物忘れをはじめ気になる症状があれば、なおさらです。 そんな親が認知症と診断されたら、子供はどうするか。ズバリ、初期は何もしないこ…