明石家さんまと40年
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「明石家さんまの仕事に手抜きなし」を象徴する地方ロケでのエピソード
最後に最近聞いた話から。所ジョージさん司会の「笑ってコラえて!」という番組に「日本列島ダーツの旅」というコーナーがある。これにさんまさんも数度参加しており、所さんが投げて当たった村や町にロケに行って…
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明石家さんまが卒業式で語った「背中に逃げ傷なし」の美学
昨年の3月。8年ぶりにさんまさんと仕事をした。私が所属するdwangoが設立したインターネット通信高校「N中学校」の卒業式である。N高は系列のS高と合わせて2万人の生徒を抱える日本一の生徒数を誇る。…
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宮迫博之を励ます会の開催をFBでウッカリ投稿「おもろいから会の冒頭で挨拶してや!」
日本テレビ在籍中の2014年、私はネット会社のドワンゴに出向した。それからは、月1回ほど楽屋に伺い、コロナ前までは家族でオーストラリアに行っていた。そんな中、あの“事件”が起こった。 201…
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「さんま・SMAP」に端を発したジャニーズお笑い戦略の始まり
ジャニーズサイドから、「さんまさんとSMAPでスペシャル番組をやりたい」とのオファーがあった。SMAPも人気沸騰前夜で、私はさんまさん本人に「こういうオファーが来ておりますがやりますか?」と確認した…
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「今、あんぱんを半分に割ったやろ。半分に割ったら、おいらに半分『はい』言うてくれるとおもうがなぁ~」
全26回の収録の中で最も印象的だったのは豪華ゲストも絡まない「あんぱん事件」であった。ゲストのセッティングが終わるまで、さんまさんと所さんは舞台の袖で待機しながらずっと話をしている。そのために、そこ…
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(25)26回も続いたスペシャル番組「さんま・所のオシャベリの殿堂」が残したもの
この後、「さんま・所のオシャベリの殿堂」と名づけられたこのスペシャルは26回も続いた。MC2人も懇意どころか親友になった。2人はそれぞれ独自の味があるタレントさんであるが、なぜかとてもウマが合った。…
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(24)午前0時直前に明石家さんまが「所はん。ところで、あんた目の下、黒ずんでるで」と…
さんまさんと仕事では「たけし・さんま 世界超偉人伝説」でNHKも扱わないような“偉人を超えた奇人・変人や知られざる偉人”について扱って“パート16”まで続いた。調査・シナリオ作り・撮影と世界中に飛ん…
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“さんま哲学”を象徴する発言「こんな大陸や、どっかでつながっとる」
南半球話の最後にさんまさんの人柄というか哲学を物語るこんなエピソードもあった。 夕食の時間になり、館からゴールドコーストの中心地に向かった。車にナビもなく一度通った道なので“どうにかなる”と…
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(22)さんまの“笑いの磁力”…女装した板東英二が「レディースティーから打たして~」
ある朝、こんなこともあった。ゴルフカートの助手席にさんまさんを乗せ、ゴルフの第1打を打つティーグラウンドに向かっていると、ミニスカートのゴルフウエアを着た大柄の巨乳女性が立っていた。よく見ると板東英…
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(21)「南半球のさんま御殿」後半戦、睡眠不足の中で編み出した“手が込んだ”寝方
翌年も同じメンバーでさんまさんの“南半球の館”に行った。その翌々年の10月末にさんまさんがガースーと私に聞いた。 「今年はどないすんねん?」 私は「また、夫婦でお世話になります」と答え…
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(20)灼熱のオーストラリアでゴルフと雑談の毎日…さんまさんとの怒濤の1週間
確か、最初はこの調子で1週間ほどいたが、朝6時起きでゴルフ場へ行き終了後、別のゴルフ場へ移動して昼食を取る。つまり毎日2ラウンドの灼熱下のゴルフの毎日である。南半球は日中で26度近くあるので我々はヘ…
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(19)プライベートは30年続くオーストラリアの別荘での“強化合宿”
プライベートも一緒に過ごすようになったさんまさんとの日々の一部をここに披歴しよう。あれは「恋のから騒ぎ」が始まって2年ほど後の10月下旬のことであったと思う。麹町のGスタで収録の合間にさんまさんが聞…
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(18)菅君から企画書が来ると思うんやけど、オイラはOKだと言うといて
さんまさんに西麻布で「火曜20時出演OKの了承」が取れた後、主に「恋のから騒ぎ」のスタッフと菅さんと手堅い確かな仕事で知られる小川通仁ディレクターと作家の大岩賞介氏と確か麹町の日テレ・第1別館A室で…
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(17)「踊る!さんま御殿!!」誕生秘話…「恋から」男性タレントスペシャルが導火線に
この時のリベンジとでも言える「恋のから騒ぎ」DNAを受け継いだ姉妹番組「踊る!さんま御殿!!」が1997年に誕生した。2022年10月には「祝!25周年さんま御殿」という特別番組が放映された。一つの…
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(16)「恋から」番組終了の真実…自動車メーカーのスポンサーが降りて儲からない枠に
2011年3月。東日本大震災の直後にこの番組は17年間の役割を終えた。 1994年の「恋から」開始時にはバブル後期で「おじさんと自家用ジェットで九州にゴルフへ行った」とか「おじさんに西麻布の…
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(15)塩村あやか参議院議員は「恋から」OG…14期生としてMVP獲得も
今は参議院議員になった塩村あやかさんは「恋から」14期生としてMVPを獲得した。確か都議会議員になったころだろうと思う。さんまさんの楽屋で“あの塩村あやか”さんが都議会議員になった、という話をしてい…
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(14)風俗嬢が恋からメンバーに!? さんまさんは「で、どやった?楽しんだ?」
「恋のから騒ぎ」の露出度による効果は絶大で、卒業後には小林麻耶・麻央らのキャスター・アナウンサーや気象予報士、AV女優やお笑いタレント、果ては国会議員になる女性まで現れた。女性たちをひな壇に座らせ1列…
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(13)一般人に戻った“恋から”卒業生「さんまさんが夢の中で『ホンで?ホンで?』と聞いてくる」
ある日、明石家さんまが楽屋でスタッフに言った。 「ところでみんな、A君に感謝せなあかんで~。あの『アイラブユー電話』がなければこんな長く続かんかったでぇ~」 それはまさに正鵠を得た優し…
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(12)“恋から”卒業制度誕生のウラに「アイラブユー」を電話で歌う男
1994年に始まった番組は徐々に勢いを増し、その年の秋には裏番組のフジテレビ(関西テレビ)のテリー伊藤演出の超人気番組「ねるとん紅鯨団」を軽々抜いて20%に達しようとしていた。 「恋のから騒ぎ…
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(11)最終オーディションで島田律子さんを絶賛「緊張感とやる気がある証拠」
「アイドル的な人気があったが結婚してから人気が落ちた」などと酷いことを言われていたさんまさんも大竹しのぶさんと離婚し、独身男となっていたその1年半後の頃の話である。 ある大手自動車会社がさんま…