独白 愉快な“病人”たち
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がんの疑いが浮上して…脳外科医のDr.まあやさん卵巣腫瘍を振り返る
病気になって、初めて「患者さんは術後、こんなにつらいのか」と、身をもって理解できました。 事の発端は2015年ごろに起こった当直中の腹痛です。もともと腹痛を起こしやすい子供で、医学部受験で猛…
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「頭の中に“爆弾”が…怖くて咳もできなかった」公認心理師のリズ山崎さん「脳動脈瘤」を語る
未破裂の脳動脈瘤の治療で開頭手術をしたのは11年前、53歳の10月でした。 脳動脈瘤が見つかったのはその半年ほど前。趣味のバレエ教室で、いつものようにレッスンを受けていると急に頭痛がしたので…
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女じゃなくなっちゃうと号泣…フラメンコダンサーの鍜地陽子さん乳がんでの両胸全摘を振り返る
2021年に両胸に乳がんが見つかって、全摘手術を受けました。さらに抗がん剤、放射線、ホルモン療法という標準治療のフルコースで、今もホルモンの薬を飲み続けています。 がんは5年が一区切りとよく…
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指1本動かすのも激痛…タレントの浜口順子さん若年性突発性関節炎を振り返る
3歳から13歳の10年間、子供ながらに闘った病気が「若年性特発性関節炎」という難病です。当時は「若年性慢性関節リウマチ」と呼ばれていました。自己免疫疾患のひとつで原因は不明なうえ有効な治療薬もなく、…
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「常に痛い…ひたすら我慢です」俳優の阿南健治さん語る帯状疱疹後神経痛
「帯状疱疹後神経痛」は、簡単に言えば「帯状疱疹の後遺症」です。帯状疱疹は治っても痛みが残り続け、四六時中消えません。今のところ有効な治療法はないようです。 私が「帯状疱疹」になったのは10年前…
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ドラマの撮影中は紙パンツを…俳優・橋爪淳さん大腸がんとの闘いを語る
家族や仲間から「いい加減に病院へ行け」って言われて、行ったらけっこう大変なことになったっていう話です。 「大腸がん」のステージ3で、切除手術を受けたのは昨年2月です。下血が始まったのは、その1…
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体調不良の原因が不眠にあるとは…土井貴仁さん不眠症との闘いを語る
5~6歳の頃から、兄に比べて寝つきが悪いことや、幼稚園のお泊まり会で眠りづらいことで、「寝るのが苦手なんだな」という自覚はありました。そこから約20年間、不眠症でつらい思いをしたのですが、今はもう普…
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「声が出ない」のは致命的…声優・水島裕さん声帯ポリープ手術を振り返る
「声優になりたい」と相談されることがありますけど、基本「やめた方がいいですよ」と伝えます。なぜかというと、努力が100%認められるわけじゃないからです。僕が思うに、運が60%、健康が30%、努力や才能…
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仕事を失うことは命を失うのも同然…見栄晴さんは下咽頭がんの手術を選ばなかった
「たぶん“がん”だと思うので、病院に行ったら予約を早くしてくれるように初めにお願いしてください」 今年の1月、診てもらった耳鼻科を出てすぐ、追いかけてきた看護師さんにそう言われ、さすがに動揺し…
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見える世界がすべてV字に…俳優の渡辺隆二郎さん脳梗塞を語る
「脳梗塞」は昨年初冬、主演映画の話が決まった時のことでした。 朝起きたらなんだか視界がはっきりしなくて、目をこすりながら立ち上がったら世界が“V字”になっていたんです! 平らであるはず…
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ストレスが原因と思っていたら……女優の春風ひとみさん片側顔面痙攣との闘い
まぶたの下から頬にかけての痙攣が始まったのは5年ほど前でした。そんな時はゆっくり休んで疲れを取れば止まっていましたが、だんだん頻繁になって、眠っていても止まらなくなったんです。 心配になって…
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無理をして帰らなくてよかった…俳優の小堀正博さんギラン・バレー症候群との苦闘
今年の3月10日、救急で運ばれた病院で点滴を打ってもらったあと、「このまま帰ってもいいですし、泊まってもいいです。どうしますか?」と言われたんです。多少、動ける状態ではあったのですが、僕自身が不安だ…
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ひょっとしたら死ぬかも…元テレ朝アナの佐々木正洋さん髄膜炎を振り返る
2012年にフリーになってからというもの、次から次に病気をしました。特に印象深いのは、13年の「髄膜炎」です。「このまま死ぬんじゃないか」と思いました。 当時、サラリーマンからフリーになって…
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拒食症で体重23キロに…料理研究家Mizukiさん「死ぬんだと思いました」
23歳のとき、身長162センチで体重23キロになりました。それでも私は「拒食症じゃない」と言い続けていました。今は本来の食生活に戻りましたけれど、「やると決めたらどんなことをしてでもやる」という本質…
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肝膿瘍の疑いで即入院…元たまの石川浩司さん「危なかったんだなぁ」
2023年9月30日から2週間入院したんですけど、「病名は何ですか?」と聞いたら「肝膿瘍の疑い」と言われました。でも「疑い」なだけで、いまだにちゃんと病名はわからないのです(笑)。ちなみに肝膿瘍は、…
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声優の宮村優子さんは「バセドー病」と「橋本病」の両方を経験…壮絶闘病を語る
「バセドー病」と「橋本病」は、どちらも新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンのバランスが崩れる甲状腺疾患です。甲状腺ホルモンが過剰になるのがバセドー病で、減少してしまうのが橋本病。私はその両方を数年の間に経…
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タレント小川恵理子さん乳がん闘病を語る「その場で涙が出ました…」
「乳がん」がわかったきっかけは、事務所の先輩の内海英華師匠から言っていただいたこんな言葉でした。 「私も更年期の経験したけど、レディースクリニックでホルモン補充療法をしたら一発で良うなったから、…
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プロスキージャンパー竹内択さん難病との闘い 葛西紀明さんの言葉がなかったら…
チャーグ・ストラウス症候群は「好酸球性多発血管炎性肉芽腫症」ともいって、本来、体を守ってくれる白血球の一種である好酸球が全身の血管を攻撃する病気です。どこがどのくらい攻撃されるかは人によっていろいろ…
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ものまね芸人の山本高広さん“結石”で命を落としかけた体験を語る
「今日手術しないと死にます」 そう言われてビックリしました。「敗血症」という危険な状態になる一歩手前だったみたいです。尿管結石を簡単に考えていました。 一番初めの兆候は、今年の8月9日…
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リアルアキバボーイズのけいたんさん 肺炎で「シワだらけで息が吸えない肺に…」退院後も危機感を
だんだん呼吸ができなくなって、「これはヤバイ」と思いました。でも、自宅に救急車を呼ぶって恥ずかしいじゃないですか。昼間だったし、マンションの前に救急車なんて、絶対、人に見られちゃう。でも、そう言って…